川上未映子さんが受賞した今年の中原中也賞の候補だった
小川三郎さんの詩集、『流砂による終身刑』の詩を読むと、自分の理解している世界の見え方に、りんごの切り口のような割れ目が見つかります。
短い ....
からだ C子さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=179260
わたしとあなたのいろいろな意味での勝負を、からだになぞらえてつづってある詩で ....
宮尾節子さんの『ドストエフスキーの青空』は、生きることへの肯定が前に押し出されている詩集です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877143394 ....
ご飯を食べられないから
せんべいと
ミネラルウォーターだけで
生きてみようと思う
というとあなたは苦笑して
もっとやせるよ
と言うんだった
冗談ではなくて
吐いてしまうのだと話すと ....
書くこと、について、ミハイル・バフチンというひとの本を読まざるをえなくなって、
でも楽しく読んでいます。
それはもう他の読者の方に怒られるかもしれないくらいざっくり言ってしまうと、
「小説って人 ....
とりとめもなく書いてみようと思うのは、ポエムについて、ということは同時に詩について、ということです。
すこしだけふれておきたいのは、たまに、ポエムはだめで現代詩はいいとか、その逆とか、そうした話 ....
なぜ詩を書くんですか、と言われると大変惨めな気分になっていやなのは、つまり詩を書くということに関してたいした理想も意義も見出せていないからなのだと思う。
仕事をはじめて、そろそろ幾許かの稼ぎも出 ....
Nさんが日記で書いていた。Nさんが賢治について書いた批評について、批判があったらしい。某所のチャットで、「このレベルで留まれたのなら幸せだったんだろうけど」「賢治について書くなんて怖いものしらず」みた ....
詩について少し少し考えていこうと思う。
これが詩だ、と思われるようなことばのありようが、たとえばなにかどうか書こうとするとき、じぶんの内から浮かんでくるのではなくて、ことばのするすると勝手で ....
書いてしまって、また後悔するかもしれないんだけど。
まずはお礼から。
詩学社の破産、廃業の折は、「詩学社を救え!(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136 ....
十五年間生きてきて
恋をしたいと言っておきながら
やっぱりそんなものしたくなくて
わたし、口をつぐんでた
教室内で女の子たちは
携帯小説の話題か自分の彼氏の話をし
男の子たちは髪の ....
サン/アローン 石畑由紀子さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=167647
10月5日に読んだ。
おもしろい。短い詩のいいところは、 ....
日本において詩は、難解であるか平易であるかというふうな語られ方をされやすい。詩作品をいくつか並べてみてどれが難解でどれが平易であるかというのは、誰にとってもわかりやすい物差しであるから、そうなってし ....
理性・抑制・常識とか教義とか正義とか悪とかという枠は社会にとっては必要なものだが個人の感性の拡大にとっては邪魔以外の何者でもない。それも仕方のないことだろうとは思う。個人の感性の無制限な拡大は ....
二本目のにんじん
細かくくだいてりにゅうしょく
やわらかさとはなんなのですか?
おじいちゃん
せんいをうしなっても
あむことが
もぐもぐ
土を進む
ニュースペーパーは諦めを切り離し ....
わがゆく海
わがゆくかたは、月明りさし入るなべに、
さはら木は腕(かいな)だるげに伏し沈み、
赤目柏(あかめがしわ)はしのび音に葉ぞ泣きそぼち、
石楠花(しゃくなげ)は息づく深 ....
「口さけ女」
{引用=
耳元まで、口が裂けて広がっている女性噂妖怪。
幅の広いマスクで口を隠しており、道行く男性に、「私、綺麗?」 と尋ねる。
答えた男性には、マスクをはずし、口を見せ付け ....
Chanson d'automne
Paul Verlaine
Les sanglots longs
Des violons
De l'automne
Blessen ....
ヒロタくん
お元気でいらっしゃいますか
元気もクソもないと怒られそうではあるけどさ
俺には免許がないからさ
時候の挨拶が使えなくってさ
こっちは夏なんだけど
とにかくひどくってさ
....
あの日
びるのてっぺんは
どれだけ
さみしいひかりがみえたの
むてっぽうなことで
きみも
やっぱり そんを したのだろうか
そっとちかづこうとすると
花をちらすみたいに ....
鉄道唱歌の旅 東海道編(http://www.youtube.com/watch?v=ea_76MOZ6vg)
「新体詩抄」「於母影」そして「島崎藤村」の若菜集の上梓と、明治15年か ....
● MIDI「初恋」(http://hccweb1.bai.ne.jp/kakinoki/midi/midi032.html)
※
こゝろなきうたのしらべは
ひとふさのぶだうのご ....
『詩の言葉と、僕が知る限りの詩と言葉の境界について』
「わたくしという現象は・・・ そのとおりの心象スケッチです 巨大に明るい時間の集積のなかで・・・ 発見するかもしれません」(宮沢賢治 ....
