君のフェラチオは駄目だ
駄目ではないが、駄目だ
思ったとおり
君がしそうな顔で
そのままで
君ではない、感じがしない

バスのことを考えている
とりあえずは、だ
その中で僕は傘の ....
 Ciao Totti!
 チャオ、トッティ!
 木目の、ピノキオ
 君は何の亡骸か?
 スクリーンに映し出された、Saga

 湿った、蒼い敗北の風がピッチを吹き渡る
 冷たいか?それ ....
川の水と
海の水が
からだのなかで
縞模様に重なり
相容れるようでいて
相容れることのない
ふたつの双葉になってゆく



ゆらめく二枚の絵の前に立ち
ゆらめく水から来 ....
  もしもし
  聞こえますか

「物質」が観測することができる
宇宙に存在する質量は
全体のほんの数パーセントにすぎない
残りは
「物質」では観測できない物体や
測定できないエネ ....
「虹が出てるよ」
と 人が言う

私は毎日

傷つけてしまったことの上に
虹を置く

後悔の念で
全て色は暗めだ

赤は ざくろ色
黄は 落葉色
青は 制服色
緑は たんぽ ....
だってさー、アタシのためにみんな泣いてるんだよ?愛されてたんだなーって勘違いだってするよ。たくさんの人の涙見てたらさー、ちょっとカンショーなわけよ。だからさ、最後に1回だけでも姿見せてあげたいなーんて .... 帰りの地下鉄は
あたしのおっぱいを想う
一生懸命に急ブレーキをかけたり
できるだけからだを揺らすのに
おっぱい、日に日にとけていて
今日もきみの相手はできない

満員電車は酸素がすくなく ....
真冬の落ちてくるような空気の中
同じ歩幅で歩く
君が吐く息が白く流れ
私たちは生きているのだなと
妙な実感をかみ締めたり
冷えた指先をポケットの中で確かめ
私たちは別の人間なんだなと思う
 ....
かなしみがぼくを襲う日は
なぜだか
地下鉄にのりたくなります
そんなときのために買っておいたオレンジカード

そんなときにしかひきだしから出しません
つめたい改札口は
地下への扉
あ ....
 昨夜パーティで食べたものが悪かったのか、どうも腹の調子がおかしい。ひどい下痢だ。朝から何度もトイレに通っている。宇宙空間でクリスマスなどやるもんじゃないな。ズボンのベルトを締め直しながらトイレから出 .... お気に入りの真っ白なマフラーに
コーヒーをこぼしてしまっても、
「あら、バケツを持ってきてくださる?」と言える余裕。
それをココアで満たして、マフラーをココア色に染めてしまいます。
「雪が降っ ....
東京でも月ぐらいあるんだろう

でもほら
あの浜でやったように
月光の下
唄ったり踊ったり できたのか

お前が東京の大学に合格したとき
お前の母ちゃん幸せそうで
やっと大工の親方に ....
あて先に「キミ」と書いた 小包を
ゆっくりと あてどなく寄せる波に
流してみる

落ちた葉も すこしだけ積もり また風に飛び
生えた芽も すこしだけ伸び  また静かに落ち

いつかこの小 ....
ほの暗い駅
列車の中で一点を見つめている
あなたの眼差しを見送る

”お気をつけて”

その一言だけが伝えたかったのだけれど

ベルが鳴り止んで動き出したのは
列車ではなく
ホ ....
おふろに一緒にはいってくれるきみへ
にくにくしいねといったときに
なぐらないでくれないか
わたしはこんなにほねほねしいのに
といったときに
胸のふくらみをつつくのをやめてくれないか

と ....
〜〜以下引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして理由もわからず、大人たちに、まじって逃げた。
助かった小さな子どもたちは、みんな
小さな胸を痛めていた。それは、
家族が殺された理由を ....
雑音の雲の子守歌
雪を蹴り 光る
雪を蹴り 光る
凍ることのない遠い音


夜には優しい二本の手首
朝には見えない起伏を照らす
起伏のひとつであるわたし
片方の目 ....
泣き果てて疲れる体を 抱き起こして 逃げなさいと

赤い血をめぐらせるような 踊りをおぼえなさいと

沸き上がる頭の奥で あの人ばかりが眼をつりあげる

死にたいくらいで すがりつかれ ....
粗大ごみの上でうたえば 黒ねこににらまれるし

公園へ行けば 空があたしをふみつぶすし

嫌われものは うたもうたっちゃいけないの?

