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      光がきれいだといいますが
      朝日が夕日がきれいだといいますが
      太陽で人は死ぬんだと思うわ
                            ....
真っ赤な帽子をかぶって 
自転車に乗って
川沿いを走る
そのあとには
くちづけだけが残る
彼女は 詩だから

彼女は 詩だから
窓辺にアリスとかハートのクイーンを飾る
 ....
?.


星を
呼べるんだね
あのロバ
ほら
また流れたよ

願い事三回は
いじわるだね
静かにしていよう
叶わないよ なにも
どうせこれ以上

たどり着こうとして
 ....
?.


眠っているとき
おまえは
ほんとうだから
なあ
なんで
眠っているときだけ
おまえは
本当なのかな







?.


 ....
一人ぼっちだ
花々の中で

麦畑を風が渡って
そこに点在するポピーは
そのひとつひとつが
恋で

黄色と赤の美しい翼を持った小鳥が
巡礼道の真ん中で風に吹 ....
Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo  ....
君に対する僕の心は

ほとんど愛で


蝋燭たてとか

傘たてとか


ドアノブとか

靴べらとか


そういうものに

僕はなりたい


 ....
白髪を掻いて
新聞を読んでいる
あなたは
岩だ

猫を
下手くそに撫でる
次郎丸は
僕が名づけた

うちで生まれた猫たち 三匹
母親にとって
あんなに大切だった ....
十一年伸ばした髪も切られ
おかっぱ頭になったことだし
明日から金太郎になります
まさかり 担ぎます
熊に 乗ります

もうハッタリも効かなくなってきたことだし
これからは ....
木彫りのゴリラを作った
魂をこめたつもりが
こもったのは悲しみだった
真夜中彼はがんがん胸を叩いて吠える
号泣だ
朝、机の上の涙の水溜りに半べそでモップかけてる
あんまりか ....
今、踏んだ、枯れ枝
その中に眠っていた想い
遠ざかってゆく
永遠に

今、放った、貝殻
僕の手のひらの温度を引いて
遠ざかってゆく
永遠に

雲は遠くの水平線に砕け
 ....
わかんなくていいよ
そういってウミスズメは
うなだれて水に入った
ここの漁師たちは野蛮だから
ライフルを持って船に乗る
水面下を飛ぶように泳ぐ君を散弾で撃って
ああ そうさ ....
テキーラと
ラムとウォッカと
ウイスキー
心が痛いよ
いや心臓か

安ワイン
愛想が尽きて
シャンパンを
毎日飲んだら
友達が増え

本当に
人魚が見えるぜ
午 ....
そして日々は
あっち行って
こっち行って

僕らみんな
あっち向いて
こっち向いて


ほい

ほい

ほいほいほい


しっぺ

でこぴん

 ....
いいやもう
いいやもうって
思います
僕の言葉は
風に呑まれる

だってさあ
だってさあって
いうけれど
風が吹いたら
それでさよなら

いいやもう
いい ....
独裁者についてった時代を
その時代の人々を今振り返ってどうかしてたんじゃないかと思うように
百年二百年たったら
俺たちのことを
俺たちの時代をどうかしてたと思うのか
船はずっと北を目 ....
ファスナーあいてるぜ
ビーズのドレス
子羊は
オーストラリアで死んで凍えて
この白い皿に乗って
おれたちの血肉になる

あたたかいから
おいしいから
たくさん ....
死んだ鯔が漂っている
ゆらゆら ひれをふりながら

近づいてくる 油の浮いた港の水を分けて
俺の思い出を裂いて

一漕ぎで 鯔はあきらめる
記憶の追跡を 死というやわらかな退廃を
この ....
キャッチボールする
子供のときのように
幼馴染と
キャッチボールする

幼馴染の大ちゃんの球は速い
少年野球やってたから
川島イーグルス
俺は 嫌いだった

疲 ....
?.

