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くらしは繰り返す。
あたかもしずくのように。

ぽた、
ぽた、

いのちは繰り返さない。
昨日のくらしのように。
何があったか知らないけど
君のその表情だけで
夏が嫌いになりそうだ

風は凪
蝉が鳴いてる深夜二時
素直な夜は今日だけにする
ポプラ通りの真ん中らへん
すべすべの感覚で
まぶたを閉じれば
少年を見つけられる
少年は息を止め
そっと手を伸ばし
とんぼの羽根をゆびさきでつまむ
瞬間を点でとらえたのだ
でも虫か ....
つま先にあたった石ころが

ころころ

ゆるく転がって川に落ちる

何の音もしない

七年前

職場のわたしの歓迎会は

小ぎれいな洋風レストランに皆集まった

こ ....
ようこそ 52億年の誕生を迎える今日という日の門出を祝します。
  パスをお待ちのあなた宛にここから先はシアノバクテリアがお供いたします。
     緑藻一面晴れ渡る空  海岸線は紫色の塗 ....
痛み 超え
恐怖 超え
快楽 超え
嫌悪 超え
絶望 超え
希望 超え

死を前にして、死を前にして

外界 銀に照り映え在る
 純粋にオドロキ確認し
内界 漆黒の光点広がり在る ....
河原に散らばった流木を広い集めた
干からびたそれに火を付けた

それは少年の日ノ一人遊び

あんたはなんにでも
本気になれないんだよね
いつも冷たくて覚めているんだよ

あんたの考え ....
本当はアホのくせに
気難しい顔ばかりしてた
ああ優しい人
何も言わないで
ごはん美味しいねって言う
美味しいねって返事したら
すごい幸せそうに笑った
私なんてつまらない人間
もう生きて ....
音もなく頑丈な扉を開き、入ってきたのは見覚えのあるような皺だらけの中年男性だった。
署長自らが直々に連れて来たので位の高い人物なのだろう。署長は軽く会釈を済ませるとわたしを指さしてすぐに出て行っ ....
ここにひと{ルビ欠片=かけら}の記憶が落ちていた
天候にもよるが
ふいにキラキラとうつくしく光りだすから
この一片には
よほどの幸せとそれに彩られた日々があるにちがいない
と思われた ....
水たまりだらけのいちにちを
病院のベッドから眺めている

何冊めかの本をてにとり
2日めも暮れなずんでゆく

痙攣していたてあしが痛みから解放され
滞っていたからだの中の運河がなが ....
グラーツに行ってみたい。
マッハがいたころの。
時間の自由でも語り合いたい。
ムーア川の流れを眺めながら。
牛の歩いた跡が、
「段々畑」のように見える、
そんな肥後のひとつの牧草地。

地上波でなんども再放送されています。

車いす生活者の自分にとっては、
旅行は室内で十分なのです ....
弱い者を差別し蔑むことで
現実から目を逸らしている彼らも
いつかは自分たちの番が来て
土を掻きむしることになるのです

生きるべき命と消えるべき命
冷たい計算式を根拠に
神のように振る舞 ....
毒があるんです そういって
その花は泣いた
拭っても洗い落としても 
緑の茎を伝う紫の雫
花びらの裏側に
にじみ出てくる薄暗い素性
どうしても許せないという
戸惑い 悩み
毒などない振 ....
夕暮れの表層に漂う

たましい

どんな形容詞だろう

それは乗りものとか

愛とか

旅人なんかの様子をあらわすのかな

たましい林檎

いけないと知ったはずなの ....
好きにとどかなかった恋

今年は咲かない紫陽花

傘の下で雨宿りする雨

見えないテレパシー


あなたにとって何度目の夏?

