えー前回の「わからん!」が多数の好評を頂きましたので、(頂いてねえ〜)
もう少しつっこんでいこうかと思います。
○勝手にやってくる詩みたいなもの
自分の意思でなく、勝手にやってくる詩につ ....
ほら
こうして
鈴をつるしたフラスコの
空気をだんだん抜いていく
鈴の音はやがて
震えるだけの記号となって
あのフラスコにわたしは
どうしても
ティンカー・ベルを入れ ....
わからん!と思うことを、書きます。
○勝手にやってくる詩みたいなもの
ある日ある時、突然勝手にやってくる詩みたいなものがあります。(来た!って感じです)
それは忘れられない歌のフレーズの ....
絹の目に風が通るような
さらさら と暖かい日差しが
空から降って来る度に
少しずつ体が 溶けていくようです
束ねた髪を解いて 窓辺で
流れる光と花の香り
白い手をかざして 空
高く高 ....
きみのことをかんがえてねむろうとおもうのだけど、
けっきょくもうあさだったりして、
またこんやにとっておこうときめるのだけど、
めをひらくともうあさだ。
そうくるなら、
ひるやす ....
ぼろぼろに傷ついた心を認めてしまったら、頭が壊れそうで、心がちぎれてしまいそうで生きて行けないから。感じる物全てを凍らせた。卑しすぎて、悲しくて、何も出来なくなる前にバンドエードで覆って見えなくする。 ....
私は
ベビーシッターでも
家政婦でも
看護婦でも
カウンセラーでも
ホステスでも
ない。
あなたは
自分の恋人をなんだと思ってるの?
....
今晩は
充満していくケムリに
退治されてしまおうか否か、
迷っているところです。
景色が白っぽく見える
夢の中みたいな、
子供心に
胸がドキドキして居ますの。
虫がきらいか ....
ずたずたに切り刻んだり、
くしゃくしゃに丸めたり、するわけでもなく
例えば、鼻をかんだティッシュと一緒に駅のごみ箱へ
自らの名前を捨てた。
あの日から。
手を繋いでも口付けても、抱き ....
カバーしている
とても上手に
カバーし続けている
世界は
眠る猫の薄いくちびるを
只管にクリックする
とても上手に
世界は
君を奪ってゆく
泣かない君を
青空の種を風切り羽根が運んでくる
からだが どうん、まばたきしたときの
あのせかいが まっぷたつ から、ゆうぐれて
頭から 地球の中心に ぐん、と押されると
わたし、いつも きまって あやまってしまう
ごめんなさい、ごめんなさ ....
それでも私はアナタの足にしがみついた
アナタが私を見下ろして笑う
何をそんなに慌てているの。
何を ....
「俺って結構まじめなんだよ」
っていう男は多い
ほんとに多い
いったい何が言いたいのか
さっぱりわからない
心の中では
「へえー」と答えてるけど
別に言わない
繁華街のホテルを出た
....
まぶしい光がわたしを刺すので
貴方を見つめていることなんてできません
つい顔を背けたくなるような
そんな命の輝きに俯くしかできません
言い訳なのはわかっていますが
真っ直ぐに貴方の瞳 ....
彼女が言う『私スポーツがしたいの』
僕が言う 『楽しいかな?』
彼女が言う『スポーツだからいいのよ』
僕が言う 『疲れちゃわないかな?』
彼女が言う『だって、汗 ....
深緑の
深くなる光を
鉄筋コンクリートの箱の中から
眺めています
時計の針は
ここを刻むと
それ以上は動かなくなるのです
取り残されるように
私と空間は
どこか
こころ ....
こだま呼び込む窓辺
群れる空の白魚たち
過去と迷走の影なら
銀のクリップで重ねて
浮かれるまま
浮かべばいい
望み通りの風
手のひらで創ったなら
さあ ....
マル帰っておいで
マル帰っておいで
マル帰っておいで
ちょっと気が向いて散歩にでただけだよね?
ちょっと気が向いて散歩にでただけだよね?
マル帰っておいで
マル帰っておいで
マル ....
小さく ふくよかな 指に絡まる 毛糸の輪っかは
橋になったり タワーになったり ホウキになったりして
幼い僕等を さんざ 楽しませてくれたもんだ
女の子の遊びだって 解っていたけどさ
僕は ....
夢見る午後はカモミールの香り
膨らむ幻想に
投げ出した足先
どんな詩をうたいますか
あなたは
今日
どこまでなら許せますか
ココロを
今日
泣いたあなたが愛し ....
満ちる空に逢おう
欠けたままの自身で
雨や雲や雪や風の子供として
ボクは歩き歌い眠る
隠すものも
隠されるものもなく
ボクは今宵も
欠けたまま
満ちる
....
▲
そして
どこまでも
群青の闇を往く
魚のあとを追い
かつての白い肌は
鈍く焼けてしまった
水の角を曲がり
更に水を下る
....
鳥が燃えながら飛び立つ
黒い枝が空いっぱいに絡み合う
朝にも似た冷たい大気が
無数の記憶を凍らせても
すかさず世話焼きの風は遣って来て
その霜を脱がせる
急いで帰らなきゃ
鳥 ....
白いTシャツの上
二つに束ねた髪
アミノ酸 燃やして
ショートパンツ少し鳴る
こんなに空が青い日は
「バクチがしたい!」
財布つかんで交差点
看板の文字が青いから
自動ドアめが ....
もしも宇宙人がいるのなら
宇宙猫とか
宇宙犬とかも
いるのかな
宇宙金魚ぐらいなら
ボクはちょっと
会ってみたいです
はぐれた君はヒヨコの臆病
暗がりの踊り場でびしょ濡れて
いいコトとわるいコト
中間のマーブル模様に
悩んでる
悩んだ君はウサギの足取り
坂道の石ころで躓いた
....
鍵盤の流れ
書斎の壁
狂った額に優しく
私は受話器を落とす
「悲しみを愛せよ・・・」
無数の音符に巻かれて
加速する刃
氷を突き、宙を舞った
私は目覚める
衝撃は ....
ぜんまいじかけ
ぼくはおもちゃ
ぼくがあるけば
カチャカチャカチャ
ぼくがわらえば
カチャカチャカチャ
ぼくのせなかの
ねじをまいてよ
きみのゆううつ
もらってあ ....
褪せた面影を
湿らせていく
霧の雨
黒い舗道に足跡の
こだまを探しながら
ひび割れた時間に
僕は立つ
どんなに近くで
それとも遠くで
どれだけ君が ....
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