やさしそうな人はあたしを追いはらって

あた ....
言葉たち
あちこちで
みしみしと
ひしめきあっていて

言葉たち
時に
きゅうくつだったり

なんとなく
楽しかったり
はやく詩になりたいなぁ
なんて

 ....
おまえが
にゃあ
しか言わなくなってから
三ヶ月過ぎた
冬の上野公園で
壊れている
おれ
ショウジョウバエが2匹
離れない
ベンチ
に横たわって
斜めに見る
空はどこまでも
 ....
お借りしていたものをお返しいたします。
と、鍵を送りました。
怪我をしないように、布織紙に包みました。
手紙を添えました。

精一杯の優しさなんだろうと、
直属の上司が電話をしてきました。 ....
インドの魔術師から花束をもらった夜
ぼくはなぜか平安時代の日本にいる
うらわかい細身の美女にかこまれて   

宴はすでにはじまっていて
ひとりの女をだきしめながら
官能がたかまりおもわず ....

ベッドにうつぶせになって
すうっと体がのびた
魚になった気分
黒い海を
すうーっと泳いでるような気がしてたけど本当は
まな板の上で
最後のお願いをする
まず頭を切りはなすために
 ....
  


用は足したのですが
ちょうどうちの部屋の若いものがやってきて
口喧嘩をはじめましたので
出るに出られません

原因は私のだらしなさで
その尻拭いを
誰がやるのかともめてる ....
 初冬というには、カーテンとレースと硝子の温度差の
 循環もいまだ緩やかな隙間 立冬の日の深まりらしく
 ベランダに出てみれば 秋のつつがない光


  唖 唖 そうそろ落陽ですな

  ....
まだ若かった三十年前、薄っぺらいクラシックラルースをテクストに辞書と首っぴきで
ランボーを読み、痴がましくもその全訳を夢見たものだったが、十歳の少年が「金利生活
者になりたい」などと書いているの ....
こころがあったかくなるように
がっこうから帰ってもまだあったかいカイロを飲んで
くちびるを ぶるぶぶぶぶ ってして
粉をたくさん吐きだしながら
かみさま、ってよんだ

今日も一日中
足の ....
もちを食べていたら
中から
ラケット二本と
シャトルが一つでてきた

正月は羽子板だよね
とか言いながら
僕らはいつまでも
バトミントンをし続けた

あの日
何回まで数えるこ ....
佐々宝砂さんの「二流詩人7つの条件」とそれに関わる一連の文章を大変興味深く拝読した。コメントはその文章のところに書かせていただいたので、ここでそれ以上感想文なり批評(恐れ多い)を書くつもりはない。 ....
いとうさんのおすすめリスト(1499)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【批評ギルド】駄作- Monk自由詩803-12-24
『Ciao_Totti!』- 川村 透自由詩3*03-12-23
ノート(鉄叉路)- 木立 悟未詩・独白603-12-23
物質- アンテ自由詩203-12-23
- 山内緋呂 ...未詩・独白10*03-12-23
イッツアショウタイム_1- あみ散文(批評 ...203-12-22
メリィ・クリスマス- みい未詩・独白7*03-12-22
「春はようようと儚さを誇り_君が歩く道を眺めている」- kay自由詩303-12-19
かなしみサブウェイ- かなりや自由詩403-12-19
2100年宇宙のクリスマス- みつべえ散文(批評 ...4*03-12-19
例えば- 浅野 す ...自由詩703-12-19
月に吠える馬鹿(2)- AB(な ...自由詩603-12-19
_キミへ- Kj自由詩203-12-19
発車ベル- たもつ自由詩3203-12-18
きみに- 竹節一二 ...自由詩803-12-18
君が悪いんじゃない_「トットとトットちゃんたち」黒柳徹子- 白糸雅樹散文(批評 ...7*03-12-18
ノート(夜火)- 木立 悟未詩・独白403-12-17
かまいたち- あいこ自由詩203-12-17
きらわれもの- あいこ自由詩403-12-17
未詩- 小池房枝自由詩603-12-17
木枯らし- 岡村明子自由詩7*03-12-17
こんな一日- 浅野 す ...自由詩703-12-17
インドの魔術師- 狸亭自由詩403-12-16
電気を消して- みい未詩・独白13*03-12-14
人生劇場- AB(な ...自由詩303-12-14
秋のベランダに谺する_唖_唖- 折釘自由詩203-12-12
自己の言語回路からの自由へー九鬼周造著『日本詩の押韻』私解ー- 狸亭散文(批評 ...1803-12-12
わたしは、- みい未詩・独白5*03-12-11
もち- たもつ自由詩12+03-12-11
かくかくしかしか/書く掻く詩か死か__--詩と詩人についての ...- 岡村明子散文(批評 ...4*03-12-11

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