俺とお前 嘘まみれで さぁ
馬鹿みたいに 笑い合ってたよ なぁ
”惚れたぜ お前のオンナに”
なんて詩に書いて お前に見せて
笑いながら
大きく吸い込んだ セブンスタァは
トーテムポールの ....
被爆者二世の
おじさんは、アメリカ人に
「広島ってまだ荒野なの」
と問われる度
なぜ知らないのかと
聞き返す事にしたのだ
と言う
謝らなくたっていい
何千と言う米兵を救ったと
....
白い雪をあなたに投げることもできないので
白い便箋白い封筒白紙の手紙を送る事にした
青い影が落ちる白雪は今日も惜しげなく降り
茶が見えていた土を枯れ色の木々を白に塗り
まだこれから長い ....
白々しい嘘はおやめなさい、
白けた空気が漂うじゃないの、
白旗掲げて何をおっしゃる、
白羽の矢が立ったらどうすんの、
白髪だらけの頭ゆらして、
白河夜舟で眠ってる、
白黒はっき ....
コーヒーを飲み過ぎたのでねむれません
ねむれないので詩をかいてみます
詩をかいてみたので目から鼻水がでました
ティッシュを買いにゆかなくちゃとおもいます
でもどこにもゆかれません
そとは暴風 ....
闇黒こそは好ましい色だ
そこに何があるかわかりはしないから
闇黒ある限り
人は何かを想像し続ける
などという警句もどきを
てのひらで丸めてみる
睦月
この部屋は明るい
パソコンの画 ....
私のあなたへの想い
あなたの私への想い
どちらが大きい?
私<あなた
私>あなた
私=あなた
等符号の大きさが愛の大きさ
きっと
私のほうが 強いかもね
どちらが大き ....
傘を被った
恥ずかしそうな月の光に照らされた
これまた恥ずかしそうな真っ青な花
あんまりにも
恥ずかしくなって
膨らんで 膨らんで
真っ赤なお花になっちゃった
真っ赤 ....
微笑みかけながら
ゆっくりと揺れる
僕のリズムに
合わせながら
誰よりも何よりも、人を愛する神がいました。
人々は、助け合い、人の幸せを喜び合い、
人は人を支え合っていた。
そんな人だから、神は愛したのです。
今は・・・そんな人々は・・・・どこへ消えた ....
"この黒いイライラを詰めてぶっ放したい"
そんな言葉は形にもできず妄想の中で蜂の巣にしてやりました
自分が
突然きれいに感じるときは
かかとを持ち上げ
太ももを感じながら
クシャクシャと
髪などほぐすと
女の
酔った
匂いがします
たまらず
白い肩に
くちびる這わせば
愛 ....
地下鉄の吊革に左手をかけて
全てをあずけていた
座席の学生服の三人組が目を泳がせていた
真ん中が左斜め前の女を指さす
「これ?!」
右の学生がコントのように真ん中の頭を手の平ではたく
「声 ....
C型肝炎の投薬治療を初めてから2ヶ月。ここ数週間で5キロもお肉が無くなった。鏡の前に立つと、フライドチキンな僕が死んだ目をしている。でもおいしくなさそうだって思う。副作用はだんだんに出てくるってお医 ....
私は大腿骨である
私は頸骨である
私は肩胛骨であり鎖骨であり肋骨であり
胸骨であり恥骨である
私は横紋筋と平滑筋である
私は繊維質の束である
私は気嚢であり胃腸であり ....
燃えカスの灰にぬれ濡れて告げるおわりよ恋は燃え尽きて身を焼き尽くし燃えカスの灰にぬれ濡れて告げるおわりよ恋に破れた身を粉砕し燃えカスの灰に塗り込めて告げるおわりよ恋は燃え尽き灰に埋もれて左腕を ....
食欲の秋
だからといって
食べ過ぎ注意
そんなことしてると
相手の言葉を飲み込んだのにも
気づかない
いや
どう飲みこむのと聞かれても
見つからないのは
覚悟の上であって
....
指のあいだからこぼれてゆく、
アルファベット、
ひらがな、
漢字、
カタカナ、
見覚えはあるけれど読めない象形文字、
もしかしたらヒエログリフ、
言葉になる以前のかけらたち、
さりりと ....
血が出るまで掻きむしるかさかさの肌は
乾燥した高地のミイラより無様だ
ミイラになっても美女は美女
みずみずしくてもブスはブス
こたつに半身潜り込んで
少しずつ消滅してゆくなら
どんなにかい ....
「なんだ あれで間違いは無かったんだ」
そんなことが言えるタップを踏み鳴らす
夜の空に流れる
淡い冬の天の川
ムスウに散らばる
心のかけらたち
目立ってなくても
変わらずそこにあるの
忘れないでね 私が
いつでもここにいること
たとえ見えなくても
いつだっ ....
未練なんて無いさ
夢なんて無いさ
好きな子も無いさ
ただ 腹は減るんだよ
苦笑いをする 最高のニヒリズム
僕は天然記念物
{引用=春のうららの ふあら ふわら
雪 かしら?
どこかしら 届く ぬくもり
ふあら ふわら
おひさまに 気づかれないように
かくれんぼ してた のに
みつかっちゃっ た ....
あなたは
一匹の子猫をみつけた
木枯らしの吹いた夜
寒さに震え、怯えている
「よしよし」
「いい子だ」
「こっちにおいで」
警戒をしながらも
あなたの優しい声と
安心できる匂 ....
きっぱりと割り切れるものは
割り切れないものたちに
負けてしまった
くるりと円いものは
いびつなものたちに
負けてしまった
さらさらと流れるものは
意固地に止 ....
あの夕焼けがそうであるように
この歩道がそうであるように
今の自分がそうであるように
この心地よい眠気がそうであるように
そこの黄色いゴミ箱がそうであるように
夜の窓すき間から来 ....
Yahooメールの
1件の未読メッセージがあります
受信箱 (1)
オレンジ色のぎざぎざびかりの
手紙マークは嬉しい驚きだ
でも今日はクリックしてみたら
未読メッセージがない
過 ....
ロックなポスターを剥がして花の絵を飾ったら
深窓の令嬢になれるかしら と考えているタバコ屋の看板娘
小さなガラス窓の奥に座る姿は ある意味「深窓の令嬢」?
ホッとひと息 サンタク ....
お祭りお囃子乗せられて
金魚をすくってみたんです。
金魚ばちにいれてみたら
窮屈そうに泳ぐんです。
じゅぃーっと
見つめあう
「ああいう男に惚れるあなたの気持ちがわから ....
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