売り場に置かれた固いビニルのソファで
じんじんと騒がしい頭を抱えながら座り
来るのがわかる
身体の内部が裂けて
外へ走りだす時たてる あの匂い
静かに伝わる音を喉で感じる
周囲の通行人 ...
わーい春のさかさま
黄色い花を摘む
卵を買いに行って
転んで帰ってくる
いつかまたここに来ようねって
言ったそばから消えて行った
ちいさく、ずるい人たち
どんな歌も届かないよ ...
ありがとうね
と言われ
喜びを得た
こちらこそ
ありがとうさま
○「名言失言」
*「若い内はいろいろあるけれど
結局健康で長生きした者が勝ちだ」
*「長生きはなんのため?
と自問自答しながら年を取っていく」
*「田舎の自治会の会計も
今では ...
人生をする前に
ぼんやりと生きてしまった
そのぼんやりが
いつしか人生になってしまった
いつだって間違ってきたし
正解などわからないまま
年老いて来てしまったが
正解ばかりを選べる人生な ...
夢から覚めた 夢を見てた
貴方の夢だよ
寂しくて
腫れた心の 窓を開いて
冷たい朝 吸い込んだ
「その言葉、あまりいい意味じゃないわよ」
といつも言うのだが
余程そのスラングが気に入ったらしく
父は自らを「自宅警備員」と名乗り始めた
緑内障に日差しはもっとも警戒すべきもの
幾度かの ...
毎月一回のペースで現代詩フォーラムの管理人が定期配信を行なっています。
感想やリクエスト、配信のアイデアなどお寄せいただけると嬉しいです。
https://www.youtube.com/@kou ...
言葉が届かない
グラスを傾け
紫煙に漂いながら
伝わらない伝言を待つ
その裏側は解っている
あなたは遠い場所へ行ったまま
帰ることはなかった
あなたを探しに私は遠い端まで行ったけれど
そこには誰も何もなかった
あなたは遠い果てにいて
私はまだそこへは行けない
もう二度とあえない ...
グキッ
ボキッ
とかとか鳴らして
首の骨を
鳴らして見せる
ジュン
凝り症だから
とかとか言って
しょっちゅう
ボキボキ
やってた
いつだったか
おもっっきり
...
忘却された物にこそ
花の咲き誇り在り
見えないもの 、
見えるものを
覆い包み込む。
この町のどこか
古いアパートの
薄暗い部屋の片隅にひとり
力なくうずくまっている
私を見つけたら
無駄な足掻きでもよくやったなと
労ってあげてください
あるいは
都会の真ん中で、大 ...
夕暮れ時に心のやわらぎ
広大な大地ぽつんと独り
取り残され失うもの
もはや何ひとつ無く
ひたすら自由に 、
美と叡智と力を
思惟と感情と意志を
霊性渦巻く生活へ生かし
太古の ...
闇尾超の死を知ってから数週間過ぎたある日のこと、闇尾超の二歳年下の弟から私宛に数冊の大学{ルビNote=ノート}が郵便で送られてきた。その大学Noteは闇尾超が生前、某精神病院に入院中に書き綴ったも ...
雪解け水の
光る
川
音
私を流れていく
しっ黒の
空に
遠雷
いのちの
ふるえ
昔言えなかったことが
今は言えるよ
あの頃のぼくは
たくさん求め過ぎて
きみの優しさがわからなかった
世間の噂では
きみは独りで鍵盤を弾いているらしい
あの日は雷雨が激しくて ...
友人の実家は商店街にある賑やかさとの共存強いられ
地元ではシャッター通り商店街そう呼ぶ人もいて虚しくて
デパート街寂れて見える八丁堀大型スーパー値段も安い
新しいコンビニが出来七カ月 ...
終章 「冬日和」
「豪州産切落とし牛でいいんよ! これと、鶏のモモ肉にしよ」
「お肉、八百円いってないわっ」
「タレはさ、こっちの使い切りサイズで料亭の味っていうフレーズの ...
○「頂点に立つ選手」
登り詰めるには
時間がかかるが
落ちるのは
あっという間だ
一歩のミスで落下する
○「人間とは」
「信用されてない」
「評価されてない」
と思うようになった ...
狂った時計を森の奥深く
猫の眼時計店に持って行った
ギィーと扉を開けた
こんにちは… 時計を直して欲しいのですが
店主は黙って文字盤を確かめた
これは狂ってはいないよ
ほら 見 ...