「新体詩抄」(明治15年)の序文は日本伝統の和歌や俳句からはなれ、平俗な日常語による自由詩への道をひらく契機をはらんでいたが、その実作は七五調中心の文語定型詩であった。それも作品の完成度からいうと、 ....
バスは行ってしまって
ロッカーが三回も中身をぶちまけられている間に
発車してしまって
投げやりかつ従順に仕舞い終わったら
コートの裾は後悔の埃まみれだ
ぴかぴかの手を颯爽とひと振り
帰 ....
先日、とある催しで、夏野雨さんという方のリーディングを聞く機会があった。
普段ネット上のテキストでしかお会いしたことのない人が、実際にしゃべったり、うごいたり、はにかんだりしている様を見るのは、 ....
小さな神様が
春の雨に打たれていたので
傘をさしてあげた
神様はありがとうを言って
釣竿を垂れると
雨粒の中から
虹色の魚を釣ってくれた
魚は苦しそうに跳ねていたけれど
自分は誰も苦し ....
台所の窓から見下ろす 校庭が白く染まって
摘みとった記憶まで見つけてしまいそうだ
ふとももにあたるスカートの襞 湿り気を帯びた木の匂い
犬走り 紋白蝶 遠くのポートタワービル
木漏れ日が ....
噴水のそばでは
アビリティーが無効になります
仕事の話はやめましょう
大声で電話しながら歩いている人
あなたの内側を掃除したい
2004年11月23日制作の上記「噴水の話」から、昨 ....
批評には苦手意識を感じてしまうけど、書けるようになりたい。
重い腰を上げるには自分の好きなものと関連させてしまおう。
と思ったのですが、余計悩んでしまいました。
犬の詩は犬好きから冷静な判断を奪 ....
いとうさんのおすすめリスト
(1499)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
自分を見つけてしまう色分けされた世界_書評『流砂による終身刑 ...
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イダヅカ ...
散文(批評 ...
8*
09-3-18
SRS5__からだ/C子さん
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露崎
散文(批評 ...
3*
09-3-9
生きることを肯定してくれる詩集_『ドストエフスキーの青空』
-
イダヅカ ...
散文(批評 ...
4*
09-2-27
さびしさを吐く
-
かんな
自由詩
31*
08-11-25
ポエムのこと、を読んで思ったこと
-
れつら
散文(批評 ...
8+*
08-11-16
ポエムのこと
-
白井明大
散文(批評 ...
25+*
08-11-13
空の時間、断筆まがいと全容
-
れつら
散文(批評 ...
5*
08-10-29
萌えと批判
-
渡邉建志
散文(批評 ...
6+*
08-10-27
そろそろとみえない糸をたぐりたぐり
-
白井明大
散文(批評 ...
6*
08-10-23
詩学社、そして寺西さん
-
角田寿星
散文(批評 ...
54+*
08-10-10
アポトーシス
-
笹子ゆら
自由詩
13*
08-10-6
ショートレビュー・サンデー
-
露崎
散文(批評 ...
7
08-10-5
共感装置の勝利
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
10*
08-9-17
詩を書く人のすべてが詩人じゃなくていい
-
たりぽん ...
散文(批評 ...
12*
08-9-13
バックグラウンド
-
さわ田マ ...
自由詩
4
08-8-25
詩人のシノギ_(薄田泣菫の巻)
-
みつべえ
散文(批評 ...
6
08-8-23
都市伝説
-
吉田ぐん ...
自由詩
24
08-7-7
詩人のシノギ(上田_敏の巻)
-
みつべえ
散文(批評 ...
10
08-6-21
手紙20080614
-
れつら
自由詩
5
08-6-14
てん、
-
はな
自由詩
42*
08-6-8
詩人のシノギ(大和田建樹の巻)
-
みつべえ
散文(批評 ...
4
08-5-23
詩人のシノギ(島崎藤村の巻)
-
みつべえ
散文(批評 ...
6
08-5-4
「詩と言葉に関する覚え書き」_その1
-
ベンジャ ...
散文(批評 ...
2*
08-5-1
詩人のシノギ(訳詩集「於母影」の巻)
-
みつべえ
散文(批評 ...
8
08-4-16
帰路
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かや
自由詩
4*
08-4-10
夏野雨論_〜撃ち抜くのは、つよいことばなんかじゃないよ〜_
-
umineko
散文(批評 ...
12*
08-3-23
神様
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たもつ
自由詩
12*
08-3-11
白い記憶
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かや
自由詩
5*
08-2-24
●そろもん(あとがき)
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みつべえ
散文(批評 ...
46
08-2-17
批評祭参加作品■犬の登場する詩
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木葉 揺
散文(批評 ...
9*
08-1-29
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