覚えてる
迷ったときの指先のちょっとした仕草とか
暑い室内でむっと漂ってきた身体の匂いとか

正午、君がサイレンの口真似をすると
僕らは作業を中断して
いつも小さな昼食をとった

今日 ....
笑う

もう逢えないから

上昇気流に乗って、すばらしいオオカミの毛皮が舞う
運河と気体は太陽がオレンジ色に染めた

黒髪を揺らした君の太ももは堤防の上に座り
回転する渦からは10 ....
  

   遠くで犬が吠えている宵
   ぼくはふらふら起きてきた
   枕にアイスノンを乗せて
   一日寝ていた
   葛根湯を飲んでいる
   一日寝ていて話題がない
   元 ....
おっと、またお手紙が届いたぞ。
水曜会さんだけに返答して、たみさんに返答しないのでは
渡世の義理が立たないので
ちゃんとお返事を書いておくとする。
みんなも義理と人情は、大切にしろよ。
 ....
蛾か何かの最後尾が
視界の斜め上をかすめ逃げ去る場面、に似た
或いは、目尻の痒みにも似た
地下鉄の、蛍光灯の、黄緑色の、光芒の
消える寸前の瞬間と消えた直後の瞬間、との
交互 ....
さてさて、と。三連休も今日で終わりですな。
俺は一ヶ月ぶりに本業の打ち合わせのため、東京を離れてました。
ずっと旅が人生のような暮らしをしていて思うことは、
自分の居場所を守ることも必要だが ....
がっこうからかえると
おかあさんのからだがばらばらになって
いえじゅうにちらばっていた
あわてて
ぜんぶかきあつめて
しんちょうにくみたてると
とりあえず
おかあさんみたいなかたちに ....
回を重ねるごとに前説が長くなってるので
今日は手短にして、本分にとりかかるぞ。
その前に、水曜会さんからお手紙着いた。
髭bさんたら読まずに食べた、じゃ
渡世の義理が果たせないので、お返事 ....
 
 
 
ぼくたちはときに、ひややかな空をうっすらと着て夜闇の蛍光灯の照らす端で立ち止まる。「ん」とか声にならない音で喉をきしませて、まず見るのは足元の靴だ。重力がぼくをきちんと踏みしめている ....
俺はここちよいことが好きである。
「好き=ここちよい」といってもいいのかもしれない。
鄙びた温泉の湯にゆったりと何度も浸かることが好きだし、
夕暮れ時の森のなかを、モコと雄太を連れ歩くことも ....
最近、詩の森文庫というのが出ていて
辻征夫さんという人が書いている。この人、亡くなったのが60だから、僕の親父が60だから、今、死んだらと想像するだに、コワイ。
それは、さておき、1939年生まれ ....
  

    優しい娘がいます
    方角を間違えて北口へ出てしまった杖を持ったばあさんを
    難解な通路を通って
    南口まで案内してやったのです
    そうっと肩口に手を ....
「自分しかポイントを入れてない詩の感想」の続きを書きたいと思います。昨日の続き。

市原トウジさん「あたらしさ」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=96 ....
第二回!なんていうほどのもんでもないですが、今回は、ちょっと変わった趣向でやってみたいなあと思います。題して、「自分しかポイントを入れてない作品の感想」。
今のところ、ですけどね。これから入るかもし ....
批評のカテゴリーですが、批評というほどのものは書けません。でも、たまに、ああー短い感想をたくさん書きたいな、と思うことがあって、それでこういう形で書いてみようと思いました。感想スレに書けばいいのか、と .... 結構好き勝手なことを書いているように受け取られるかもしれないが
基本的に俺は、みんな「まとめてどんと来い」精神で臨んでいる。
そもそも誰しもが潜在的な能力を秘めていると思うし、
「潜在的」という ....
 
好きだから
女の足を折ってしまったり
小さな女の子を連れて来てしまった

寒い部屋の畳のへりに沿って
きれいに寝ころんだ女の子は
これまでに一度だって
浸食することのなかったであろ ....
   猪 鹿 蝶
   六本木ヒルズ
   森ビル
   最上階
   森美術館にゆきたい
   現代美術の発信源だ
   六本木には
   よく行っていた
   演劇を見に
    ....
昨日千人斬りを書き終えて、冷静に千篇読むことを考えてみたら
毎日10篇読んでも、100日かかるペース・・・・。
おいおい、本気でこの企画続くのか?
だいたいそんなに続く企画を読ませるだけの力 ....
トップページを何気なしに見ていたら、「ランダム」というボタンを発見。
いつの間に出来たのか、全然知りませんでした。
ためしにぽちっとボタンを押してみると、全然読んだことのない作品が出るわ出るわ ....
待って、待って
と言いながら 母はついてくる
最近 少しは 歩けるようになったみたい
けど、台所で お米 をとぐわたしにむかって倒れこんできた母は ふわ り として
枯れた 木 のにおいがした ....
 

