すべてのおすすめ
雨にうたれる子供たち

させない傘で帰り道

雨の日も雪の日も

傍観者よろしく

プラカードをみつめてる


この怒りもて

つつがなしや冥府回廊

迷宮の世

立 ....
西陽が腹にあたって
あたたかだ
ぬくもりだ
猫たちも
丸くなり円くなり
手をのばして
その陽射しをひとつ
棘の無い冬をひとつ
あのひとの笑みをひとつ
すべてひとつずつだけだ
取りす ....
般若心経と法華経の違いもわからない
仏様の教えに全く関心も興味も持たない私の
耳と言う小さなグローブに時々思い出したみたいに
彼女は言葉のボールを投げてきた
「ネェ、あたしの事愛してる?」
 ....
冬の国道

裸の街路樹

そこから動けず

風にも雨にも負けないで

そこから動かず

葉を繁らせ枯らせ散らせ

冬の国道

裸の街路樹


完全なる受け入れの御姿! ....
あくまがいる
わたくしのなかにいる
うまれていた
むねにすくってつるぎのまいをまっていた

てんしがいる
くものうえにいる
あんなめにあったのは
わたくしのせいてんしはてんかいでま ....
ペンを持たされた人がいた
親からか神からか
それはわからなかった
そのペンは
インクが尽きることがない
どこにでも落ちているような
ありふれたボールペンなのに
いくら使っても
書けなく ....
夢の痛みが灯る街角を
回遊する銀の魚群をすり抜けながら
君は物語の解体と再構築を繰り返す
君の中で発火する思惟が
気難しくも美しいあるひとつの構造を浮かびあがらせる
時の流れの中にふと訪れる ....
恋をしたので窓を開けることにした。
揺らめいている、夏のシルエット。
君のせいで、世界が晴れてしまった。
さよならを告げて君はこの場所を去る。
光と風を残して。
正月から
クソつまらない自称詩
書き散らしてんじゃないよ

なんだ、暇なのか?
暇で死にそうなのか?
仕事ないのか?
家族いないのか?
いるけど相手にされないのか?
友達もいないのか ....
かき集めた夢が毎夜散ります
昼間は部屋の片隅で
ガラクタの中で縮こまります

体が強張るのです
リズムを鳴らして和らげてください
喉が渇くのです声が出ません
どうか音で潤してください ....
てのひらで
強くは握れないほどの
熱さになってる
夜の自販機の缶コーヒー

けれど
冷めるのは早くって
宇宙の熱量法則からみても
あまりに早すぎる

なぜなんだろうか
 ....
 無表情な壁に張り付く

 丸顔の時計に目が寄りかかる

 無感情な秒針の動き

 目で追いかけることもなく

 1分の経過を眺めていると

 確実な時の経過を否応なしに

 ....
人が息を引き取る瞬間と
息を吹き込まれる瞬間との
繰り返しが続いているのは間違いのない事実

夜更けの産院
もうすぐ我が子が産まれてくるのに実感がわかない
渇いている自分の喉を癒す方法がな ....
俺のいのちが
下水を通って
どぶ川にダイブした

もともと軽いそれは
プカプカ
河口まで流れていった

突然無数の
鈍色のナイフに囲まれた
ボラの稚魚の群れだ

俺のいのちは
 ....
遠い
在るものすべて
遠い


言葉は浮遊し声さざめき
(意味と響きは解離して)
通り過ぎる人、人、人

わたしは母語を失って
記憶の像にうっとり沈み


遠い 

在る ....
海は
海でしかなく
ひとは
ひとでしかないはずなのに
定期船に乗って
航路に出ると
なにもかも
忘れ物したみたいで
空っぽになったわたしは
地球ではない地球のどこかへと
まっすぐ
 ....
ぽろっと口からとびだした

ことばがころころころがって

人の口から口をわたっていく

どんどんどんどんころがって

一体どこまでころがっていくんだろう
みかんが美味しい

コタツに入り
テレビを見て
くされ縁のあの人と
いっしょに食べる

みかんが美味しい

吹く風は
窓ガラスを叩いて
あたたかい部屋に
入ろうとしているのか
 ....
電車という文字に普通が乗ると
普通でなく思えるのは普通じゃないのかな

もしかしたら私は意味不明な存在なのかも知れない
それはともかくとして
滅多に乗らない電車にその日乗ったのは
東京に行 ....
ひとの形をしている友は
寒い寒いくにへ行って
そのまま凍えて雪になった

