からだ/ことば
●ZERO POWER http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=16220
{引用=
仔犬じゃなくても
わたしの甲をなめてもい ....
わたしは歌っていない。
わたしは呪文を持っていないの。
あの子が勝手に毒入り林檎に手を伸ばしたんだわ。
声が枯れてしまったから、魔女にはなれなかったの。
ふわふわ浮いていたかったの。
....
たもつさんの詩集が届く。注文してから、すでに2ヶ月が過ぎていた。発送元には何の罪もない。メールで注文したのはいいが、自分のアドレスを間違って入力していたのだ。いつまでも連絡がこないはずだ。ネットは、す ....
かみさまはしんでしまった
わたしはいつものように学校に行く
あめは降らない
三年間生きたので許してください
かみさまはしんでしまったから
「あしゆび」から水が出てきて
わたしはみに ....
仕事に疲れたおまえが
こんなわたくしの部屋に帰り着くと
雨にぬれたおまえは
いつものように静かに服を脱いだ
行き場のない案山子のようなジャケットを
お前はハンガーにかける
遊んでもらえない ....
いつも 足りないと
つぶやくような目で
半透明 だった
校庭も
平たいホームの直線も
影をうばうばかりで
屋上にでるたび
そらに 手をひたして
紅くそまった冷たいゆびを
にぎ ....
さいきん
私をみつけます
なまいきで
じょうだんみたいな手足で
おもたいランドセルをゆらしてる
あなた
胸のまんなかのスイッチは
押したら たぶん
おたがいへんな音が出る
だ ....
承前
1 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=50747
2 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=50758 ....
ベイビーはゆりかごから這い上がって
右足を床につけた
床に生えてるつる草が
格子の間をすり抜けながら
太っちょの足に巻きつき始める
それを見ちゃった
優しいママは
ぎゃあと悲鳴をあげたん ....
はじめに
・引用が多いですが、まず詩全文を読んでから本文を読まれることをお勧めします。まず、先入主なしで、詩を読まれたほうがよいと思うためです。
・このシリーズでは主に小林レント氏の14, ....
戦いたいですね
争いたい
鎌をもって
馬か龍か知らん想像上の動物にまたがって疾走です
目のくりぬかれた赤い馬
巨大な狼
サキュバスの巨大な尻にのっかり
太陽の ....
ポチが走ってくる
ポチが尻尾を振りながら走ってくる
ポチが全速力で尻尾を振りながら走ってくる
ポチがよだれを垂らしながら全速力で尻尾を振りながら走ってくる
ポチが乳母車を弾き飛 ....
夜の九時は風呂のにおいがする
できちゃった子供を風呂に入れる父
かこん
ざぱん
かこん
かこん
若い母、太った
高校のときより太った
写真をみてる
テレ ....
三本目の脚の脈打ちを性器に感じながら、夜はたちうかぶ精気たちを無数の舌でささえてゆく。いまだ散開しつづける空の屍骸が夜のなめらかな声帯をたきつけて、金属のすりあう音をたてさせている。人と人との間には巨 ....
爆弾は
言いたいことを言うと
爆発
することもなく
カラスミのスパゲッティを
平らげる
それって美味しいの?
爆発的に美味しいッス
それから
小春日和の日差しに
少し傾いた
丸い ....
むねのなかに
がらすだま
があるんだっておもうと
うまくいった
らむねのびんみたいに
がらすだまを
くぼみにひっかければ
ことばだって
ちゃんとでてくるんだって
すきなこと
や ....
誤解を解いてはいけない
それが誤解であることを知られてはいけない
誤解は誤解のままでなくてはいけない
誰にも打ち明けてはいけない
それが誤解であることはあなた以外が知っていてはいけない ....
このごろ辞書の読書という奇妙な遊びを覚えた。
やってみると、これがけっこう面白い。
思わぬところで、懐かしい言葉や、斬新な言い回しに出会う。
だったら、それをお題にして小話を・・・っ ....
中国に住む僕のおじいちゃんは
ボロボロだけどしっかりとした舟を漕いで
川を下るのが仕事です。
さすがに漕ぐのがすごく上手で
コースどりも強かで
僕も一度乗せてもらった ....
兄、あるいは姉と呼ぶべき
生まれなかった命にむけて
もしかしたらこの時代は
貴方たちの手で変えられたかもしれないと
そんな期待を寄せるわたしは
我が侭だとわかっています
....
{引用=二宮町は神奈川県西部、小田原市と大磯町の間に挟まれた相模湾を南に臨む総面積約9.08平方キロメートルの小さな町。人口約3万人強。町名の由来は、町西部にある川匂神社が「相模二の宮」とされたことか ....