   花と龍
   盲目の詩人が語る叙事詩
   わたくしが保護されている
   広場
   噴水と鳩
   駅舎に車両はない
   上野駅とローマ駅では
   蒸気機関車の匂 ....
モスバーガーのドライブスルーで、レモンティーを買って、車内で飲みながら
夜中、またしても東北電力へ電気料金を払いに車を走らせる。

レモンティーを注文する時というものは、32歳の駄目男にとっては ....
今生存する事を疑る
皮膚など
無かったんじゃないか
歩行法は
四つ足であったんじゃないか

毛糸を使った治療法は
何を治しているのかワカラナイ
どれだけ汚物にまみれても
それに見 ....
ダヒテ。



ダヒテの発音は砂のようで
ダヒテの腕はいつもきみどりいろな気がする。
 僕の魂は重みにつぶされたりはしない
 青梅線を走る送電線に巻き込まれたりしない
 そうなったら
 ....
ドラッグは要らない
タバコとビールで十分だよ
セックスもほどほどでいい
だけどさ
ロックなんだ
誰が何といおうと
これはロックだ
おれのロックだ
たとえありふれた言葉でも
どんなに使 ....
今回は他国言語との結合法である、表面訳(同音訳)について解説します。
表面訳とは、他国言語から、同音の自分が使用する言語の言葉に置きかえる作業です。
音を拠り所に言葉は二重像を持つ様になり、それが ....
   ひゅんひゅんと北風はめぐり
   ぼくはタバコの火をつけられないでいる
   詩を求めて詩から放り出され
   いくらタバコを吸っても安息は得られない
   一月は何とか切り抜けた
  ....
今、入門書が熱い!
という情報を聞きつけ
俺は師走の街をかっ飛び
かっとーび
許されるならすべてを散財し
強弱も忘れずに
強も弱も
俺の大切な兄たちたちが教えてくれたよ
引き連 ....
   

        
    {ルビ緘黙=かんもく}

    きょうも土星は回っているのだが

    リンクは冷たい氷と岩だ

    雑草は生えていない

    ほ ....
いとうさんのおすすめリスト(1499)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サイレン- たもつ自由詩3605-2-16
もう逢えないから_笑う- 瓜田タカ ...自由詩13*05-2-16
アムールタイガーが吠えている- 天野茂典未詩・独白405-2-15
三匹が斬る〆_現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻_其の ...- 熊髭b散文(批評 ...1105-2-15
擬態の森- A道化自由詩1005-2-15
現代詩フォーラム_ランダム道中千人斬り_其の五拾六〜其の七拾 ...- 熊髭b散文(批評 ...2005-2-13
なにか- アンテ自由詩20*05-2-12
現代詩フォーラム_ランダム道中千人斬り_其の四拾弐〜其の五拾 ...- 熊髭b散文(批評 ...1605-2-12
白夜- nm6自由詩1505-2-12
現代詩フォーラム_ランダム道中千人斬り_其の参拾六〜其の四拾 ...- 熊髭b散文(批評 ...1505-2-11
辻斬り批評モードー辻征夫の「むずかしくない詩の話」を読んでみ ...- 石川和広散文(批評 ...11*05-2-10
サッカーで日本が北朝鮮に2対1で競り勝ちました- 天野茂典未詩・独白6*05-2-10
わたしの感想_3- チアーヌ散文(批評 ...305-2-10
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わたしの感想- チアーヌ散文(批評 ...505-2-9
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ミルクケース- 瓜田タカ ...自由詩205-2-9
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現代詩フォーラム_ランダム道中千人斬り_其の壱〜其の十弐- 熊髭b散文(批評 ...2505-2-7
からすとゆき- 吉原 麻自由詩4*05-2-3
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妻のジャストサイズのセーターは胸の膨らみを隠さない- 瓜田タカ ...自由詩605-2-3
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見えない世界に詩があるのだという常識- 天野茂典未詩・独白305-1-31
primer- たもつ自由詩905-1-30
この星の暮らしにも飽きた- 天野茂典未詩・独白305-1-30

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