物理的にいうと
今現在あなたとの距離は
約10センチメートル

ここは
広大な宇宙の拡がりと
気の遠くなるような長い時間の交差点

次の瞬間!
あなたは
もう二度と
わたしの手の ....
  風が吹いて、あたし
  かんたんに飛ばされてしまう
  未完成な結晶のすがた、まだ
  花にはなれない
  舞い上がって、遠いところへ
  行ってしまうなら、
  今がいいと、思ったの ....
空を

どこまでも飛んでみるということを
振り返った視線の、端のほうの夢の中
ほんの少しの香りで、漂っている

今、この辺りで



いつのまにか、梯子がなくなっている
あの木の ....
雨降り
バス停

ザーザーとうるさい雨の音の中で
今、生まれたばかりの泡が産声を上げ
早くも、言語を取得し
俺に向かって 叫び始めた

「俺はもっとでかくなりたいんだ!」

そう言 ....
乾いた風に刻まれて
ひび割れた唇は
冷たい鉄の味がする

樹液で貼り付けられたように
言うことを聞かない両足

遠い国で起こった悲劇で
消えていったものの軽いこと

目の前で起こっ ....
白い部屋には
素敵な男の子が
4人
にこにこ笑いながら
4隅に立ってる
ひとりを追いかけると
みんなが逃げる
どうしても捕まえられない
壁に沿って
追いかけっこ
静かに
静かに
入れて
あたたかいプリン
スプーンを溶かすよ
落っこちる黒

たまんない
湿ってる
プリンの底
上から下を眺めて
もし落っこちたとき
やっぱりコンクリの上じゃなくて
芝生の方に落ちたいなあ
なんて考えてるうちは
無理なんだろうな
デパートは
大好き
熱帯魚売り場と
屋上が
あ ....
最近、詩の森文庫というのが出ていて
辻征夫さんという人が書いている。この人、亡くなったのが60だから、僕の親父が60だから、今、死んだらと想像するだに、コワイ。
それは、さておき、1939年生まれ ....
悲しい目をして、どうして僕を見つめるの?
僕ってそんなにカワイソウ?
ボクッテソンナニ・・・。
ねぇ、僕をまっすぐ見てください。
僕と目をそらさないで下さい。
僕は僕です。ここにいます。
 ....
「自分しかポイントを入れてない詩の感想」の続きを書きたいと思います。昨日の続き。

市原トウジさん「あたらしさ」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=96 ....
アネモネの花 流れる小川に
足を浸して赤味差す小さな、ほのか
足先の揺れる水光り
長く尾を引く清流に
白竜の子 触れるという

ロング・ロング・ア・ゴー 昔話の
ロング・ロング・ア・ゴー ....
第二回!なんていうほどのもんでもないですが、今回は、ちょっと変わった趣向でやってみたいなあと思います。題して、「自分しかポイントを入れてない作品の感想」。
今のところ、ですけどね。これから入るかもし ....
批評のカテゴリーですが、批評というほどのものは書けません。でも、たまに、ああー短い感想をたくさん書きたいな、と思うことがあって、それでこういう形で書いてみようと思いました。感想スレに書けばいいのか、と .... 黒頭巾ちゃんは、普段は緑の頭巾を被って生活しています。薔薇の花が大好きで、毎日お庭に出て、薔薇の手入れをしています。
「緑頭巾さん、おはようございます」
隣のおうちのお庭で、草むしりをしていたらし ....
ここから先は人でないと渡れない
その橋を歩く
時は待っていて
ずっとおまえのために待っていて
待ちくたびれてさっさと行ってしまった
置き土産に
こんなに寒い冬を残して

ここから先の霜 ....
赤頭巾ちゃんはかわいい女の子です。だから黒頭巾ちゃんは赤頭巾ちゃんが大好きです。
赤頭巾ちゃんが作るブルーベリーのお酒や、カシスで作った甘酸っぱいタルトを食べながら、黒頭巾ちゃんは赤頭巾ちゃんと楽し ....
犬と合コンをした
わたしはちょうど
冷蔵庫の犬を食べ尽くしたところだった
新鮮な犬はいい
最初はお刺身にして
次はドリアにして
それからシチューにして
しばらくは楽しめる

右側から ....
黒頭巾ちゃんは、おおかみにばりばりと食べられた後、おおかみの内側からはらわたを噛み千切り、ぬめぬめとした何枚もの膜をカッターナイフで切り分け、血まみれになりながら脱出しました。
そして何事もなかった ....
喜びのうしろに
悲しみが
いる

