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『詩の言葉と、僕が知る限りの詩と言葉の境界について』


「わたくしという現象は・・・ そのとおりの心象スケッチです   巨大に明るい時間の集積のなかで・・・ 発見するかもしれません」(宮沢賢治 ....
塾の講師なんて仕事をしていると
子供の心に触れてしまうことがある

前に受け持っていた女子生徒が
授業中に突然飛び出して
二階のベランダから飛び降りようとした

「死んでやるー!」と何度 ....
兄、あるいは姉と呼ぶべき
生まれなかった命にむけて

もしかしたらこの時代は
貴方たちの手で変えられたかもしれないと
そんな期待を寄せるわたしは
我が侭だとわかっています

 ....
   http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=43408



「でもルールー
 思ってたより
 生きることは難しいよ」


そんな呼びかけの ....
「陽子、詩人と付き合ってはいけないよ」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=36052
「父さん、詩人と付き合ってしまいました」
http://po-m. ....
入院してる友達のために折ってるのと
その子はちょっと淋しそうに

鶴を折っていました

それを手伝おうと
わたしも折ったのですが
できあがった鶴の
羽を広げようとしたとき

その子 ....
街が夕焼けに染まるころ

通勤快速を降りれば足早になる
車内の熱気にゆであがってしまった
君はきっと
夕方の空気が好きに違いない

商店街を駆け抜ける自転車に
危うくひかれそうになって ....
   http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=25813


最初にこの作品を読んでから、いったい何度読み返したか知れません。
どうしてそれほどまでに読み込 ....
毎日たくさんのものが
あなたから生まれることを知っている
それは言葉であったり、声であったり、感情であったりする、けれど
それらはあなたの分身でしかないことも知っている
そのことをあ ....
知っている

野生の生き物たちが
自らの意思で立ち上がれなければ
どうなってしまうのかを

ふるえる膝を押さえながら
重たい身体を支えようとするとき
昔見た象の瞳を思い出した
陸上で ....
僕のことを知らない

あなたはきまって
この公園で昼食をとる
いつからか
それは僕の習慣にもなってしまい
僕のことを知らないあなたと
会話をすることもなく
この公園で昼食をとる

 ....
まず詩を読んでもらいたい。

 花は自らの美しさを知らず
 自らの美しさを語らず

 ゆえに美しさは
 美しいと思う心に常に宿る

たとえば僕が誰かに「美しいですね」と言った ....
その確率で失うものがあるのなら
その確率で得られるものも
きっとある

味わった悲しみは
次の喜びを増すためにあると
誰かが言っていました
先日花見にでかけたのですが
今年の桜は遅く満 ....
肩にまわした枝先から
次々に花が咲くように思えたのは
良く晴れた陽のまぶしさでなく
あれはそう
池のほとりから身を投げ出して
舞う花びらをつかまえようとした
少し危うげな
それでいて柔ら ....
始まりの声に耳をすませば
それは静かでも力強いことに気づく

あなたは
不確かな未来を希望にからめて
堅く結んだ約束を口ずさむ
こぼれたいくつかは落下して砕け散っても
受け止めたいく ....
同じように口をあけてみる
僕はまだ死んでいない

ふつふつと煮えた湯の中で
味噌汁になるために生まれてきたわけでもない
貝は口をあけて互いに噛みついている

痛々しい塩加減を確 ....
はずむように近づいてくる
あなたの息は白くない

コートは着てこなかったよ
と言って肩をすくめる姿は
想像よりも少し小さく見える

はじめましてとはじめましてがぶつかって
どういたしま ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=31137

僕は批評なんて書けないよぅっていつも思ってます。
でも、読んだ詩について感想を持つことはとても大切だ ....
  「純粋とはこの世でひとつの病気です」

            (吉原幸子詩集オンディーヌより)



吉原幸子の詩を語ろうとするとき、僕はよく「病的な」という言葉を使う。
その美し ....
何かを表現しようとするとき
そのものが、実在するしないに関わらず、まず「在る」ということを受け止めてみる。

たとえば「音」

鳥の声が聞こえてくる。しかし姿はみえない。

このとき
 ....
しあわせ村の村長さんは
昨日のことをすぐに忘れる

村の人口は減少してるのに
新しい学校をつくり
新しい文化会館をつくり

そんなこともすぐに忘れて
今は道路をつくることに夢中だ

 ....
逆立ちしてもできるんだと
空に向かって股をひろげたその子は
倒れたあと少し悔しがり
今度は大の字になって
世界に向けて発信中と叫ぶ

その子は誰にでもピースする
やめなさいと言いたくなる ....
いとうさんのベンジャミンさんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「詩と言葉に関する覚え書き」_その1- ベンジャ ...散文(批評 ...2*08-5-1
知らないことを知っている- ベンジャ ...自由詩42*06-2-6
生まれなかった命にむけて- ベンジャ ...自由詩20+*05-9-26
ザラメさん「弱いものから消えてゆく」を読んで_(感想文)- ベンジャ ...散文(批評 ...105-7-31
「陽子」さんへ_(N哉さんの詩を読んでの感想文)- ベンジャ ...散文(批評 ...7*05-7-13
千羽鶴- ベンジャ ...自由詩67*05-7-3
そのスピードで- ベンジャ ...自由詩7*05-6-28
たもつさん「十階の家族」を読んで(感想文)- ベンジャ ...散文(批評 ...605-6-21
あなたから生まれる- ベンジャ ...自由詩14*05-5-16
流線型のその先に- ベンジャ ...自由詩7*05-5-5
黒い手- ベンジャ ...自由詩8*05-4-25
「美しさ」について__(自分のことをつらつらと書いてます)- ベンジャ ...散文(批評 ...4*05-4-7
その確率で- ベンジャ ...自由詩14*05-4-7
桜の木の下で- ベンジャ ...自由詩905-4-5
四月になればあなたは- ベンジャ ...自由詩22*05-3-28
口をあけた貝はまるで生きているようだ- ベンジャ ...自由詩505-3-23
そうやって春は来た- ベンジャ ...自由詩1305-3-14
たもつさん「サイレン」を読んで(感想文)- ベンジャ ...散文(批評 ...3*05-3-12
吉原幸子(その「病」について)- ベンジャ ...散文(批評 ...505-3-10
表現することに対する一つの提案- ベンジャ ...散文(批評 ...8*05-3-2
しあわせ村の村長さん- ベンジャ ...自由詩10*05-2-26
ピースする- ベンジャ ...自由詩8*05-2-23

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