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普段から優柔不断の私は一見優しく思われるかもしれない
だけど私と言う人間を支えているこころの仕組みは
いたって冷淡である

たとえ熱を加えられてもその構造は伝わりにくいので
温度が上がらない ....
神さまは
叶わない愛なんて知らないって言ってた

幻の夜、
カフスボタンの別れて落ちた砂浜に
砂の城がまだ崩れ切ってはいなかった

知ってる

紫の夜空に浮かぶ
白い雲が
地上に ....
九十歳になった
築五十年の家にしがみついて
まだ生きている
妻はもういない 
子もいないからもちろん独居老人だ 
介護施設には入らない 煙草が吸えないから
死ぬまでこの家にいる
死に方は ....
遠い故郷の潮騒の音は望郷のかなた。
神無月の夜の寝苦しさと汗のにおいは、真夏のあこがれの産みの苦しみ。
カモメは港に群れていたが、今では残像さえない。
疲労困憊
満身創痍

バナナを一本くれないか

無我夢中
我を忘れて夢のなか

疲れた
アンパンをくれないか

疲労困憊
創意工夫
元気溌剌
オロナミンC

今夜は自惚 ....
愛の夢

パルマコスに差し上げた

予言の調弦の

灰の

ぬくもり
あなたの蛇の皮もどきの諦めを
満月の海に見た

あたしの心は
そのとき蒼く静かに燃え盛り
そして今は静かに冷え切っている

透明な風が 冷やしていくのだ

死の匂いのするス ....
あの子に慰めてもらえて

好きになりました

そんな感じ


久しぶり


肉体は疲労して

生きることに懸命ですが

好きになって良かったです


なによりも

 ....
忘れられない事を
確かめるためだけに
息継ぎを繰り返すのだろう

(葉桜は永遠に葉桜やったわ)

灰に塗れ肺は汚れて骨肉はさらされ血の流れは遠く故郷のくすんだ川面のような在り方しか出来ない ....
新たな白人至上主義団体かと思ったら
反フェミニスト運動のグループらしい
なんでも、そのグループのリーダーが
町中で女の横っ面を張り飛ばして
問題になっているとのこと
まあ、過激っていやあ過激 ....
花びらの重なる形
赤ちゃんを包む
毛布のようだ

大事に守るよ
光の道で
泣いたり笑ったり
元気な姿

今は眠りなさいと
魔法を掛ける
甘い香りが
瞼を落とすよ
お金を使いはたして 黄金がわたしより大切に扱われていくあたりまえさにみとれていた
マーケットの片隅で

多すぎるか少なすぎるかしかない
という

取り分を
数えきるまでに使いはたして ....
この春日に躍り出て
僕らは軽快な会話を交わす

〉快晴ですね
青い光が降って来る!

〉そうですね
実に素敵な日ですね!

僕らはそうして手を繋ぎ
光のなかを進んで行く

もう ....
一年に一度ありえない
やさしい命を咲かす桜たち
懐かしい空に向かう永遠のピンク色が
胸に溶けて新たに命を広げていく

ぼくたちはまた生きていく
今は散り花びらのない樹になっても
胸の中で ....
あんまり心体しんどくて
行き場を失い裸になる
そうして編み戸から入り来る
夜風をひんやり肌に浴び

生きてるなあ 生きてるなあ

私は自分を取り戻し
静かに目を閉じ胡座かく
何処にも ....
  なつぐも
{引用=―エミリ・ディキンソン " AFTER a hundred years --"に基づく―}

ともだちがだれもいなくなったとき
わたしはその野原にいき ....
季節はつぎつぎ仕舞われて
ま新しいシャツの朝、とびはねた分だけ沈む靴

いつ吹雪がきてもいいように準備しておくんだよ。
たんぽぽを乾かして瓶詰めにして
転んでも泣かないように、いつもすこ ....
ぼぅっと座っている
木陰のベンチに
黒アゲハが周回し
近付いては離れていく

午前十時半、

照り映え揺れる木立の緑が
明るくまた濃く暗く
並び繋がるその相貌を
痛む目こじ開け凝視 ....
雲に穿たれた節穴から
ちょうどこっちを覗いた太陽と目があった
日没まで15分

氷点下11度
重さのない雪の結晶を
ふわふわ被った針葉樹の列

灯油ストーブの炎を背に
揺り椅子に座り ....
【 ぽつんとしてる 】

石垣に咲いた たんぽぽ
ぽつんとしている
杉木立の山道で 電柱
つん、と 立つ
ガードレールの下に大きくなれないままの大根の花が 
それでも りっ ....
あなたの心についた

