スターバックスのレジで小銭を数えていると、
後ろに並んだ消防士さん達が、
そろそろ
一年で一番忙しい日が来るなぁと
つぶやいた。

クリスマスが近づくと、
自殺者が多くなるんだそうだ ....
おとうさんの背中から
木が育っています。

おとうさんの脇から
木が育っています。

おとうさんの胸から、頭から
すこしだけ
木が育っています。

『お父さん、何で木を育ててい ....
「あなたは幼稚すぎる。」
ほとんどの面で幼稚すぎると叫ぶ。
昨日彼女は帰って来ず、
ぼくに会うとたん、これだ。
なんだか心も身体もしびれて
感覚がない から、
ただ聞いていた。
そのやわ ....
それをそっと両手で包むと
私は私のそれに、
途方に似た
責任を感じ
る。

これが
こう誰かに包まれる時が来た
ら、
これは一人歩きして、私の知らない
何処かへ行ってしまうかも ....
この長い長い
一瞬が
胸から消える事を
悲しく思います。

全ての事を良く考えて、
私の一部分を手放します。
多分もう少し時間がかかるけど、
今始めたところだから、
きっとイライ ....
ぼくは今日も二つのくつを見下ろしています。

しーんとなった廊下で、

じつはきのうもここで
みぎとひだりと
ひだりとみぎと
どっちがみぎで
どっちがひだりだと
ぼくの足と
く ....
「もう一年早ければ、受験できたんですがねぇ。」
そういった試験管はかなり嬉しそうに笑った。
新卒の22歳より、
数年分賢くなったわたしはいらないのだそうだ。

バス停であなたを待つ間、
 ....
雑踏はいつも空気が薄くて
階段を昇るたびにふらふらと倒れそうになって
それはそれは大きな矛盾を抱きかかえたまま手荷物のかばんを放り投げたい
だからと言って僕は投げたりなんかしない
だってそれじ ....
春に誘われて地球に頬擦りしたくなる。
夏に誘われて風とイチャイチャしたくなる。
秋に誘われて妙にお腹が空き、
冬に誘われて冬眠に入る。
毎回、訪れる季節に誘われて
良く解らないけど、
簡単 ....
月がとても重たかった時、

君はそれがボーリングボールみたいに

どすんと落ちてしまわないか心配した。


月が痩せ細ってしまった時、

君はそれが空腹で

死んでしまわない ....
水族館の水槽の
分厚いガラスのような
向こう側で十一月は
無色に捕らえられていた


人々は皆
無色のパントマイムで
街を往く


色という色は
呼び寄せられた十二月のマンホー ....
強い人は、誰にもみえない場所で泣く人。
     他人に何が必要なのかいつも知っている人。
     誰もしようとしない事をしようとする人。
     強さを他人の中に見いだす人。
    ....
ぽすっ・・・ぼすっ・・・
   ぽすっ・・・ぼすっ・・・









ぼす・・・










   ぽ ....
   かぜがさらいます ワタシ
   かぜにすくわれた アナタ
       みつめる ワタシ
       みおろす アナタ
    まっくらヤミに ワタシ
       カガやく ....
泣いて、泣いて泣いた後に、

おもいきり、鼻をかんだら脳みその端が出て来た。

少しずつ引っ張れば思った程痛くはなくて、

こそばくて、

涙はたくさん出たけれど、

最後まで引っ ....
どうしても空を飛びたいらしいので
象が踏んでも割れない筆箱をあげると
「二郎さーん!」と言って地面に投げつけた

私は冷や汗をかきながら
「確かに弟ができたら二郎と名付けるつもりでした」
 ....
『消失』











『空白』











『切り取り』











『透明』




 ....
空気の硬さも変わって、秋
くしゃみを3連発する
「風邪かな。」
知らんよ。

今日は大腸、それに頭、結膜炎
昨日は咽喉、腰、頭、鼻炎という具合に
最近は腹、過呼吸、動悸、眩暈、寝過ぎた。 ....
強くならなきゃいけないと、
その子は言っていた。
忘れていたのは、
見失っていたのは、
理想の裏側、欲の裏側。
たった一日で何歳もの年をとった、あの日、
何かがはじけて叫び出したのを、
 ....
木の葉を一枚 硝子の器に浮かべてみました

