世界に「欠け」が生まれたころ。

屏風山の青蛇は、
荒れる海の前に身を伏せていた。

水はどこまでも冷たく、
深く、
底はまるで見えなかった。

蛇は、
この悲劇の連鎖を止めるため ...
朝が近づく頃、一羽のかもめが
低く海面を渡っていった。

そのくちばしには、
海の底の人魚が託した、
一枚の蒼い鱗が挟まれていた。

長い夜のあいだ、
人魚は海の上を走る兎たちの足音を ...
{引用=


みぞれと呼ぶには、儚い白い粒子
海峡を冬景色にかえる


流木の積もった雪をはらう
 
歩き始めた息子の手は、
疑いを知らぬ 温もりで
もう一人の赤子は、腕のなかで ...
 
 
 腰を痛めていたカナは先日、自暴自棄になって、大根一本とキャベツ一玉を含んだ買い物袋を肩にさげて、近くスーパーマーケットから帰ってきた。やはり悪かったのか、今度は脚を痛めた。腰と同じ右側で ...
そしてまた、人類は
あいも変わらず
愚かだ、な

イラン
アメリカ
ロシア
ウクライナ
弾道ミサイル
核開発

いつまでも
どこまでも
愚かな表情で
いきってるな
...
 陽のあたる
 名前も知らない神社のわき道
 側溝を覆い隠す熊笹の
 枯れて葉の縁が白くなる隈取りに
 春へうつろう植物の
 地力を感じてたのしくなる

 ぽつねんと浮かび
 ふいに消 ...
天才にもなれず

凡人にもなれない

頭でっかちの私

宙ぶらりんこ

情熱だけは今だに熱く

言葉だけは不平不満

こんな私に誰がしたの?

収まるところへ収まれば
...
煌めきの
大海原にサメはいて
人魚の視線に照れたりしている



だれからも
飛び立つストーンになりたくて
蒼空みあげて身を切る孤りさ



逃げること
決める怯懦な ...
多分、明日の――二〇二六年二月八日の――選挙戦に、国粋主義は勝利して終うだろう。
その帰結は世界的潮流であり、われわれの宿命である。

であるが故、諸氏ならば諸氏、諸君であるならば諸君であっても ...
 くれないダンス


雨の日の悲しみの匂いが
僕となんの関係もないのかもしれなくて
だから僕は悲しみと捉えるのだが

あれ フランス料理
僕がつぶやいてる話さ
高層マンションに女医と ...
咲子(四)


 卜部(ぼく)
▽「卜」と、「卜」をもとにしてできていて、「うらない」に関係する文字「占」「卦」をここに入れた。

 二二四頁をひらくと【卜】の親字がある。音読みは、ボク。 ...
ギブミーチョコレート
関係性の完成形
それが世の中だというけれど
僕は受け止められなくて
待ってと告げた
もらう代わりに
君が
僕を
独り占めにするのは
更には尻に敷くのは

...
  二月の初め
             
 ユウスケは統合失調症である。耳は、いいや、眼さえ信用ならないとユウスケ自身は考えていた。思考さえ信用に値しない。というか、症状が酷いときは考える事もで ...
 満月の最中


とこしえに
春の飛沫は風模様
集まりも仕方がないから
叫ぶ喜びにどうも似ていた

陽炎が傘をまつりあげ
混沌を半年ともなく杯をあげる

誰のものでもない 自分の ...
いい恋をしてる若さはきらめいて
視えないものが見えていく老い





飛び立つもスタートハンデあり過ぎて
番ばかりの空が苦しい





アナタがさ
逃げていたのはほか ...
幸せになんて、
なれるわけないだろう?

幸せっていうのは
ただ、
そこにあるもんだよ。

幸せに、なりたいッ!

だなんて想っているところに
幸せなんて
やって来てくれ ...
あるディスカウント店では
三ヶ月を興味期限としており
売れ残っている商品は
お客が興味を示さなくなったとして
値下げを検討するそうだ

人間社会でも
三ヶ月を興味期限としている節がある
...
あなたの話を聞きに来た


十円ハゲを年中消せないまま
走り続けた、あなたの話を


人だかり

拍手があなたを招く

わたしは 後ずさる


マイクをとり口をひらく ...
恋をしたんだ いや、恋に落ちたんだ
それも違う 恋に襲われたんだ 

優しい天使に 襲われたんだ
そんな言い訳なら 少しは伝わるでしょうか

あの時、私が抱いた恋は
トゲの無い薔薇でした ...
混沌と秩序の
入れ替わり立ち替わり
際立ち 波打つ鼓動、
絶えず脳髄に太っとい響

もう 自らの意識の深い泉へと
耳を傾け 、ひたすらに

混沌の際から 死を覗き見て

意識の視界 ...
○「ああ!お母さん!」

久しぶりに出会えた うれしさに
思わず 顔がほころびます
お母さん!
大分痩せたみたいね
またおうちで一緒に
ご飯を食べましょうね
お母さん!
家でポチも待 ...
この物語詩は小泉八雲の『怪談』に収録された「雪女」
をなぞっていることは先刻ご承知でしょう。例の、
約束を破ると悲劇が訪れる「異類婚姻譚」の一種です。
ただ、この物語詩に特徴的なのは子どもが親を ...
初めて手を繋いだとき
緊張して
汗ばんでいたのは
僕だけじゃなかったんだね

