お姫様は考えていました。
「やっぱり武器は必要かしら」
もう、大好きなオレンジジュースを飲むの、我慢するから、
と泣いていましたとさ。

最大のヒントです。
自分を愛してくれない人たちのせ ....
        愛の症状別言語療法

アンチセンス療法(antisense therapy)

ウィルス感傷症、悪性言語腫、扇情症など多くの病気の原因は、突きつめていくと、遺伝子で
ある ....
きみにとってぼくがそうであったように                   
ぼくらにひとつの指針が ....
熱海といわれても
有名な温泉地という以外
実はなにも知らないのだった
このお題、絶対残るよなと思いつつ   (※)
毎週書きつぶしていったけれどやはり残りつつあって
途方にくれながら飛行機で ....
繁殖するキウイの輪切り 
あなた 傍で眺めていて  
色づいていく 
街の中はロマンスであふれていて 
すっぱいね 
味なんてしなかったけど 
そう言ってみて 
お互い確認しあって、噛み ....
産婦人科から出てきたみえこが                                
あっけらかんと言った                          
「二ヶ月のなかばだって」   ....
はじめに
感動する詩論を読むと、いいなあ、自分も書いてみたいなあと思うのだけど、いかんせん筆力がなくまた、長い文章を書くのにものすごく時間が掛かるタイプなのでメモの形でアップします。(ずっとメモかも ....
注:すいません、冒頭から注。こちらは、苦しい時、ちら、と考える類のものです。思い込むことは非常に楽だ。何かに偏るのは楽だ。決めてしまうのはもう動かなくていい気がして楽だ。この後の文章のように、いつもい .... 火星の人類学者は、毎日毎日「お断り」ばかり繰り返している。「珈琲に砂糖は?」「いりません、ブラックです」「クリームは?」「いりません、ブラックだと言ったでしょ」というたぐいの「お断り」だ。甘いのが嫌い .... 雨季のタレーがなみだつ。かなしみをたたえて、
すぎさってゆく時間をつらぬいて、
浮世のゆれつづける、虚実のいろがみえる。
とおい、タレーのかなたの国へ、ぼくはかえる。

すぐそこにきてい ....
みえこ                                 
きみはぼくの肉体の                           
ひいていく最後の熱量をはかる者          ....
その意見については                           
おおむね賛成なのだ                              
ぼくらは一緒に腐れていく関係だから     ....
血のつながった人ではないか


花火大会の帰り
歩道を歩いていて

私は服を脱いでいなかったし
一番近い肌は あなたの頬でしたが
私は医者ではないので 血管のことはよくわかりません。
 ....
「やす」といると変な感じな

心臓が変な感じな


無駄に動きすぎじゃないかと
心配になる

「やす」もそうですか?

そうだといいなぁ



目が合わせられないの

 ....
夢のなかで
影踏みをしていたら
踏まれたわたしの影が
スッとあしもとから離れた
夕暮れのながながとした影たちのなかに
わたしは自分の影を見失った
目が覚めて
燦々とふりそそぐ陽の下で
 ....
竜道から少し外れた、石の多い場所で
あなたは待っていると言った
すうん。
空には旋回する群れ
あそこにも石が散らばっている、よう

十、は
たくさん。
九九もたくさん。
千、は
手 ....
起きたら
三島由紀夫だった

下唇を噛んだら血が出て
三島由紀夫の血はこんな味なのか とか
白くて小さめの歯は けっこう硬いのだ とか

会ったことないのに懐かしむ

せっかくだから ....
おぎゃあ
 
 
 
 
一字一句間違わないように強要された私のからだに
それとなく触れるだけであなたは最前列から並べら
れた裸体ばかり順番に、顔だけは別にするようです
 ....
アンパンマンのマーチ
http://www.utamap.com/show.php?surl=3/38116&title=%A5%A2%A5%F3%A5%D1%A5%F3%A5%DE%A5% ....
その男はゴミを集め
庭に溜め屋根に溜め
家の周囲までゴミだらけ
悪臭は付近一帯に漂う
注意も警告も無視して
男はゴミを集め続ける
ある日行政のトラックと
TVカメラがやってきた
そして ....
寝返りをしたら
ごめんねと言われたので
うんと言った
ああ そうだ
とびきりのイイ男の彼氏と寝れば
マニキュアの爪を
しげしげとながめたりする

