澄ました水を眺めるくらいのここは小さな部屋です。
灰色の砂が時折、いたずらに跳ねる水で濃いグレイになったり・・薄いグレイになったりします。
太陽が出たりすることも月が沈んだりするこ ....
となりで
しばふにねころんだひろこちゃんが
りょうてをそらにのばして
ぐー ぱー
をくりかえした
おいしそうなくもが
ながれている
わたしあのへんかなあ
せのたかいきの
てっぺん ....
クリーム色の日差しの下
ふたりは体を重ね合うの
永遠の淵には
白いノート

すべては飲まれてしまったの
もう何も残ってはいないの
白いノート
濡れてる

「わたしの心はもう売ってし ....
わらいながらないた

冬のくるしいことは
もうじきにおわるんだとしんじて
きょうきはかかとすれすれのところに
しまいました

あたたかい
かぜはしおからく
さいたまは あざやかで ....
飛行機の夢を見た
滑空する
雲の上の翼
その下にたたずみながら
許されずに在る 自らの境涯を
針のように感じていた

そんな 夢だった
朝の空気は変らずにひんやりとしていて
世界中の ....
自分 東京にあこがれて来ました

自分 田舎の生まれです

自分 小学校はクラス5人ですが

自分 妙にナウいってのがマイブームです

自分 もっとのびのびしたいんだろうっ ....
もうすぐくるだろうとおもった

青いさかな色の光沢に塗れて

だけどこなかった




右手の握力がなくなっていくのが
なんとなく感じられて
たしかに感じたのだけれど
 ....
先日、国会議事堂の付近を歩いていたら、右翼の街宣車がワーグナーの「ワルキューレ」を大音量で流しながら走っているところに出くわした。私が学生だった頃は軍歌と相場が決まっていたのにな。この前なんか「宇宙戦 .... 気が引ける僕の手をひっぱって

闇の中に浮かぶ大きな四角い白は

両腕を箱と椅子に変え

僕の心をドルビーサウンドで

鳥肌のひとつひとつをひっぱってみたり

背筋の真ん中 ....
握っていた手のひらを開くと零れていくものがあったので
僕はどうやら何かを、どこかに忘れてしまっているらしい
記憶をひも状にして木の枝に引っ掛けて、登る
どうしてもたどり着けない


アゲハ ....
ああ、またここから、始まる

無意識にながれる所作に
ときどき
生まれる、感覚
蛇口をいきおいよくひねり
じょうろへと水を注ぐ
そんな、とき

朝が、
おとといよりも
昨日よりも ....
前回からの続き、がんばりたいと思います。
わたしだけがポイントを入れている詩について感想を書いていくこの試み、とにかく最後までやろう!と思っています。どこが最後と思うかは難しいですが・・・・。

 ....
何を書こうか分からんチン
電子レンジで言葉を焼いて
食え喰えなんて、もういやだなあ
なあバイト君

僕はバイト君じゃないさ、しがない詩を書くアホさ
アホは関西弁では、いいことで
バイトは ....
産毛のような時間が
どこまでも不完全な
このたましいを撫ぜている


それでもたましいは
長い間私が見向きもしなかった
いくつもの小さな愛たちを

その時々に抱えていたのだと
 ....
メリーゴーランドの輪の中に
入りたくて
足をばたばた
地団駄踏んで
泣き喚いてた
でも
メリーゴーランドは
側で見ていたほうが
ずっとずっと良かった
雨の中でカラスは
ボロフスキーの創った
偽物みたいに固まっていた


まるでそこから
世界が固まってしまうんじゃないかと
心配になるくらいに



その横顔は
静かな怒りと ....
右だったかな

左に行ったら

違ったかな

こっちだったかな

あっちに行ったら

空だったかな

マジかな

ウソパチだったら

ちょっぴー悲しいし

 ....
たらちねの殻梯子からおりてくる
あの白いもののなまえを

ぼんやりと霞む視界だけれど
ああここにはことばがある

たくさんの羽虫が
いのちを喰いつぶして
ああでもつらくはない

 ....
妻と二人で梅干を漬ける
台風が近づいている
空はまだ晴れているけれど
窓から入る風は生暖かく蒸し暑い
梅の実の良い匂いがする
水洗いした梅の実をタオルで一つ一つ拭き
ヘタを楊枝でほ ....
いっと にっと さんと ガロン

大きな甲羅 もった ガロン

よいしょ よいしょ 今日も ガロン



僕は今日鉛筆を手のひらに押し込んだ

芯が怖々 震えるんだ

まだ ....
ムーミン谷の舞台になっているのは、森と湖の国フィンランドである。首都はヘルシンキ。国土の7割が森で占められ、約18万個の湖がある。国土面積は日本の北海道と本州、四国を合わせたくらいで、遙か北に位置する .... 「トロール」とは北欧の童話に登場する精霊のことらしい。フィンランドでも伝説的な存在で、人間を驚かせたりだましたりする、ちょっとやっかいなやつ的感じの妖精で、ムーミンもこの精霊の一種ということだ。ただ、 .... 幸せがシャワーノズルから出て左肩に落ち
つくられて22年経った体をつたっていきました

遠くにある時計の針の音は聞こえません
湯気のぶつかるしゃわしゃわした霞む音しか

髪から落ちるそれは ....
君によじ登る時
記号化された明日を忘れたい

君をばら撒く時
密室でひんやりと眠ります

君を取り出す時
時計は5時を指して

君を揃える時
柔らかくなった土をひたすら掘る

 ....
てのひらに降らせたカラフルなキャンディの雨
気前よく景気よく弾けるクラッカーの紙テープ
そんなふうに

グリンピース
ぐらぐら沸き立つナベの中に
  グリンピース
放り込むのは何故この両 ....
{引用=冬の終わり、
時雨模様
描かれるいくつもの輪のなかで
消えてゆくだけの悲しみがあり
雪にはなれず
かすかな温かさにふれたなら、
降りつもることすらできなくて}


  一瞬だ ....
ほと・ほと・と、日溜り温く

昼下がり ・ ・ ・



白い雲など浮かんでおりぬ

ぼんやり空を仰いでる



こんな時間に空を見る

無かった時を取り戻し

弥生の ....
人間は 空を飛べないわけじゃない 空の色が 気に食わないだけ。 あかいくるまのボンネット

はちのピータはぬけだした

よるのとりかごにわすれたよ

あまい あまい 甘い 片足



はちのピータはおとなになりたてだから

でき ....
もう子供じゃないから
無心にがんばるなんて
できない
ピアノも
何時間弾いたって
大して上手くならないことを
知ってしまったから
弾かない
誰かを
愛すれば愛するほど
虚しくなるか ....
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