涙のとなりに
微笑みが
いる

神様のつくった
小さな人間
つぶ

だまって青い空が
ある

だまって揺れる花が
ある
錆びついた思い出たちが
時を越えて目覚めだす。
ほこりにまみれた君の笑顔、
すべては遠い記憶のこと。
思い出さなくてもよかったのに、
思い出したくなかったのに・・・。
わざと雨の中に置き去 ....
  柳と風
  プラドー美術館
  黒いマントの少年がよぎる
  鳥ではない
  黒いマントの少年だ
  マドリッド
  ボスとブリューゲルを見に
  はるばる来たのだ
  信号待ちに ....
娘が補助輪無しで
自転車に乗ることが出来るようになった
それは昨日のこと

最近左手がきかぬと
父がペットボトルの蓋を人に開けさせた
それは今朝のこと

僕は時のパズルと戯れながら ....
 「好き」をpressする
 無理やり押さえつける
 でないと今にも破裂しそうだから


 わざと人ごみを避けるようになった
 君に会いたくないから
 会いたいから
 会いたい気持 ....
「これを採るにはこうするんや」

口を大きく空に開けて
走り回っている
おとうと

おおきすぎるそれがちょっとこわい
私に
「これ、わたがしの味がするでぇ」

たくさんの
 ....
バレンタインチョコくれ
わけへだてなくくれ
バレンタインチョコくれ
ナンピトたりともくれ
せっかく4トントラックを手配したんだから荷台が満タンになるまでくれ
それまでバレンタインデーは終わら ....
買ってくださいとうつむき加減に
冷えた指先は白い花を思わせた
不幸を売り物にできる時代じゃない
他をあたれよと背を向けたとき
飛ばされた風に散らばる花片
見開かれたままの瞳は残像をとらえ
 ....
2月になりはしても 北方の冬は
大雪の屋根に腰掛けたまま
目を細めて今日も 微笑んでいる
南風の萌黄色のシフォンスカートを
夜明けごといたずらに ほつれさせながら

生まれた街では凍える ....
僕はとってもバカだから
君が泣くのも気づかない

だから僕は考えた
君の涙に鈴つけようと
そうしたら君が泣く度に
いくらなんでも気がつくと思ってね

僕はとってもバカだから
君が泣く ....
待って、待って
と言いながら 母はついてくる
最近 少しは 歩けるようになったみたい
けど、台所で お米 をとぐわたしにむかって倒れこんできた母は ふわ り として
枯れた 木 のにおいがした ....
ベンジャミンさんのおすすめリスト(1262)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スクランブル- フォマル ...自由詩11*05-2-13
幻視、桜- 嘉野千尋自由詩5*05-2-13
いつか、忘れるという日のことを- 霜天自由詩1605-2-13
- くしゃみ自由詩3*05-2-13
その木を切らないで- みもる自由詩205-2-13
ギムノパイディア_- チアーヌ自由詩405-2-11
あたたかいプリン- チアーヌ自由詩605-2-11
午後のデパート- チアーヌ自由詩705-2-11
辻斬り批評モードー辻征夫の「むずかしくない詩の話」を読んでみ ...- 石川和広散文(批評 ...11*05-2-10
大丈夫- 天使自由詩105-2-10
わたしの感想_3- チアーヌ散文(批評 ...305-2-10
水辺の、ほのか- 千月 話 ...自由詩8*05-2-9
わたしの感想_2- チアーヌ散文(批評 ...305-2-9
わたしの感想- チアーヌ散文(批評 ...505-2-9
黒頭巾ちゃんは白頭巾さんが苦手- チアーヌ散文(批評 ...805-2-9
冬に見る夢- 岡部淳太 ...自由詩5*05-2-9
黒頭巾ちゃんと赤頭巾ちゃん- チアーヌ散文(批評 ...705-2-8
黒犬のドリア- チアーヌ自由詩405-2-8
黒頭巾ちゃん- チアーヌ散文(批評 ...1005-2-7
涙のとなりに- 春日野佐 ...自由詩4*05-2-7
心深切な- 天使自由詩3*05-2-6
ボスとブリューゲルはいっぱい赤い種をまいていた- 天野茂典未詩・独白205-2-6
毎日- たもつ自由詩1805-2-5
patience- くるす自由詩1*05-2-4
わたがしが降る日に- 月山一天自由詩12*05-2-4
バレンタインいやー- マスイジ ...自由詩3*05-2-4
雪花- 一筆自由詩13*05-2-4
青灰の夕暮れ- たちばな ...自由詩9*05-2-4
バカだから- くしゃみ自由詩7*05-2-4
からすとゆき- 吉原 麻自由詩4*05-2-3

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