使われないアパートの1階には四畳半を占める仏壇と、
、後は母屋から引っ越してきた古い荷物が置いてある部屋が二つ
普段やり過ごしているベランダのある畳の部屋、
、久しぶりに掃除しようと窓を開け ...
遠くまで来たねと言うが それは嘘
散々愛して 行止まりだよ
秘罪は内側から羽虫のように自我を食らい尽くすだろう、薄暗がりの路地の中で死後の自分の眼差しを見た週末、雨はかろうじて降らないでいるだけの午後だった、冬の名残でもなく、春の目覚めとも思えない温い気温 ...
そら、を
蓋だと
云ったひとがいた。
わたしには
それがみえない、
冬の名残りがある雨の
冷たい曇天。
そのあとで
やって来るのは闇の夜
肌刺す風がヒュウ!と ...
小さく
小さく
そっと
道端に咲いた片喰に
笑う
横顔
鉢植えの薔薇より
幸運を招く樹より
桜並木よりも
天上に開く見えない涙の華よりも
食べられる野菊
野心と血で汚れた ...
祖母の吾とほく見守る子の巣立ち
満腹やひねもす籠る花の雨
情報源多彩なりけり{ルビ事始=ことはじめ}
子供たち、走り出て来る
無数無数、黄色い帽子揺れ
アスファルトで駆けっこだ
次から次にわくわくと
ダンダンダンダン
今に皆太陽へと昇るんだね
ああ命のときめき時の煌めき
巨きな花も ...
とても脆いのね
生きていたから
未だ繋属する
常闇に浸せ
やがて青い捕食の
メタファ―を拾う陳述
今は後悔している
生死を問わず
汀を遊泳ぐ
おまえの恐怖は怪物たり得たか
シャルル ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
リノリウム版画
soft_m...
自由詩
6*
24/3/26 12:58
さかさま
はるな
自由詩
4
24/3/26 12:03
※五行歌 「 こちらこそ 」
こしごえ
自由詩
3*
24/3/26 8:30
独り言3.26
ホカチャン
自由詩
4*
24/3/26 7:40
人生をする
岡部淳太郎
自由詩
6
24/3/26 3:41
無くなるものにのせた夢
短角牛
自由詩
3*
24/3/25 22:48
自宅警備員
松岡宮
自由詩
5*
24/3/25 22:37
Youtube配信スレ
会議室
24/3/25 22:36
五行歌 無音の夜
レタス
自由詩
4*
24/3/25 21:46
果てと端
リィ
自由詩
1*
24/3/25 19:47
回す!
田中宏輔
自由詩
8*
24/3/25 19:44
五行歌、INVISIBLE
ひだかたけし
自由詩
6*
24/3/25 18:55
伝言
ヒロセマコト
自由詩
10*
24/3/25 17:59
詩想、この夕暮れ時に
ひだかたけし
自由詩
5*
24/3/25 17:28
『夢幻空花』 二、 闇尾超からの贈り物
積 緋露雪0...
散文(批評...
0
24/3/25 17:15
※五行歌 「 私を流れていく 」
こしごえ
自由詩
4*
24/3/25 15:31
※五行歌 「 いのちの ふるえ 」
〃
自由詩
4*
24/3/25 14:50
いまきみは
レタス
自由詩
5*
24/3/25 14:06
商店街
夏川ゆう
短歌
3
24/3/25 10:01
鏡像 【改訂】
リリー
散文(批評...
6*
24/3/25 9:46
独り言3.25
ホカチャン
自由詩
3*
24/3/25 6:55
白日夢
レタス
自由詩
6*
24/3/24 23:02
物干し竿バウムクーヘン
アラガイs
自由詩
7*
24/3/24 21:44
行止まり
はるな
短歌
3
24/3/24 21:43
音のない雨
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
24/3/24 21:40
聖者より明るい微笑み。
秋葉竹
自由詩
2
24/3/24 19:00
片喰
303.co...
自由詩
3
24/3/24 18:13
愛する者へ
けいこ
俳句
2*
24/3/24 17:18
DRUMS BETWEEN THE BELLS
ひだかたけし
自由詩
5*
24/3/24 16:59
水槽と鮫
医ヰ嶋蠱毒
自由詩
1
24/3/24 14:02
1
2
3
4
5
6
7
8
9
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29
30
31
32
33
加筆訂正:
あめんぼ
/
本田憲嵩
[24/3/24 21:13]
12行目修正。
小さなさかなの物語
/
そらの珊瑚
[24/3/24 16:28]
少し加筆しました
0.07sec.