誰か僕のことを、好きになってくれませんか?
寂しくて・・・悲しくて・・・苦しい。
僕の心を、溶かしてくれませんか・・・?
冷たい僕の手を、温めてくれませんか?
たださびいしいだけのわがままじゃ ....
あたしの中で
水が{ルビ捩=よじ}れる
還るべき水脈を何処かに探してのことなのか
それとも単に気まぐれなのかはわからないが
あたしの中で
時折ふいに
水が捩れる
たとえばそれは
安易な ....
俺の人生22年
何があったのかとふと思い返せば
何もなかったような気がする
ナニモカモが中途半端な自分
夢中でやったサッカーは悲惨な記憶
何をしても怒られけなされ罵られ
見かけはかっこ ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=34531
他人同士がコミュニケーションを取るときのお互いの距離において、親しさの
度合いに応じてその許 ....
水色の影を落とす
電信柱の
間を縫って
歩く
一歩前進ニ歩後退
赤く染まった
電信柱の
影を拾っては
投げ
歩く
一歩前進一歩後退
白く輝く
一番星の
....
私の好きなもの
電車から見える町並み
田圃に映る夕陽
朱色に染められた
貴方の
横顔、
すきです
初夏の夜、首が痛くなるほどに
高い空を見上げて、
あれがかんむり座だよと、
いつかそう教えたのに、
あなたは忘れてしまった。
七つの星でできた王冠を、
あっさりと投げて捨て ....
その名残はもう届かない位置で
懸命に手を振りながら明日に挟まれていく
折り重なり、押し寄せる毎日の隙間
風化する
足跡はもうどこにも残っていないから
辿ることも
手を伸ばすこと、も
....
ナッツは苦手です
でもアーモンドだけは好きです
キャラメルも好きです
ヌガーも好きです
甘いものがとにかく好きです
子供の頃はゴーフルが好きでした
パパがどこかへ行くたびにお土産で買う ....
よく晴れた昼過ぎ
満開の桜の木陰にすいよせられて
黒い幹に{ルビ凭=もた}れ腰を下ろしていた
桜の花々は音もなく風にざわつき
ふと 辺りを見わたすと
桜の{ルビ蕾等=つぼみら} ....
桜の花がもうすぐ咲く頃に
僕らはいつも別れた
それから
奇跡的に誰もいない桜の花びらの嵐の中
僕は「埋めてくれ」と言うばかりに歩みを止めた
いつもそうだった
だから
少しだけいい ....
絵の具みたいに
誰かの色と交じり合って 新しい自分になりたいの
皿鉢給与
田備達 痛風寝話
内湯潜観 八〇徒
雨中 農家 鉈 鋳好かん垂る柄
雲銘先追い 居間と備達
金らず孤興へ 花恵って来ると、
て、お古伴贄が お凸 妙
吟雅を話れ ....
風は 悠久の時を風化しました
草は 朽ちた誰かの命で成長しました
空は 嘘もない真実の青で{ルビ嘲笑=わら}いました
耳を澄ませば 声が降ってくる
....
花
花
花
花 ....
*
わが家から消えてしまった冬は
ちゃんとタンスの奥の
小さな白い箱に
しまわれています。
*
少年がたいくつな授業を
受けているとき
校庭で春 ....
白鳥は
白くて
大きくて
きれいだから
エサをもらったり
写真を撮られたり
優しくされるけど
よく見ると
まぬけな顔をしてる
皇帝ペンギンみたいな
お父さんが
欲しいなあ
....
世界最強!世界最強!
マスイジュウa.k.a.世界最強!
世界最強にコーラをガブ飲み!1.5リットルをイッキ!
ゲップなんてしない!世界最強だから炭酸ごときに負けない!
世界最強に揚げたてのト ....
そのようにしたら死んでしまったともだち
を訪ねたら
がんばらなくっちゃ
がんばらなくっちゃ
連呼しながら踊っていて
わたし
年甲斐もなく泣いてしまって
薬をもらって帰ったんです
き ....
「見てごらん あれが翼とかパリのヒト科だ」
爺さんはいつも洒落ばかり
だいたいオシャレな人だったし
どんな人生送ってきたのか
結局聞かなかったけど
冗談みたいに生き抜いたって
そんな素 ....
自己憐憫やセンチメンタルなんて塗りつぶされてしまえ
あかね色と紫の混ざった夕暮れは街を照らすよ
消え去りそうになりながらも今日を終えた人たちを称えて
透明な感性が空中に漂って ....
砂浜になぜか
まるのまま打ち上げられたりんご
いつからあるのか
りんごはなかば透き通っている
食べたらひどくだめそうなのに
僕はそれを舌にのせる
のを逐一 想像する
おいしい ....
ぼくは
恋を
失ったわけじゃないのに、
この痛みは
失恋と表現される。
だけど君は駆けていったんだ
思い出の丘を、雲の影が滑る
丘の緑はかわることなく風に揺れ、
遥か彼方に、夏の海を臨んでいる
ごらん、あの細い坂道に
僕ら ....
わたしの前から
あなたが立ち去った
その瞬間、
わずかな風が生じる
わずか、だ
わたし自身が感じるか感じないかくらいの
本当に微かな風
しかしその何とも言えない悲壮感
わたしは ....
かみさま
大人になった僕は
ずいぶんと長いことあなたのことを忘れていたようです。
時に僕はあなたの姿を見たいと
{ルビ只=ただ}、無力な両手を組み合わせては空に向け
一心にお祈りしています。 ....
ワタナベ『リフレイン』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=34796
丘 光平『壁』
http://po-m.com/forum/showdoc.php ....
お昼の雲に
あなたを見つけようとしています
風がゆるく吹き
低気圧を含んだ雲が、南からの春風に押され
違う国の雲になろうと準備していました
静かな、わずかな運動です
雨が細く降って ....
僕の窓に一石を投じる
君があけた穴は塞がないで亀裂
空がひとつに見えなくなったよ
とりあえず、そこから新しくのぞいてみます
まだ目には眩しいけれど
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=34796
街中でヘッドホンごしにベースソロを聴いていると自分の周りだけが別空間の
ように錯覚する。このリズ ....
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