市営プールに沈んで降水確率100%と笑う私 ....
タイムループのあなたは

何度も私に会いにきてくれた

いつも結末は違ったけれど

その度に、私は

あなたのいない6月28日の朝を迎えた




「なぜ記憶は遺伝し ....
生まれてこのかた
演じなかった日など無い
ダグラス氏の小さすぎの雨傘

左肩ほぼぜんぶ濡らしながら小さすぎの
雨傘に若妻と生まれて間もない赤んぼうを
入れて歩く ゆっくり
妻も赤 ....
芝生はいい
寝転がって
僕たちは笑う
とくになにがあったわけでもないのに
ただ笑って
じゃれ合って
空を眺める
雲が何にでも見えた
アイスクリーム
蛇の目
ありえない獣
五本 ....
もしインターネットに出会ってなかったら
詩を書いてなかった

私はそう思う

私はけして詩を愛してなんかいないと思う
ただ強く自分にこだわっていたいだけ

私は有名と呼ばれる詩人の有 ....
声と声が木霊する街角で
チョークを引っ張り
路上に描かれていく線と線
子供はガッタンゴトンと身を揺らし
列車はゆっくり出発する

世界が微睡む午睡時、
すべては無垢に浸されて


 ....
二つ卵に割れて流れるに身を任せる
              十日前の新月だった

流れは巌に砕けあたりの身をちりばめる
                 風の囁きをきいた

蓮の葉につか ....
青、
樹間に揺れ
白い巨鳥、
羽ばたいて
僕は行く
天に呑まれ

光の矢、光の矢!

蒼穹は割れ
漆黒の宇宙が唸っている
小雨つづく六月、小さな
悲しみが路傍に立っている

嘘をつかれて、嘘を信じたのは
あなたの涙があまりに寂しげで

それが一番うそっぽいから
しずかに自死しようと歌った

私は私の ....
あじさい柄の、
日傘が咲いています。

梅雨の間の、
晴れの日の、

左目が痛みます。
婉曲な月が浮かんでいる
高橋留美子とつげよしはるが好きで
藤原新也と東京漂流する夢をみる

彼女の方程式は誰も試さないほうがよい
ゆれうごく等記号の
ちっちゃな解決なんてほっとけばよいのだ ....
蜘蛛を決して殺さないこと、幼き夏の夕に僕は僕と約束をした。
左右の小指で指切りをし、指が切れ、僕は8本指の少年となった。
テーブルの上に並べられたディナーを
ナイフとフォークで切り分けていく
音は立てない クロスは汚さない
躾けられた習慣は簡単には抜けないね

足しげく通った放課後の図書室で
難しい言葉をいく ....
剃刀よりも切れるかみそりあれば
この腐った縁も切り裂けるかな
人間よりも人間らしい人間
それは人間じゃないかもしれないけれどさ

家のそばの立ち木に落ちた雷
父親の怒りを買った拳骨
母親 ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4573)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
非同日- ナンモナ ...自由詩4*20-8-5
素直- TwoRivers自由詩3*20-8-4
夏空- 自由詩9*20-8-2
_重い紙袋- 自由詩12*20-8-1
葉緑体宣言- アラガイ ...自由詩4*20-8-1
境界にて- ひだかた ...自由詩220-7-30
燃えてたぎれない- こたきひ ...自由詩320-7-30
刺身蒟蒻- ガト自由詩4*20-7-28
魔の清算_1(対話編)- アラガイ ...自由詩6*20-7-28
すなはま- 「ま」の ...自由詩3*20-7-26
レインダンスのまち- 梅昆布茶自由詩1820-7-25
グラーツ- ナンモナ ...自由詩2*20-7-22
室内旅行- ナンモナ ...自由詩5*20-7-22
愚者たちの国で- もとこ自由詩620-7-18
毒のある花- Lucy自由詩9*20-7-11
たましいひと- 自由詩4*20-6-27
水たまり- mizunomadoka自由詩520-6-18
to_you_(to_me)- mizunomadoka自由詩220-6-17
ダグラス氏の放屁と雨傘- 自由詩6*20-6-16
ありったけ- 自由詩13*20-6-13
もしインターネットに出会ってなかったら- こたきひ ...自由詩220-6-11
無垢(改訂)- ひだかた ...自由詩420-6-10
在る此から(これから)- アラガイ ...自由詩3*20-6-10
光の矢- ひだかた ...自由詩320-6-10
そんなことより大切な人生を- 秋葉竹自由詩820-6-9
残った夢- ナンモナ ...自由詩11*20-6-9
彼女の方程式- 梅昆布茶自由詩920-6-9
指切り- クーヘン自由詩11*20-6-8
オリーブ- 1486 106自由詩9*20-6-6
比較すると- こたきひ ...自由詩320-6-6

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