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この世のことなんて

分かってないことばかりだという

地平の月がおおきく見える理由とか

麻酔がなぜ効くのだとか

飛行機がなぜ飛ぶのだとか

俺たちがなぜ生きているのだとか
 ....
ひかり

ワイシャツが透き通る

暑い夏

湿気が熱を孕んでいる

だから

日向も日影も暑いのだ


でも未来がくれば

ひかりに熱がなくなって

湿気もなくなって ....
匂いに不快を感じるのは

ひょっとして人間だけじゃないか

匂いはこうあるべきだと

人間だけが感じているのではないか


不快な匂いは生物学的に

化学的に

腐敗に支配さ ....
めまいがする

にじんでいる

なみだがとまらない

さけびたいのに

おれのせいなのに


こころなんて蟻さ

きよらで柔らかな生き物に

知らぬまに踏み潰されている
 ....
声ってなんだろ

なぜ声がほしくなるんだろ

落ち着くつもりが

言葉がとまらなくなる


金のことばかり考えている

さっきまでのことに

執着してしまっている

お昼 ....
肉体からでしか

たとえそれがおんなじことであっても

それぞれの肉体からでしか

ものごとは考えることが出来ないのだ


肉体とは

肉体そのもののことだ

環境のことだ
 ....
どの道進もうが問題は山積みだ

失うことの大きさは分かりきってるはずなのに

待っててくれじゃ足りなかった


外灯に照らされた新緑に

一羽のハトがとまっていた

夜通しひとり ....
「ぼくはなんで泣いてるんだろう」

蛙のルルは、そう鳴きました。
夜空に星が見えました。
星からの光線がとてもまぶしくて、ルルは目をしばたたかせました。
「ぼくはなんで目をしばたたかせてるん ....
緑の匂いがします

鼻と胸が気持ちいいです

外灯が目にしみます

夜風が腕にやさしいです


くっきりあなたを想うのです

いつもあなたがそばにいます


緑の匂いがしま ....
ぼくはまだそれを途中だと思い

あなたはそれを

途中ではなく逡巡と受け取っていた

自然にまかせることができなかった


ぼくは不要だった

死を想ったら

もうなじんでい ....
計算して

失わないようにする

計算?

自由にならないことは

そう、計算!


損は失うこと

失うって何?

得は失わないこと

失わないって何?