空 をみつけました

心は 揺れておりました
バスケ大会の決勝で、本田クンにアピールしようとしたのが悪かった。
ボールをキャッチミス。左、親指を骨折。病院行き。

真っ白であったギブスは、すでに文字で埋め尽くされ、
ちょっとしたアート ....
依存している
依存している
アンタが居なくなる
そう考えるのが一番怖い



依存している
依存している
君は麻薬
そう思う自分に対し苦笑がこぼれる




お互 ....
一度切りの湾曲をとうに終え
錆び果てたガードレールは死んだように安堵している
その影に紛れた舗道の一部は黒々と陥没し消滅している


その上空を傷付ける有刺鉄線、私ではな ....
カーテンから漏れる日と
液晶の画面だけ
私の顔を照らしてる

胸に鉛を抱えたまま
キーボードを叩いた

誰も・・・誰も・・・


ビシッ!!

不意に胸を射抜いた音に
窓の外 ....
泣いているこどもは
湯気が立っていて
かわいい匂いがする

抱き締めて
頭に鼻をくっつけて
くんくん嗅ぐよ

産まれたてのときは
わたしの内臓の匂いがした

今も少し
する
 ....
凄まじい爆音を残して貴方は走り
それをわたしは見送ります

夕日が沈んで行くのは
この世の理です
爆音は遥か砂漠の彼方
毎秒360メートルの速さで遠ざかり
もう聴こえて来ないのです

 ....
機関銃でばちばち撃ち殺して
うわーいって喜んで走って
なんだかふわふわした光は
嗚呼あたしを祝福してるわ!

観て観てほらなんて綺麗なの
空ってこんなに青かったかしら!
機関銃は歌ってる ....
右のつま先から、すうっとゆっくり手のひらを滑らせ、裏も表も愛すよう、追い駆けた幸福。
と、感触を遮る憎い醜い凹凸を見つけては、取り繕うなんて傲慢な真似も出来ずに、
素直に、そしてとても純粋に、それ ....
君の
うすれた髪が恥ずかしいなら、
全ての人が盲目になればいい。

君の耳が狂っているなら、
全ての人が声を無くせばいい。

君の声が力を失ったら、
全ての人が聞こえなくな ....
思います。
詩は ある意味 個人の世界だと

maiは 仕事からの解放と それでありながら 日常を振り返り現実逃避したい自分にならない 大好きな自分を見つけるためにネットの世界にいます^^;
 ....
ベンジャミンさんのおすすめリスト(1259)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一年で一番忙しい日- 月山一天自由詩204-11-18
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返してくれ。- 月山一天自由詩4*04-11-16
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一時の物語- 月山一天自由詩204-11-14
はじめてだっしゅつ- 月山一天自由詩304-11-13
クシャクシャの一万円- 月山一天自由詩504-11-11
さっぱりわからない現実を食べ歩く23歳午後4時- 碧姫自由詩104-11-10
愛されすぎて...- 月山一天自由詩3*04-11-10
君の記憶- 月山一天自由詩4*04-11-9
無色(十一月)- 松本 涼自由詩5*04-11-8
強い人に送る22のリスト- 月山一天自由詩3*04-11-5
泥饅頭- 自由詩11*04-11-5
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飛行訓練- 木葉 揺自由詩24*04-10-23
詩集(_『消失』_『空白』_『切り取り』_『透明』_『絶無』 ...- 桜 葉一自由詩104-10-21
菌の活動模様に- かのこ自由詩104-10-17
14歳- かのこ未詩・独白204-10-16
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奇跡は災難にやってくる- 月山一天自由詩4*04-10-14
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ある晴れた午後_- 木葉 揺自由詩5*04-10-6
かわいい匂い- チアーヌ自由詩7204-10-4
爆音- 花田春菜自由詩104-9-29
- 花田春菜自由詩304-9-27
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君が最後に知る事は...- 月山一天自由詩204-9-23
—_ある日の_ふたりごと_—- ひより散文(批評 ...6*04-9-23

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