我々はシャア・アズナブルだ
とか
そんな台詞で始まる
声明文読み上げてみたいな
ハイジャックなんて
めんどくさくって
あぶなっかしいことは
したくない
家族に迷惑かけるのも
....
ある麗らかな朝、一行の詩が書物から立ち上がってはるかな水平線をめざして言葉の海を泳ぎだしたまま行方不明になった。さっそく捜索隊が組織され船出することになった--------。
どうも気がすす ....
駆け抜ける分散和音
■マルボロ(リミテッド・エディション)http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=10865
無責任で冷めた視線。文章の表面はどこま ....
少しだけ、冷たい風が吹いてきたのは
とても遠い場所からだった
人はいなくなる、ということが出来るらしい
世界はいつも通りに明るくて
僕らは同じように電車に乗り込む
乗り継ぎ駅で世界が追い ....
萎れてゆく花ではなく
1.「ゆびぬき」
でんとうの 咲いてゆく中で
ちくりと刺さるところを
そっとつつんで
もう無い
てのひらの形を
朝 ....
僕に露天風呂の中で本を読むという楽しみを教えてくれたのは友人Tだった。Tが言うには、夜の鞍馬温泉は人が少なくて、本を読むのにもってこいだという。僕は鞍馬温泉には行かなかったが、さまざまな旅行先で本を携 ....
沢に野バラ
ぬるい風の吹く肌色の体温
夜の無自覚なアイラヴユーの爪痕
空想上の月の瞬きに立ちすくみ
幼児の髪は砂まみれで
月光は枯れ葉に朝露を宿す光点作る
沢に転落した車から0 ....
承前 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=33616
繰り返すものたち
ひとつの車輪が回っていった http://po-m.com/foru ....
詩のおっさんは夕暮れ帰り道を歩いていると後ろからちゃりんこで
追い抜いていく。そしてしばらく進んでから「追い抜いたらあかん
がな」とひとりつぶやくのだが再び戻ってくるほど律儀ではない。
....
いとうさんのおすすめリスト
(1499)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
浸透と破水/キキ氏の作品について
-
渡邉建志
散文(批評 ...
6
05-10-16
黒い傘を持って
-
浅野 す ...
自由詩
5*
05-10-10
こっそりと白の時代〜たもつさん詩集に寄せて
-
umineko
散文(批評 ...
18*
05-10-8
かみさまはしんでしまった
-
さいらと
自由詩
4
05-10-6
秋の乳房
-
黒田康之
自由詩
5
05-10-6
うしあめ
-
はな
自由詩
13*
05-10-6
しましまを描く
-
はな
未詩・独白
12*
05-10-4
into_interstella_burst/小林レント讃6
-
渡邉建志
散文(批評 ...
5
05-10-2
ジャングル・ジャングル
-
むらさき
自由詩
1*
05-10-1
ある15歳の経路/小林レント讃1
-
渡邉建志
散文(批評 ...
10*
05-9-30
はてなダイアリーの秘宝
-
馬野ミキ
自由詩
6
05-9-30
ポチが
-
大覚アキ ...
自由詩
25
05-9-29
リビング
-
ともちゃ ...
自由詩
11*
05-9-29
本
-
葉leaf
自由詩
6
05-9-28
爆弾発言
-
たもつ
自由詩
8
05-9-28
らむね
-
アンテ
自由詩
10*
05-9-28
呪文
-
Monk
未詩・独白
21
05-9-27
河童の屁—1
-
がんさん
散文(批評 ...
3
05-9-27
おじいちゃんと劉備
-
ブルース ...
自由詩
11*
05-9-27
生まれなかった命にむけて
-
ベンジャ ...
自由詩
20+*
05-9-26
組詩「二宮」
-
岡部淳太 ...
自由詩
7*
05-9-26
赤い彗星
-
大覚アキ ...
自由詩
5*
05-9-26
見えていてすでに海は
-
藤原 実
自由詩
13*
05-9-23
平坦な戦場で僕らが生き延びること/高田夙児氏の詩について
-
渡邉建志
散文(批評 ...
4
05-9-23
落下傘
-
霜天
自由詩
18
05-9-23
列車のような連作
-
はな
自由詩
16*
05-9-22
霧の様な死あるいはナルシシズムについて/立原道造を読む
-
渡邉建志
散文(批評 ...
13*
05-9-21
沢に野バラ
-
瓜田タカ ...
自由詩
2
05-9-21
繰り返すものたち/生得(こもん氏の作品について2)
-
渡邉建志
散文(批評 ...
4*
05-9-20
詩のおっさんのこと
-
Monk
散文(批評 ...
24
05-9-19
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