おわりに……人は何をもって詩を書くのか?


 この文章において二度、「批評は批評論である」と書いたように、批評とは一個の創作たらざるを得ないものです。批評とは、作者が同意するにせよ、し ....
中原中也について
まず二冊の詩集タイトル、「山羊の歌」も「在りし日の歌」もどちらも
「歌」であると銘打っています。


「〇〇の歌」「〇〇歌」と題された作品が結構あります。
主に「山羊の歌 ....
第七章……そもそも詩とは?


 再び、秋の夜です。「〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖(改訂8)」」という詩を批評し終えて、わたしは少なからずほっとしています。この批評はリアルタイムに書き ....
第六章……詩との対決


 さて、ここまで書き進めてきて、読者諸氏はこの小論に何を見出したでしょうか? ひだかたけし氏の作品の卓越性でしょうか、あるいは詩というものの歴史的な側面でしょう ....
別項の論のコメントやりとりで、実際、詩と、読書体験ってどうなのだろう?
煮え切らない結論になってしまったので、ここであらたに再定義を行いたいと
思います。
ここでは大胆にあの正岡子規と夏目漱石を ....
私事ですが、実験として他の詩のサイト、ビーレビューに拙作「ディストピアにあっても」を投稿したところ
現在、420ビュー、五名の投票があり、三月期の賞に選出された模様です。
嬉しいかぎりと言いたいの ....
現代詩フォーラムや、ビーレビュー、昔は文学極道でネット詩を拝読していますが
いちばん参考になったのは現代詩フォーラムかもしれません。


まず話は逸れて
あの松尾芭蕉は、その発句(今の俳句) ....
自分の力で立ってみる 2、のコメント欄にて
本というメディアで遊ぶ、というユニークな発言がありました。


引用詩の例もあります。引用詩は、言語で遊ぶことの究極かも知れませんが
ここでは本と ....
 長く続いた地の時代が終わり、風の時代が訪れようとしています。弥勒の時代の始まりでもあります。弥勒の時代が始まる条件は一つだけ、正しい貨幣観を持つことです。
 銀行から借金した時と、国が国債を発 ....
又、詩論めいたものを。


前述して言語とは何か。
そして、詩とは遊びであると私は断定的に定義しました。
断定的であることは、今や、勇気の要ることです。
それは、己に責任を課す、と同時 ....
言語とは何か。
ウィリアム・S・バロウズは「言語とはウィルスのようなものだ」と発言しています。
言語とは、そもそも話者の内部に備わっているものではない。
そうですよね、私たちが言語を獲得するのは ....
三月十二日 火曜
天氣 晴
起床 六時二〇分
就床 十時二〇分

今日は全部の學科が東西合併でした
圖画は色の彩色を習ひました
國語は自習でした
裁縫は感想(一年間の成績につい ....
第五章 詩心の行方


 ここまでお読みくださった読者諸氏(とくに、その原典を当たってくださった方々)には、ひだかたけしという詩人の作品を読み解くことのスリル、そしてその詩心について、い ....
第四章 詩の価値とは?


 批評というものは、長ければ長いほど良いというわけではありません。わたしが、長めの批評を書くのは、ある対象について書くのに、一言では言い表せないものがあるから ....
第三章 交感ということ


 さて、それぞれの章に副題を付けながら、わたしはその本論から離れた論評だけを書いてきたように思います。言い訳を許してもらえるのであれば、それは氏の作品群があま ....
第二章 詩人の世俗性


 さて、このような副題をつけてしまいましたが、やはりわたしは迷うのです。というのは、このひだかたけしという詩人の作品には、ほとんど世俗性が見当たらないからです。 ....
第一章 主観と映像


  宏大な界が突然開ける

  視界右上奥に
  空の濃く暗らんだ青が微かな裏光りを帯び沈黙して在る

 これは、氏の最初期の詩である「VISION.0 ....
はじめに……時間について


 秋の夜長です。こんな夜には美味しいアップルティーでもほしい……と思うのは、贅沢なのでしょうね。というのは、わたしは今、一人の詩人の批評という仕事を任されて ....
三月四日 月曜
天氣 曇
起床 六時二五分
就床 十一時五〇分

朝空がくもつてゐたので水筒も靴も用意しないで學校へ行つた
そしたら行はれることになつた
小瀬の鮎の瀬橋を渡り南武 ....
 つぶれそうだった。押しつぶされそうだった。というより、とっくに潰れていた。ストレスに、悪意に、とらえどころのない未来の漠然とした不安に、狭い教室の中に押し込められて同じ空気を吸ったり吐いたりし続けて .... 自己承認欲求の改善方法