ミネストローネをすすって
口紅つけて ....
一八五四年十月二十日 
北仏アルデンヌ県シャルルヴィルに生まれ     
南仏ブウシュデュローヌ県マルセーユに倒れ
空遠く消え去ったのは一八九一年十一月十日

一九九一年 ランボー没後一 ....
コーヒーをいれました
二杯
一杯はわたしのために
そしてもう一杯はあなたのために

並木のイチョウは黄色く色づき
風が吹くと何かの音をさせる季節
けれども窓は閉じられていて
見るこ ....
しようよ、って
いって どうぶつみたい
なんでもライオンみたいに
がおう!
おおきなくちをあけて
たべる
きもちいいねえ
ひきちぎるか
ひきちぎらないかくらいのちからで

はだかで ....
霊安室の白い籐籠のなか
ピンクの野の花にうずもれた君の
艶のない栗色の背中から
ひからびた鼻先から
濁った黒目のまわりから
しぼんだ肉球のすきまから
丸々と太ったノミどもが次から次へと ....
あなた今夜はやけに暖かくない? と月が尋ねると

ああ、ロウソクの火が燃えているのさ と地球が答えた

この頃夜でも明るいのにロウソクの灯りが必要かしら?

明るすぎて見えないってこともあ ....
「書評」紛争の心理学:融合の炎のワーク A・ミンデル著 
                    永沢哲監修 青木聡訳
                    講談社現代新書ISBN4-06-14 ....
雨が好きという小説を読んだことがある
雨が嫌いというのはあまり聞いたことがない
やらずの雨は都都逸にもあり乙なものである
城ヶ島の磯にふるなみだ雨はせつない  

雨よふれふれも悩みをながす ....
第九、を
歌おう
裏声も雪のかたさにかすれ
鈴の音も惑う聖夜に
深く沈む想いと「僕」と二人きり
肩を並べて雪にとけて

それから
それから

 ....
-踏み切り-

たまに思うことがある
毎日は同じことの繰り返しだ
例えば私が竹ざおを黄色と黒ではなく
白とか青とかグレーと紫とか
そんな色で塗られていたとしても
同じように皆閉じていれば ....
いとうさんのおすすめリスト(1499)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お姫様の休日- 浅野 す ...自由詩8*04-1-28
愛の症状別言語療法- 藤原 実自由詩104-1-23
きみにとってぼくがそうであったように- よねたみ ...自由詩1204-1-23
熱海- 石畑由紀 ...自由詩16*04-1-23
初恋- ふう自由詩8*04-1-21
産婦人科から出てきたみえこが- よねたみ ...自由詩1504-1-19
詩にまつわる備忘録(自戒のためのメモ)- こん散文(批評 ...5*04-1-17
若くて人間関係に苦しむ方へ- 山内緋呂 ...散文(批評 ...2*04-1-16
ネリリしたりハララしたり- 佐々宝砂散文(批評 ...404-1-16
タレー_6- 狸亭自由詩404-1-14
みえこ- よねたみ ...自由詩804-1-14
その意見については- よねたみ ...自由詩504-1-14
- 山内緋呂 ...未詩・独白7*04-1-14
2のお話。- 千翔自由詩2*04-1-13
たそがれ- 藤原 実自由詩204-1-13
あかつき、それから- キキ自由詩804-1-10
服と裸- 山内緋呂 ...自由詩35*04-1-5
飛光- ワタナb ...自由詩2004-1-3
アンパンマンのマーチ- ポロリ散文(批評 ...6*04-1-2
ゴミ屋敷- 紀ノ川つ ...自由詩603-12-29
深紅のペディキュア- 野島せり ...自由詩4*03-12-29
ランボー讚歌- 狸亭自由詩303-12-26
テーブルクロス- たもつ自由詩803-12-26
ライオン・クリスマス- みい未詩・独白6*03-12-25
畜生- 石原大介未詩・独白13*03-12-25
今夜、或るカップルが- LUKE自由詩403-12-24
「書評」紛争の心理学:融合の炎のワーク_A・ミンデル著- こん散文(批評 ...803-12-24
雨が怖い- 狸亭自由詩503-12-24
『飛行少年、S、の聖夜_1996』- 川村 透自由詩6*03-12-24
「私は眺め・禁止し・許す」- kay自由詩403-12-24

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