ひとの形をしていない友よ
くちは利けずとも まだ
わたしの隣にいてくれる友よ
心臓などなくても
温かい友よ
 ....
人生はネバーエンディングストーリー
地球は公転と自転を永遠に繰り返すわけじゃないのに

誰も知らない哲学がどこかの惑星で
発掘されるわけでもないのだけれど

僕たちは問い続ける自分に問いか ....
批評が
非難されて
群衆が誹謗する

始まりは何ぞ
今や知る由なし
すべては自由なる表現のため

・・・どうか
そういい張る人が
私の詩を読みませんように
寒い国が好きです
あたためる
言葉もない寒い国

寄せ合うことは許されている
しかたない
しかたないって

港に浮かんだ
帆船(ほぶね)の群れが
ぎい、ぎいって
音 立ててる
 ....
遊び疲れたのか
母親に持たれてねむる
少年を挟んで
父親と母親が
それぞれ、編み針を手に
小さな毛糸の靴下を編んでいる
どちらが欠けても使えない
暖かい色の靴下に見えないものを
編み込 ....
晴れた港の
防波堤を歩いた

コンクリートのひび割れから
小さな花は灯る
テトラポットは
夜ごと
組み替えられている
それらが
いつか砂粒になるまで
続いていくとしても
さかなの ....
世界で一番
小さな空港からは
一番遠くまで飛ぶ
飛行機が出るという

帰りの便はない
行ったきりそれでおしまい

だから飛行機も
使い古されて廃棄するだけの
年老いた機体ばかり集め ....
死体のような
ひたすら一点に
冷たく凝固していく
気配、
辺りに充ち満ち

私は漆黒のアスファルトを進む

蒼く蒼く結氷する
異界の感触、
次第に足許に広がり
じわりと恐怖に浸さ ....
全ての喪失は流れいき
乾き切った胸底に
氷食地形の
研磨された岩石の如く
哀しみの蒼い窪みだけ
鋭く冷たく穿たれる

(愛は
私の中にある
思いを伝達しようとする
すべての努力を
 ....
届くとわかっているものしか
届けていないのでさびしいですと
簡易書留を届けたポストマンが話した

インターネットが普及する前は
メールと言えば郵便物だった
ポストマンを見かける度に
ドキ ....
ある日
細胞が
繰り返し若返り
我々は



を超越した
死なないというのは
こんなにもハッピーで
喜びをもたらすものなのか
誰もが思った



かし病気には ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シグナル―迷宮の世―- ペペロ自由詩119-1-14
ひとつひとつ- 帆場蔵人自由詩4*19-1-13
嘘は方便だから- こたきひ ...自由詩519-1-13
裸の街路樹- ペペロ自由詩119-1-12
- 立見春香自由詩519-1-12
This_is_a_pen- やまうち ...自由詩219-1-11
スケッチ:夜明け前- 塔野夏子自由詩4*19-1-11
夏の窓- 水宮うみ自由詩8*19-1-10
驚くほどクソつまらない人達へ- 花形新次自由詩219-1-10
響き- まみ自由詩6*19-1-10
夢のてのひら- 立見春香自由詩1019-1-10
秒針- 佐白光自由詩3*19-1-10
ご静聴頂きましてありがとうございました- こたきひ ...自由詩519-1-9
海風- ゴデル自由詩4*19-1-9
遠い- ひだかた ...自由詩1219-1-9
航路- たま自由詩1219-1-9
ころがることば- 天鳥そら自由詩3*19-1-9
ひとり- 犬絵自由詩1119-1-9
普通電車に乗って- こたきひ ...自由詩919-1-9
わたしの冬- 唐草フウ自由詩5*19-1-8
うた2019- 梅昆布茶自由詩1219-1-8
小さな祈り- パン☆ど ...自由詩119-1-7
寒い国- umineko自由詩6*19-1-7
駅の待合室- 帆場蔵人自由詩419-1-7
冬のパズル- そらの珊 ...自由詩17*19-1-7
空港ピアノ- やまうち ...自由詩11*19-1-7
境界域- ひだかた ...自由詩519-1-6
燃やす- ひだかた ...自由詩5*19-1-6
輝いていたポストマン- イオン自由詩1*19-1-6
ナナイ- 砂漠枯自由詩219-1-6

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