北風の目指す暖かい地に
憧れて
葉っぱ達が
我れ先にと旅立ってしまった
ひとりぼっち

さみしい
木は
願 う


船の実を
枝中に実らせて
南国へ
飛んで行きたい ....
{引用=
おおよそ統計に従はば
諸君のなかには少なくとも百人の天才がなければならぬ


宮澤賢治「生徒諸君に寄せる」より。全く具体的でも統計学的でもないのに、何故かわくわくさせられる数字の ....
娘よ
すまない
おまえが初めて空気を吸った時も

おまえが冷えた
つま先抱えて
泣いていた時も

25年間
父さん
おまえにとって
死んでいたのだろう

混んだデパートで ....
「アホウ」
「アホウ」と鳴くカラス
青い空に突きでた
電信柱のてっぺんで
僕に言っているかのように
視線を合わせぬその目は
僕を哀れんでいるのか

君に同情されるようじゃ
情け無いば ....
  ぼくが産声をあげたのは
  相模原市淵野辺
  の旅館だっとか
  何もない相模台地の荒野だった

  父の本籍が八王子だったので
  八王子市生まれになっている
  戦時中で食糧難 ....
 僕病院エッセイはもう書かないと言いました。でも、病気とは直接関係が無いので書こうと思います。

 僕のベッドの隣。アニキが退院した後に来たおじちゃん。どこぞの会長さん。毎日スーツを決めた、とんが ....
            やわらかな曲線で描くわ あい
            赤ん坊を抱くように やさしくやさしく
            友達を家族を、あなたを
          ....
ぴちょん

ぴちょん


せんめんきには
バームクーヘン

ぐー

おやつの時間には
まだ早い

ぐー
ねぇ
あのね、 
それでね・・・


もう
話しつくしたのに
そう
そして
きっともう
聞きつくしていたのよね


受話器を置けなくて
ごめんね




 ....
オレ、
全世界を手に入れた、でも心が死んだ。
一億円あるけど、それを分かち合う人居ない。
でっかい家もある、でもオレ以外すんでね。
東大法学部出た、それも独り占め。
才能もたっぷり、でも ....
目の前で死にたくないって言った人がいた

目の前でただ泣いた人がいた

目の前でしょうがないって 苦笑いした人がいた

目の前で二日徹夜だよって 疲れた人がいた

目の前で転んだ人がい ....
涼しい街を
旅するさかな
大きな瞳で
まばたきするよ

かなしい夜は
明るい街で
楽しい夜は
深い闇のなか

旅するさかな
今夜もひとり
止まることなく
回遊するよ

さ ....
立ち込める黒い雲の下で
ずっと穴を掘っている
解体されたぼくらの恋の死体を
埋める為
街は夜の鏡のように静かで
鳥たちはみな盲目の眠りのなか
指は、もはや僕の指ではない
きみと何年もの間 ....
たまに、
一番聞きたい事が
一番聞けない事だったりする。

たまに、
一番したい事が
一番出来ない事だったりする。

たまに、
一番大切な事が、
一番足りない物だったりする。
 ....
私は怒りを押し殺し
私は悲しみを隠してる
見せたくないから

弱い場所だから
醜い姿だから

私は感情を殺そうと首を絞め
感情も私を殺そうと私の首に指を絡めて

ゆっくりとお互いに ....
あまんぢゃく
あの子に くっついて 離れない
あまんぢゃく あの子 と
あんなに仲良く 遊んでるのに・・・
{引用=
北風吹いて突然 真っ暗な空おりてきた 午後
つぶつぶは ひょうひょう ....
私の小指は、
外側にすこし反れている。

あなたの小指は、
内側にすこし反れている。

くっつけると
ピタッとはまる。

私たちは
照れて笑う。
カチャ
と音がして
鍵が開いた
開けちゃった
バカだね
バカです
だからなに
タバコの煙もくもく
さっぱり前が見えないよ
見えない
ひたすら
笑いっぱなし
人の少ない下り電車で
少しずつあの日へ帰っていく
遠いことへ、遠いものへ
車窓の景色は少しずつ背丈が小さくなって
昼の下る頃に
誰もいない
四角い空間は
ただ、がたがたと響いた
それだ ....
 久しぶりに満員電車に乗った。小学校・中学校・高校・大学ともう数えるのも面倒なくらいの年数を満員電車に乗った。僕は朝の駅のホームに立ってどこに立っていればよかったっけってウロウロする。でもウロウロする .... 「僕を知っているのかい?」

「もちろん。」

「じゃあ僕の特徴は?」

「んーと・・・」

「それじゃあ僕の特技は?」

「ええっと・・」

「それなら僕のイメージは?」 ....
くちぶえがきこえた

まだうまくはしれない
こいぬのよこで


のんびりはしれ
ってうたってた



くちぶえがきこえた

やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
うたという牢獄があった

あなたを閉じこめて
美しく咲かせるための

(逃げ出した校庭を誰も追ってこられないように)

格子戸に規定されたボヘミアン

歪んだ壁、歪んだ鏡
うたは片 ....
冷水を浴びせかけられ
びしょびしょのグー
小指から開くと 小さな傘があった


「何故」と問うには細心の勇気が必要だ
「どうして」に至ってはよく咬んで生殺しにする

「誰」かの「何時」 ....
望まれず、
生まれて来た女の赤子は
ベイジンの乾いた道ばたに
フンのように転がる。

アフガニスタンで
レイプされた少女は
家族に殺される。

サウジアラビアでは
男は花嫁 ....
僕らの歩む道はそりゃあだいぶ危なくて
気を抜くとヘッドスライディングで車道に飛び出す始末
あぁ馬鹿なことしたって反省しても
なにを今更とかなんとか返されてそれはだいぶ凹むし
轢き殺されてしまっ ....
秋の色を見て、思い出す君の笑顔。
冬の色を見て思い出す・・・・寂しさ。

どうして冬はこんなに寒くてさびしいの。
また、思い出してしまう・・・あの悲しさ。

秋の季節。初めてのクリスマ ....
君は今日もアタマを手のひらに乗せ、
机にへばりついている。
まるで首だけでは疲れるみたいに。
君のその長いまつげのせいで,
ただでさえ眠そうな瞳が重く見える。
あの日、君がくれた
やさしい ....
かなしいのかと、眉を顰め訊かれた
僕は、そう僕は、
かなしいのかも知れない、僕は
声をあげていたのだろうか、僕は
平凡な十六歳だよと、僕は

手首を切ってみれば分かる
僕の血管には、言葉 ....
詩を書くと言う事は、孤独な作業である。

詩人は心と世界の狭間でさまよう亡霊である。

詩は書こうとして書く物ではない。
震える魂が、
時には火のように、氷のように
白い紙を彩るだけ ....
ベンジャミンさんのおすすめリスト(1259)
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