すべての傷に

宝石がある


そんな


肉体のものではなく

鉱物としての夢に

生きていて欲しい
濃い
牛乳を
まだ薄暗い
牧場の朝
飲んだ
東京を棄てた


影は長く
りんごの木まで伸び
わたしは大人気のタピオカ店を
なぜか思い出し
青くなった空を見上げ
人を

 ....
何かが流れ出て
わたしが生まれ
太古のヒカリ
夜の底から
力を貰い
未来のヒカリ
わたしから流れ出る

捧げられ 捧げる 全ては捧げもの
毎日が同じ事の繰り返しだから厭になるね。
と、人に何気なく言ってしまった。
ら、その人は「え?もし毎日が違う事の繰り返しだったら、私なんか一度に磨り減って擦りきれてどうにかなっちゃうよ」と言われた ....
閉じた目をあけたとき
私は一個の月となり
孤独な三日月の
寒さに凍えたのでした

ふるふる震える
突き刺さった星の旗は
悲しみから遠く離れて
無関心なあの丘の上で
風に吹かれ ....
まばゆさに目をとじれば
暗闇となった世界に浮かんだ
円が燃え上がる
そんな遊びを繰り返していた

あれはぶらっくほーる
宇宙への入り口か出口だった

だれもかれもみんなおとなになってし ....
忘れ去られ、蔦が這い
色褪せくすみ、ねむったまま
死んでいく、そんな佇まい
そんな救いのような光景を
横目に朝夕を、行き帰る
遠くのタバコ屋の廃屋まえ
どんどんとカメラが引いて行き
エン ....
駅から続く桜並木
だらだら坂のドン詰まり
君がいた病院があります。

桜並木の木の下には
死体と狂気が
埋まっています。

もう四年も前の想い出ひとつ
今年も桜の木の下で
散りゆく ....
風にまかせて
砂がまう
レインボーホログラムに映るは
バルゴンのトゲに憩う未来
事象は変えられず
繰り返すは
血と髪と肌
頭の質量を自覚できる者だけが
キリンとなった
そうだ ....
満開の桜の下に集う人々は
静脈のように透き通っている
花曇りの午後に風が吹いて
柔らかい水のような眠りを誘う

穏やかに笑う彼らの腕時計は
それぞれの時刻で停止している
目的も意味もそっ ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4573)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真実はやさしさの欠片もなくて- こたきひ ...自由詩319-4-26
叶わない愛なんて知らない(カフスボタンが落ちた砂浜で)- 秋葉竹自由詩919-4-25
朝の日記_2042夏- たま自由詩15*19-4-24
かもめ- あおいみ ...自由詩719-4-24
この頃- あおいみ ...自由詩319-4-24
ショパンの雨- ナンモナ ...自由詩2*19-4-23
赤く冷え切った、蛇の心を- 秋葉竹自由詩1019-4-23
慰め- 立見春香自由詩619-4-23
葉桜の季節に- 帆場蔵人自由詩14*19-4-22
AAA- 花形新次自由詩119-4-22
チューリップ- ミナト ...自由詩119-4-22
つぎの朝の紙くず- DFW 自由詩4*19-4-20
walk・on_16- ひだかた ...自由詩519-4-20
桜のピンク色- フリーダ ...自由詩319-4-20
只此処で(改訂)- ひだかた ...自由詩619-4-19
なつぐも_他二篇――エミリ・ディキンソンの詩篇に基づく(再掲 ...- 石村自由詩18*19-4-19
たんぽぽ- はるな自由詩1219-4-18
夢の夢(改訂)- ひだかた ...自由詩619-4-16
夕暮れまで- Lucy自由詩7*19-4-14
ある春の日___(二編「ぽつんとしてる」「Anemone_c ...- るるりら自由詩12*19-4-13
宝石- 立見春香自由詩419-4-13
遠吠え- 犬絵自由詩619-4-13
流出(改訂)- ひだかた ...自由詩419-4-12
惰眠- こたきひ ...自由詩419-4-12
ハムエッグの月- 秋葉竹自由詩1019-4-11
ぶらっくほーる遊び- そらの珊 ...自由詩1819-4-11
唯一の友だち- 帆場蔵人自由詩10*19-4-9
鬼と桜- ……とあ ...自由詩11*19-4-9
命令である!- ナンモナ ...自由詩4*19-4-9
花曇りの午後- もとこ自由詩17*19-4-9

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