 ....
駅まえのケーキ屋さん

クリームのたくさん入ったスポンジに

黄土いろのそばみたいなのがのっている

セロファンをなめてフォークで食べる

つらい

さびしい

小学生だったこ ....
成熟めざすやわらかな自由

繰り返すいのちの加速度

緑の効用を想うとき

かならず思い出すのは雅子さまのことだ

東宮御所のあの緑のなかで

それでも御病気がよくならない雅子さま ....
いちにち

なあんにも考えないで

寝ていた

なんか

考えそうになったら

眠った

寝ていた

死んだふりしていたら

幾らでも


考えなければ動かなけれ ....
あなたが誰かとはやあるき

誰かのことばに足をとめ

ちがう顔して笑ってる

むかしの職場にいまいます

ほされた先輩威張ってます

意地悪上司の気弱な顔

誰かのことばに微笑 ....
きょうもいちにちよく恨まれた

恨まれてることがいっぱい分かった

精一杯してきたことは

むこうにはあたりまえだった

むこうにとってこっちは

足りないか過剰だったのだろう
 ....
中学生のころ

幸福という映画を観にいった

当時映画といえば二本立てで

アモーレの鐘というのが同時上映だった

あのころぼくはさびしかった

じぶんを置いてきぼりにして

 ....
こうも囚われにんげんは

ひとの道よりたいせつな

経道なんかを踏みはずす

ごめんよ尊きかたがたよ

なめるなおいらの人生よ


取るに足らないことなどに


こうも囚わ ....
密談の海を冷酷にすすんでいた

感情の海に難破船がゆれていた

黒雲がわれ光の束がさしている

嵐のあとの静けさは自由だった


終わりが始まる

裏切りと

切実が連環する ....
さくらなんて嫌いだ

あんな群れてるやつら嫌いだ

たとえ一人になったって

さくらみたいなことはしない


一人のさみしさを

狼みたいに乗り越えてやる

つぎはぎだらけの ....
ポケットのなかで

45分しゃべりつづけた

書類のしたで

45分しゃべりつづけた


せまい湯舟に

ぼくとあなたと

あなたの児と

さんにんでつかって

慌た ....
煙草やめれてよかったね

痛みにはセロリだよ

予防にはストレッチ

きみはアスリートだったから

桜餅みたいな匂いの町を

強く清々しく

爽やかな別れの日にゆくだろう

 ....
雨ニモ灼熱ニモ

寒イ風ニモ地震ニモ揺ラガナイ

ヒトニハ依存セズ

アア、ボクモソウナリタカッタンダア、

ヒトヘノ嫉妬ハソウ受ケ入レ

裏切リニハ同情デ対処シ

 ....
去年ドイツで桜の秘密を知ってしまった

あれからはじめての春

さくらには興味などなくなってしまった

もう脳をだませなくなってしまったのだ

あれからはじめての春

桜、あれはた ....
それは冷たいことではない

何がやってこようが揺るがない

それは温かいことでもない

ぼくは遠いこころになるだろう

互いに幸福を見せつけよう


自分の人生だ

愛だ
 ....
鼻かみすぎて

鼻血ながして

なみだの味は

黄砂くさくて

みなみの風は

極ぶとすぎて

同情ほしさに

写メを送って


抱きしめたい

長生きしてな
 ....
あなたがこの世に

肉をまとって現れてくれたから

ぼくはあなたに出会い

そのいのちに懐かしさに包まれていたんだ

ぼくよ、それを、忘れるな!


肉をまとったあなたが

 ....
この1年

よくひとに裏切られた

ひとり、ふたり、

さんにん、よにん、

ごにん、ろくにん、

みんなつらかったんだろう

みんながまんしてたんだろう


ぼくは走り ....
誰もわるくない

誰もわるくないわりに

誰もが傷つき倒れている

いいわるいではなくて

楽しいか楽しくないか

この感性で判断すれば

誰も傷つき倒れるようなことはなかった ....
こころを見つめていた

だからなにをやっても

伝わっていなかったんだ

傍観者ではだめだったのだ

こころをこの肉体に

いちどはぜんぶ通してみなきゃ

傍観者ではだめだった ....
HALさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(125)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
懐かしい場所- 吉岡ペペ ...自由詩414-9-6
暑い夏- 吉岡ペペ ...自由詩1513-8-24
匂い- 吉岡ペペ ...自由詩313-8-24
こころなんて蟻さ- 吉岡ペペ ...自由詩813-7-30
声ってなんだろ- 吉岡ペペ ...自由詩313-6-4
責任- 吉岡ペペ ...自由詩313-5-18
夜通しひとり- 吉岡ペペ ...自由詩213-5-18
さよならルル- 吉岡ペペ ...自由詩3*13-5-17
五月の匂い- 吉岡ペペ ...自由詩213-5-12
途中- 吉岡ペペ ...自由詩713-5-4
計算- 吉岡ペペ ...自由詩413-5-4
大人のモンブラン- 吉岡ペペ ...自由詩113-5-1
緑の効用- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-30
いちにち- 吉岡ペペ ...自由詩3*13-4-30
哀しい夢から- 吉岡ペペ ...自由詩413-4-28
ガラスのあなた- 吉岡ペペ ...自由詩813-4-25
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-10
取るに足らないことなどに- 吉岡ペペ ...自由詩213-4-8
難破船- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-7
ぶっ倒れるまで- 吉岡ペペ ...自由詩813-4-4
たった幸福- 吉岡ペペ ...自由詩613-4-1
セロリ- 吉岡ペペ ...自由詩713-3-27
ボクハ強インダ- 吉岡ペペ ...自由詩1213-3-26
桜の秘密- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-22
旅立ち- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-20
抱きしめたい- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-20
いのち- 吉岡ペペ ...自由詩513-3-19
たいせつなひとたちへ- 吉岡ペペ ...自由詩1113-3-15
命への問い掛け- 吉岡ペペ ...自由詩213-3-14
こころを見つめていた- 吉岡ペペ ...自由詩1013-3-10

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