機械に変わり果てた
冷たく硬い手足
なくした血の臭いを
求めて這い続ける
わたしはヒトでしょうか
あなたはヒトでしょうか
紅茶を淹れてみます
ヘドロを吐いてみます
すっきりしないままに ....
星を数え歩けば
南にほらカラス座
大都会の空では
道しるべにならない
小さすぎる星たち
六と四のリズムは
かるくかるくはかなく
星屑よりちいさく
きらきらきらさらりと
流れて去るうた ....
 伝えたい事がある。話したいことがある。
 
 今の自分には、無い。

 但し、教えて欲しい事はある。
 自分の考えていることは、正しいのかと。
 その方向で、あっているのかと。

 ....
 「今夜も夜空が見えない」と
  老いた猫が嘆きます
  だれも教えてくれませんでした
  嘆く猫の目が閉じられたままであることを
  だれも老いた猫には教えてくれませんでした

 ....
つづら坂のてっぺんが赤く燃えて
曲がり角のそれぞれに暗がりが生まれる
それがくねくねと蛇のように眼下の町へ
影法師が一組
手前の角の煙草屋の暗がりからあらわれて
穏やかな夕日にそっと目を伏せ ....
アホになりたいと
願う
アホになりたいです
山さん
アホなことでありたいです
おひーさま

壊れていけませんでしたから
カナグリ捨てられるのも
惜しみましたから
引きずったまま
 ....
永遠の命を与えられた
血を飲めば
眩暈は無くなる
人間の血はとても効く
だから
私は君の血を奪っていたのだろうか


ドレもコレも
永遠の命等無く
儚い命だった
十字架の壊れた教 ....
今の都会には
青空なんて似合わない
うす汚れたこの街に
青空なんてもったいない
広い青空の似合うのは
いつも一人
あなただけ
果てなき夢と消えてく
すりぬけた腕に落ちる
ひとつぶの涙それさえ
幻だというのでしょうか

月揺れる海に
君の思い出
いつまでも続く
君への恋心

夢見る朝は星の中
君と泳いだあ ....
やぶれた風が僕に聞く
ここから呼ぶ?帰る?
木の葉がすごい速さで
転がり巻き込まれてく
浮遊の憧憬の走りみち
風の声を小脇に抱えて
笑う木の葉を追いかけ
走るんだよ走るんだよ
三つ ....
なんだか聴いたことのあるオルゴール
傍に君が居る気がして
綺麗なオルゴール
耳元で聞こえるよ


私を棺に入れて
囲まれた花の中
どうかお人形のようにして
泣いてる声など聞きたくない ....
よごれっちまったかなしみなんて
そんなもんまだ書くつもりかい
でっちあげなよでたらめ書けよ
あんたはあんたを信じなさいよ
それができなきゃあたしは知らん
勝手にやんな好きに嘆きな
あたしゃ ....
仰向けば重たげに垂れる舌
首に添い肩に寄る手と脚と
なまぐさい銀色の銃弾と
夢でしか抱き得ない赤ん坊
空のいろ雨のいろ土のいろ
変えられず消せもせず創り得ず
肉体の放電を止めぬまま
楔打 ....
コーヒーのカップに浮いた
泡よりももっと無意味に
絞り出す絵の具のチューブ
盲目のミミズの闇に
こぼれちるルミノールの青
洗っても洗ってもなお
ひかりちるルミノールの青
舐めとればほのか ....
ストローの紙袋を
できるだけ遠く
白く、吹いて
氷の空へ飛ばす

コツンとあたった
かすかな点から
ぱきぱき、と
空はひび割れて
肝油ドロップがふりそそぐ
雪乞いの
甘い甘い、 ....
せかいのきを 
みつめていると
ああ おおきいね

だれにも
かぞえられないほど
えだわかれして
たいへんだね

ひとつひとつのえだに
はっぱがついて
あったかいね

ねもと ....
 注射を打ってから病院の売店でお昼のお弁当を買う。これが僕の日課。売店にはもうあんまりお弁当が残っていない。時間が少し遅かったから。
 僕は、目玉焼きか、鮭か、どっちの弁当か悩む。幸せな時間だなって ....
「ことば」ってね
書くことも大事だけど
声に出すことはもっと大事

声から伝わる想い
声でしか伝わらない言葉
あると思う

あなたから奏でる
そのメロディが
耳管を通り抜け
私の ....
真夜中の詩人が歩き出す
まだ眠らないのは
月も星も眩しいから
銀色の煙が美味しいから

愛だとか傷痕だとか
嘲笑を抱えて孤独を彩る
真夜中の詩人が歩き出す

聞こえているか?この詩が ....
 夜が終わる音を
 聴いてみたくて
 ふとんから顔だけ出して
 ひっぱった毛布の端で
 口元の辺りが隠れている
 暗い水槽の中で
 向きを変える熱帯魚の尾ひれは
 水を斜めに ....
  冬の木漏れ日の中で懐かしい歌を聴きました
  懐かしくてももう泣けない自分がいました
  それが寂しくてそっと瞳を閉じました
  太陽が淡く輝いた冬の日のことです


  太陽 ....
きちんと切ってお皿においてあった青林檎が
きれいに無くなってしまった

もしかして
ちゃんとした林檎になりたくて
ウサギになって野原に行っちゃったのかも。
僕は地球を飛び出して

宇宙の果てまで旅をする

遠くへただ遠くへ

長い旅だから

夢を見よう 宇宙の果ての夢を

そうして 宇宙の果てに印をつける

宇宙の果てに書く印「地 ....
  ト (まえならい!)

  下 (ふたをして)

  上 (ひっくりかえして)

  止 (とまって)

  正 (ふたをする)

  工 (はしょって)

  王 ....
記憶のない誕生日

うまれたからだならなんだかしらないがとてもつきはてるにははやすぎのびていくいとはほそくたよりない


昔の誰かの考えを辿る
遡っても白いだけ

白いだけに父

 ....
真実の愛は
一つだけだと
恋する度に思うけど

それは一度無くすと
二度も三度も
無くなってしまって
勿体ぶっていた
自分が馬鹿みたいなので
愛の安売り
始めます

愛をぶ ....
胸の叫びが届いたら!と
深い空を見上げ
たわけた祈りで天を嘲弄する

この心は幼い頃から死んでいた
何が真実かも知らなくて
愚かな行為で神を嘲弄する
最近「顔」について考えるようになった。『ゴシックハート』(高原英理)を読んだつながりで『へルター・スケルター』を読み返したくなり、さらに映画『顔のない目』のビデオも鑑賞しなおしてしまい、もののついでに .... もう
走りつづけることは止めました
身体中の軟骨が
少しずつ砕け始めてきたから
バランスが取れない

あなたの所まで
たどり着けなかったけれど
走っていた過程が
充実していたから
 ....
アクセルをまわせ!
俺にガスをくれ!
チェーンとスプロケ
破片を飛ばせ!
全て忘れさせてやるぜ!

世界の音を掻き消して
音にガスを吹き込んで
恋のメロディなんか
聞こえねえ

 ....
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