ヒヨドリたちが庭に現れる
鳥は歌うものだと思っていた
あれは
叫びだ

桜木町から横浜に向かう道で
君は叫んで
何度も叫んで
アスファルトの上に寝転がって
 ....
名古屋から来た君は
動物園通りを抜けて
髪の毛ぼさぼさで
連絡を待つ
ろくでなしの
連絡を待つ

ろくでなしは
その時ある一つのやさしさに抱かれていて
抱いていて ....
息をすって
息をはいて
それを一緒に
森の中で

雨にぬれて
森の中で
息をすって
息をはいて

おまえのこころ
いばらのとげに
息をすって
息をはいて

 ....
みなさんどうしてそんな顔してるんですかと
もう猫も言わない
電車はいくつもの死体を引きずって走る
国民みんなにワライダケを月一回配給すればいい
ついでにあんこにくるんで北朝 ....
ひまわりが枯れて
バラが枯れて
チューリップがこぼれて
シベリアだけがまだ 
咲き誇っている

切られた花の優しさしか
あげられません
あげたくても
あげられません
 ....
ロシータっていうおばあちゃんは
サンホアンで一番年取ってて
猫にやさしくて
工房の隣の彼女の家には
いつも猫がたくさんいて
使い物にならないボートが
とまっている
 ....
?.


一日中ひどかった雨も小降りになって
窓から見る白樺の木は
ここ最近やっと葉を落とし始め
冬時間に変わって
六時にはもう日が暮れてしまうようになった
公園の明かりは ....
                    
?.

まだ葉が落ちない
白樺の上に
黒猫がいる
のを
見ている
うつくしい猫で
目が
とくにきれい
久しぶりだけれど
思い出 ....
中国人の女の子が
俺をじっと見ている
秋晴の真っ青な空の下
バスは
俺たちを乗せて
ゆっくり坂道を登ってゆく
母親が
女の子の目線をおって
俺と
目を合わせ 微笑む
 ....
子供の頃は
船乗りになりたかった
世界中を旅して
冒険して
人食い人種にとらわれて
奇跡の脱出
漂流して
魚食べて生きて
雨を集めて
さめを殺して
奇跡 ....
?.

あなたを
あなたのすてきなところを

一日
大切にする

あなたを
あなたの汚れたところを

裏返して
日に透かしてみると
おかしな影ができるから
その影に指で ....
士狼(銀)さんの水在らあらあさんおすすめリスト(34)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
太陽- 水在らあ ...自由詩36+07-8-11
くちづけ- 水在らあ ...自由詩30*07-7-8
星を- 水在らあ ...自由詩35*07-7-5
きず- 水在らあ ...自由詩34*07-7-4
小さい- 水在らあ ...自由詩37*07-6-25
夕日- 水在らあ ...自由詩54*07-5-20
君に対する僕の心は- 水在らあ ...自由詩56*07-4-3
白髪を掻いて- 水在らあ ...自由詩37*07-3-12
気は優しくて力持ち- 水在らあ ...自由詩20*07-3-10
- 水在らあ ...自由詩29*07-3-6
さよなら- 水在らあ ...自由詩33*07-2-28
知っているか- 水在らあ ...自由詩32*07-2-24
すいせい- 水在らあ ...自由詩11*07-2-23
そして日々は- 水在らあ ...自由詩16+07-2-21
スコール- 水在らあ ...自由詩19*07-2-15
遠吠- 水在らあ ...自由詩26*07-2-11
ビーズ- 水在らあ ...自由詩23*07-2-9
- 水在らあ ...自由詩20+*07-2-7
- 水在らあ ...自由詩34*07-2-5
十字架- 水在らあ ...自由詩31*07-2-3
水の在るところ- 水在らあ ...自由詩37*07-2-2
ふたり- 水在らあ ...自由詩35*07-1-30
ちくしょう- 水在らあ ...自由詩38*07-1-24
シベリア- 水在らあ ...自由詩39*07-1-17
ロシータ- 水在らあ ...自由詩52*06-11-21
漂流- 水在らあ ...自由詩32*06-11-18
黒猫の星- 水在らあ ...自由詩38*06-11-9
秋晴- 水在らあ ...自由詩40*06-11-7
船乗り- 水在らあ ...自由詩34*06-10-21
あなた- 水在らあ ...自由詩76+*06-9-19

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