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マーブリングで描かれた永遠の模様

始まりはいつも、そんな曖昧さで、語る事を許さない

抽象的な静物画 又は、静物を見て取る抽象画

暫くは何を見たのか分からない

断片的に、光! ....
――ペルー・リマにて――

ミラフローレスの夏の朝は
パッションフルーツジュースの
なめらかな甘い黄の香りがする

1月の夏は
どんよりした曇天の下で
眠りのように紫立った
ライラッ ....
小さな魂は
小さなことで悩み
大きな魂は
大きなことで悩む
小さなことで、と言われても
俺の魂は容量も小さいので
苦しさは変わらない
春が流れていく

みなもに降り立った
無数のひとひらたちは
いたづらに未来を占ったりしない
何にも誰にも逆らわずに
やがて
その先でひとつになる

裏もなく表もなく
命は等しく終わ ....
いつもの僕の 窓辺には
小さな壁が 舞っている
知ってることだけ 捕まえた
子供の顔で 生きている

羽虫を一匹 食べてると
大きな蝶が 飛んできた
子供の顔の 壁たちは
一瞬わら ....
たまに
眼球を取り出して水で洗いたいと言う人がいる
それを本当に実行した奴がいて
それを目の前で目撃した女がいる
その女をストーカーしている男がいて
その時ドアの前に立っていた

部屋の ....
自分を信じ過ぎて
良くない結果を招いてしまう人は多い

そんなあなたには

哲学的な対話ぶっ続けで24時間
筋力トレーニング48時間ぶっ続けで
ありとあらゆる拷問72時間
ホームレス生 ....
踏みしめる雪の靴音は
清らかに固められた冷気のこすれるような強情さで
色の薄い太陽と
水を透かしたような蒼の空

登校する子供達の歩道の
一本道が少しずつ踏みしめられて
坂下まで続く
 ....
クソみたいな自称詩を
人前に晒す奴は
駅前で下手くそな歌や楽器を
披露してる奴と同類で
もっと言うと
物乞いのおっさんとおんなじだ

奇跡的に誰かの目に止まって
美味しいことにありつけ ....
壁を眺めている

モザイクで模様が描かれている

何の絵なのかわからない

葉脈か

馬のようにも見える

神聖なシンボルではないようだ

もっと古い何かのような気がする
 ....
私の母親とおどけて腕を組んでいたルカちゃんを思い出す
唇をすぼめて笑っていたルカちゃん
妖艶とは程遠い娼婦で幼い内面に悩まされていた
私は一向にいい加減で、ルカちゃんを酔わせて暴れさせては勢いで ....
雷鳴のように ひびく
原っぱからの子供たちの叫喚
それは 独居している
卒寿のお独りさんにとって
なによりものごちそうになる 
が 
それと同時に気がつくのだ
壁時計の秒針が重たげに 
 ....
目黒川へ桜を見に出かけた
もうすでに あの桜並木にも飽きてしまった気がするけれど
しかし 私の足は ペダルを踏みこむ時
力が入れられているような感覚がいつもよりもしたのだった


そんな気 ....
なんとも気分がすぐれない

することなすことすべてが中途半端で
誰かれ構わず八つ当たりをしたいくらいで
良いことなんてもう起きないのではないかと
そんな風にさえ思う

息をつく
肩の力 ....
闇の中で白い背中を
反り返らせていた君は
この夜が明ける前に
大人の女になってしまい
すっかり明るくなる頃には
どこか遠い林の中で
樹液を啜っているだろう

君と初めて出会ったのは
 ....
いちごには
まっかなものがあるんだね
白いものもあるんだね

びっしりついた黄色い種に
だれかをふと重ねました

いちごはいつでもみんなで売られています
たったひとつではなく

そ ....
楽しかった日も悲しかった日も、夜は毎日やってきてくれる。
夜が僕にひとりの時間をくれる。夜は僕の、どこまでも広いノート、まっさらな宇宙だ。
僕は毎夜、こっそり成長する。
今夜はなにをしよう。
そこまでは普通だ。学生服を着こんで朝食だ。目玉焼きにはケチャップだ。そして希望が薄くなっていく。
ここのホームは弧を描いている。だからちょいと顔を向けただけで、目が合ってしまった。車両ならふた車両ほ ....
生協の宅配カタログと老女の一人暮らし
一週間生活するには一袋に四個入りで十分です
余るようなら
トイレットペーパーで鼻をかみ
水に浸けて汚れを落とす
それくらいは日常的