思い返すと
二人とも
恥ずかしいくらい
純粋だった

並んで歩いていても
いつも僕が
車道側に立っ ...
空からこぼれ落ちた兎たちは、
そのまま深い海へと沈むはずだった。
だが、
彼らが底へ届く前に、
波がその体を激しく弾き、
兎たちは夜の海面を走り始めた。

月へ帰ろうと必死に跳ねる兎。
...
運玉義留

 こども達のまぶいが
 偉い人達に抜かれてしまうんだ
 盗り返してくれないか、ギルー
 彼等の明日
 明日そのものが報酬になる


     「脂喰坊主と九人の友達」より
 日射しが強まり、ポタポタと雪が溶けて
ゆき、ようやく春がやってきた。
窓に打ち付けられた板を父が外したら、
部屋も目隠しを外したように、暖かい光が
入った。
土は肥料の臭いを纏い、
沢の ...
言葉は不思議だ!

音で出しては消えて、

意味を残す

点、線で面を生み

カタチで伝え残す

それがどうして

悲しいとか

喜んだりと

こころを映し出す
...
草の生えたところに生えた木

まさに望遠鏡であった

花図鑑を聴きながら

また、あの子の木漏れ日があたる公園にて

過去はない もうない あったところで なんもない

ロマンだっ ...
息子への詩
私から巣立った息子へ
母のこの思いを受け取れる日があるならば
君にたった一つ渡したい
そのたった一つをいつか君が
私の事を思い出して懐かしむ時に
心が温まるような
...
納得してないんだ
いつまでも

静止画が見つめてくる

殴られる恐怖がね
ないような話

記憶も体感もなんだか的外れだ

あってるかも分からんのに
喧嘩売って どうしようもない
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
『琥珀の襟巻と銀の兎』 第四章:龍にならなかった蛇板谷みきょう散文(批評...1*26/2/7 20:03
『琥珀の襟巻と銀の兎』 第三章:かもめが運んだ蒼い鱗散文(批評...1*26/2/7 20:00
雪国月乃 猫自由詩16*26/2/7 19:11
一日半田中教平散文(批評...026/2/7 18:50
愚かな秋葉竹自由詩426/2/7 17:34
こみち行くリリー自由詩20*26/2/7 17:10
中途半端な私の嘆きをきいてください。多賀良ヒカル自由詩126/2/7 17:04
蒼空のした秋葉竹短歌126/2/7 16:41
一九四五年一月三十日ベルリン地下壕に於ける最終演説 に肖って ...鷹枕可自由詩326/2/7 16:41
窓の中から 2弥生ド陽&#...自由詩126/2/7 15:37
咲子③たま散文(批評...226/2/7 14:48
待って自由詩1026/2/7 14:02
二月の初め田中教平散文(批評...0+*26/2/7 13:02
オレンジジュース 9弥生ド陽&#...自由詩226/2/7 12:55
そっと佐和短歌2*26/2/7 12:38
詩を書かない、詩人秋葉竹自由詩126/2/7 11:00
興味期限イオン自由詩226/2/7 10:51
街 宣yaka2自由詩4*26/2/7 10:25
紅恋自画自計自由詩226/2/7 9:43
意識の所作ひだかたけし自由詩526/2/7 8:28
独り言2.7zenyam...自由詩2*26/2/7 8:21
 凄いぞ!TOP10「雪子」月乃 猫室町 礼散文(批評...026/2/7 6:35
不変なんてない 曲ありバージョン花形新次自由詩126/2/6 22:29
『琥珀の襟巻と銀の兎』 第二章:波間に弾ける足音板谷みきょう散文(批評...2*26/2/6 20:47
運玉義留AB(なかほ...自由詩126/2/6 19:06
奔別Ⅱ伊藤透雪自由詩5*26/2/6 18:53
事と場と言葉多賀良ヒカル自由詩126/2/6 16:58
つれづれ草弥生ド陽&#...自由詩226/2/6 16:06
息子への詩 桜 歩美自由詩3*26/2/6 15:46
静止画が見つめてくる弥生ド陽&#...自由詩226/2/6 15:22

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