昨日靴ぞこが半分はがれたー!
アロンアルファでくっつけた
がー!またトレタ
歩きにくいー
片足を引きずる。もうどこいきゃいいの?
ぼくの育った街の
素敵な駅前でー!
ああ ....
わたしの鼓動を
息するように
ねむるあな
たの湿った髪は
刈られたばかりの芝生の香
り で
さわさわ
かすれ
こころ
なやま
す
裏も表も
私だから
裏も表も
傷だらけ
もう疲れたよ
もういいよ
裏も表も
私だけど
裏も表も
隙だらけ
気付いてるよ
でも
もういいよ
裏でも表でも ....
涙を流しました
それは雨のせいでもなく
バスの乗客のせいでもなく
流れるものに気がついたのは
口へと水の感触がしたからです
し ....
私はDOOL
人間て笑ったり泣いたり
心で泣いても笑えたり
心で笑っても泣いていたり
恋愛したり
綺麗ね
そんな人間が憧れ
DOLLのが効率の善くなったこの世界
人間に嫉妬するのは ....
僕は届く手紙は書けない
恥ずかしいから
だから 葉っぱに書いてみる
風に飛ばされて 飛んで行き
誰かに届くかも
僕の事は何も知らない
そんな人に
僕の気持ちだけを
知っ ....
今かぎりで
失ってしまうもののように
この生を生きる
激しさのあとに
優しさをみつけた
満月の夜
星が流れる
この頬に
いくつも いくつも
きらめいて
空へ還ることなく
地へと散って
消えてゆく
君には聴こえる?
このきらめきが
深い想いをうけた
このきらめきが
I'll be home for Chrismasと言う歌がどの街でも流れる頃
パティーがぺルーの国境を越えて日本へ飛んで来た
雪を初めて見るとゆうので
インスタントカメラを持って
自分忘 ....
小さな裂け目から指を突っ込んで
くるんと裏返しにしたら
醜い縫い目を隠して
つるりとした裏側の私が出てきたけれど
少し形がいびつです
分類されるここでは
術をしるひと なのだという
お陰で、あの子は勝手に育って
わたしを追い越して うちゅうになってしまう
抱きしめてあげられないちっぽけな かいな のこして ....
あの青空が
もし
嘘 だったとしたら
私という心も
嘘 になってしまうだろうか
一つの否定は
不安の輪となって
どこまでも どこまでも
同心円の 嘘
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ
いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
姉は雨に打たれたまま 冷たくなった
母は燃え盛る炎のなかに弟を探しに行って 戻らなかった
もう悲しみは十分だと老人は言った
子供達は人を殺すために 敵を殺すために
兵隊になりたいと ....
ぼくの投げた、ダーツ
海沿いカーブで 急ブレーキ
壁に貼られた
ロックスターのポスターに
ささって
ぼくの投げた、ダーツ
あそこは風が通るから
早く起こさないと、って
ロックス ....
ポトフを作った
皮をむいたジャガイモ丸ごとと
大きく切ったにんじんと
白菜、鶏肉、カリフラワー、セロリ
はて、
ポトフって?
しばし検索時間。
牛肉の塊を煮込むだって…。
ふん ....
あぁ
からだフワフワ
喉パンパン
心臓バクバク
内蔵カチコチ
目トロトロ
頬ジュウジュウ
こりゃー
完全病気だと思ったら
恋だった
....
硬い風を吹かせながら歩く
そよ風と呼ぶには少し無理のある姿勢で
風の無い暑い午後 方角は北を歩いているというのに
君は許せるんだね 無風の笑みまで浮かべるんだ
私といえば、荒れ狂う赤い ....
うまく呼吸が出来ないのは何故
ああ、そうか
ここは海の底の底
エラ呼吸なんて無駄な装備は備わっていない
この世界じゃ あたしは無力
陸にあがれば あんたたちなんて
簡単に 釣り ....
フルーツ牛乳のビンの底から見える空は当たり前にゆがんでいた
でもあまい空が見えたから
良しとしとくんだ
ほら いい天気
平らな地面で
あなたのほうに転がって行ったら
笑われてしまう
僕はもう危篤 長くない
さよならだぜ この世とも
ベイベー グッバイさ
誰か僕を看取ってくれる人達に囲まれて
そんな奴等に囲まれて
僕は こうするのさ
「う!ううーーーー!!」 パ ....
ひらひらと
一年の想い出を
ひっさげて
木の葉は空へと
舞ってゆく
どこかの星へ
報告をしに
音はかたちに
かたちは音に
震えあう声
見つめる光
会話 滴 滴の石たち
つづく星
つづく星の水の輪たち
緑衣の子が帯をとき
首に二回三回と巻き
残りを胸の間に ....
言葉は
いつも僕を放り投げる
あっちへ こっちへ
でも 違ったんだ
言葉を
いつも僕は追いかけていた
あっちへ こっちへ
ホントの事は
すごく簡単なのにね
僕は
あ ....
雨が嫌いだ
校門でしか会えない
君の顔
今日は
半分だけ
蒼い 空に とけ込むように そまっていった 雲が 届けようとした 白い 水晶
いたい
風は さすように それを 運んだ
*
西の空の片隅で眠る冬は くぐもり
風の花 ....
駅はドラマチックな場所だ
大勢の人間がつどい別れさってゆく場所だ
見しらぬもの同士がすれ違う
一期一会の場所だ
電車がひっきりなしに
フォームへ滑り込みま ....
只今4時25分
私は君の手帳を見ている
見る度に泣いて
どうして私が残されたのか
只 想うに
私はあの時死んではいけなかった
もしも私が先に死んでいたら
君は私のように何度も泣いて
....
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