新聞だってクシ ....
タイルの壁を眺めている。

拙いモザイクで模様が描かれている。

何を象っているのかわからない。

葉脈だろうか。

馬のようにも見える。

神聖なシンボルではないようだ。

 ....
 .... 痛みの中で見つけたことがある

痛みは自分の痛みではなくて

ひとの痛みを想うものなのだ

この肉の袋のことよりも

ひとのこころを想うものなのだ


さくらは散るとき痛いという ....
嘘にまみれたこの日常
嘘が舞い散る街のなか
僕も私もみんな嘘つき
嘘に喜び嘘に泣き
気づけば嘘に生かされている

嘘が転がる時代の片隅で
嘘を買い漁り嘘を着飾り
ありふれた嘘を求め安堵 ....
望んだ転居ではなかった
仕事の都合で家族で
この街に住んで十四年

小学生だった子供は
社会人になった

嫌なことばかりあって
生まれ故郷に帰りたいと思った

大人になった場所
 ....
 紙ヒコーキが宛もなく漂う部屋に、ため息をつく少女は独りメランコリック。

「ふぅー→」

 自身の名と同じ物をしたためては、雪玉にして投げたり、鶴にしては頭を撫でたり。
 その用をなさなか ....
ふたり初めて目と目があって、
月天のもと、四月馬鹿の日、
ま白の光を浴びながら。

ふたりして、
ふたりとも、

ふたり出逢って
一目で恋して
泣いて、笑って、ケン ....
父親が危篤だと自ら電話してきた
病院から電話していると言ったが
なんだか元気そうだったから
笑ってしまった

悪い冗談はよせよ
と言ったら
これが冗談だったらお前なんかに電話しねぇ
冗 ....
ときには詩人であることが
まったく賢明でない場合もあるのです

彼らの評価のやり取りが
ただ仲が良かったとか
その人が嫌いだからという理由で
合評会をやっているのであれば

詩人が不満 ....
樹木の雪解け 現れた青い幹、白と混ざり

空を映した、青 春空となる

僕を

桜を照らす、サービス旺盛の光量

足が浮き出す気分

さらわれた君に会いたく

皆(みな)浮かさ ....
夢なんて考えなくなって

現実的な、そういう無気力だけが

日に日に頭蓋に滲みてくる

どんな裏切りにも慣れっこになって

くだらない嘘にも付き合えるし

それにいやみのひとつでも ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4586)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕が見る夢- 暁い夕日自由詩2*18-4-4
ミラフローレスの夏の朝- Giovanni自由詩3*18-4-3
悩み- zenyama太 ...自由詩118-4-3
a_piece_of_spring- そらの珊 ...自由詩14*18-4-3
星と僕は他人だ- 竜門勇気自由詩1*18-4-3
空飛ぶ眼球- 狩心自由詩218-4-3
地獄の案内人- 狩心自由詩118-4-3
冬の朝の詩- 高林 光自由詩418-4-3
物乞いのおっさん- 花形新次自由詩118-4-2
「ざあだ」(編集後)- よーかん自由詩218-4-2
稚くて若い日々- 腰国改修自由詩3*18-4-2
失_題_(九)- 信天翁自由詩418-4-2
そして今年も目黒川- 番田 自由詩318-4-2
生きているのがやっとなんだ- 坂本瞳子自由詩7+*18-4-1
くちなわ- もとこ自由詩1718-4-1
いちご- 朧月自由詩118-4-1
夜がいてくれる- 水宮うみ自由詩1*18-4-1
死ぬ感じ- ペペロ自由詩218-4-1
トイレットペーパー- 為平 澪自由詩5*18-4-1
ざぁだ・・・- よーかん自由詩118-4-1
フォースと共にあれ- TAT自由詩418-4-1
痛みを想う- ペペロ自由詩118-4-1
フールなエイプリル- wakaba自由詩118-4-1
三つの故郷- イオン自由詩1*18-4-1
積もる文- OMEGA自由詩2*18-4-1
4月1日、月天のもとふたり出逢って- 秋葉竹自由詩218-4-1
私の体に- こたきひ ...自由詩118-4-1
エイプリルフール- りゅうさ ...自由詩118-4-1
晴天キャンバス(春)- 暁い夕日自由詩5*18-4-1
煤けた大人に- ペペロ自由詩118-4-1

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