最近、自己承認欲求が満たされたとか、満たされないとかの話題やら、それを一つの判断基準にする風潮が流行の様です。

それともそういう視点というのは昔からあったけれど ....
やっぱり、ひとごとじゃないですから、
ひとこと、言っておこうとおもいます。

現フォさんに。投稿つづけているのも、
2011・3・11のことがあった、
あの恐ろしさは、詩だけでは到底書け ....
 雪が少なく楽な冬だった。まだ雪が少し降るという予報もあるが、除雪機や除雪器具を使って作業を行うほどの量は降らないと思われる。そう思うと張り合いがない。
 雪が怒涛のように降りしきる最中では、雪の心 ....
我思う故に我あり に続いて疑問としてきたのが

西洋人の持つという「 原罪 」という意識である。

日本人の場合は、自らが生きていることに罪の意識など無い。

ただ、ある人の境遇を ....
二月二十六日 月曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 十一時二〇分

朝礼は教室で島先生より
一・試驗には不正なことをしないこと
一限は理科で教室でした
二限の体操は英語でした ....
哲学の授業の始まりに、デカルトの

「 我思う故に我あり 」を

まことしやかに教わったが

まあそうなんでしょうが、どっかこうしっくりこない

以来四十余年を経て、その感じは ....
そうなってしまって初めてわかるということがままあるのだが、春が来ることもそうだ。それは毎年決まって来るのにね。そしてそのたびちょっと絶望する。

今年のお誕生日には、姉といもうとが花を贈っ ....
新幹線の旅はあまりのスピード故に車窓の風景を楽しむ余裕がない。

しかし、所々に印象的な風景を魅せるところもあり、気付いたところを折りに触れ紹介したいと思っている。


二月二十七日
 ....
ひだかたけしさんの「夜想」シリーズより最新作をひいてみる。

 
>夜想24〇意識という舞台


>肉

>病んだ肉体、

>夜の訪れと共
>冷え硬直し始め

>にもかかわら ....
二月二十日 火曜
天氣 雨
起床 六時二〇分
就床 十時二七分

朝礼の時奥田先生より整頓清潔についてお話がありました
音樂の代りに体操がありました
東西合併でした
六限は手藝 ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
読むことのスリル──ひだかたけし小論(9)おぼろん023/3/24 6:53
中原中也は作詞家の夢をみたか?田中恭平 n...5*23/3/23 15:43
読むことのスリル──ひだかたけし小論(8)おぼろん2*23/3/23 13:44
読むことのスリル──ひだかたけし小論(7)1*23/3/23 13:44
修辞と思想田中恭平 n...4*23/3/23 11:37
詩サイトの終末論3*23/3/22 21:44
自由詩の自由、その軽さ223/3/22 14:40
自分の力で立ってみる 32*23/3/22 7:09
「母への手紙」ジム・プリマ...023/3/22 3:38
自分の力で立ってみる 2田中恭平 n...2*23/3/21 18:26
自分の力で立ってみる323/3/21 8:59
女學生日記 五十九TAT123/3/20 4:36
読むことのスリル──ひだかたけし小論(6)おぼろん1*23/3/17 5:56
読むことのスリル──ひだかたけし小論(5)1*23/3/17 5:55
読むことのスリル──ひだかたけし小論(4)1*23/3/17 5:55
読むことのスリル──ひだかたけし小論(3)2*23/3/16 4:38
読むことのスリル──ひだかたけし小論(2)2*23/3/16 4:37
読むことのスリル──ひだかたけし小論(1)2*23/3/16 4:36
女學生日記 五十八TAT023/3/12 10:05
自分語り木屋 亞万323/3/12 2:09
考えてみました - ③ 自己承認欲求八重もぐら2+*23/3/11 19:15
あの日からナンモナイデ...3*23/3/11 14:32
日々山人2*23/3/9 6:13
考えてみました - ②八重もぐら5*23/3/6 13:04
女學生日記 五十七TAT023/3/6 8:03
考えてみました - ①八重もぐら3*23/3/5 20:56
メモはるな323/3/2 15:01
車窓の風景八重もぐら1*23/2/28 20:56
ひだかたけしさんの最近の仕事について田中恭平 n...1+23/2/26 8:47
女學生日記 五十六TAT023/2/25 20:53

Home 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 

【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
0.07sec.