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わたし、今、白い海に
翼が羽が白いそれが敷き詰められたそこに
裸足の足をのせて
乾いた柔らかな足先の敏感なそれ指の間に
柔らかな羽がやわやわとまとう 柔らかく沈む わたしの足の指の重みで
わ ....
光りが照らされる白い葉に
運命の蒼い一筋の水が滴る
鼓動は動きを忘却し
風が南に向かって吹き始める
私は沈む
私は沈みゆく
底に溜まった感情は
肉を膠着させ
出口を求めて彷徨う
....
言の葉から音がきこえる
じつに静かな音だ
とうもろこしの割れる音がきこえる かすかに
海のさざなみもきこえる
モノクロームの想ひ出がカラーになるとき
水の流れが静かに逆流する
詩の鉱脈を見 ....
充血した虚無
断層に突き刺さった骨
陽は傾き
死者達の視線が
白壁に乱舞する
茜の色を
遠い目で見ている
俺の傷みは血を噴き
あら失恋?
貴女の泣き声 こころを凍らせ
異邦の人でも 抱きしめたくなる
目に痛い
涙じゃなくて虚空にみたのは
白昼夢ではなく 透明な雪
涙など
こぼれていいけど 影ふみ ....
....弓をく弓いた...
....矢を|弓った....
空に灰色の煙が立ち込め
干してある洗濯物を汚してゆく
Jアラートに掴まされた夢が
輪郭をなぞらなくて良かったと
テレビの前でスープを飲んでいる
前触れもなく飛んで来るのはきっと
虫 ....
あした召されてみりゃそれは正夢
ひとりぼっちにでもなりゃそれは逆夢
認証団体に世間話と説教をたれられる
背中をかちこちにして貧乏ゆすり
悲しみよついてこい
慈しんでや ....
おやすなさい
きっと見ようね。
ずっと居ようね。
夢に堕ちても
あなたをみよう
夢の中2人きり。
降り積もった
ましろのケサランパサラン
ふわっと、
さらっと。
....
苦しくて苦しくて
もうここにはいられないと思った時
見あげた空に、火の鳥が飛んでいた
あの鳥は私に見せたのです
すべてをまばゆい光で 照らし
この世こそが 天国だということを ....
白い人が立っていた
水辺の道に立っていた
水面に浮かび立っていた
(青と白の絡まり合い
ゆっくりと渦を巻き
奥へ奥へと繋がる水流)
白い人が立っていた
水辺と水面、
....
蒙古タンメン中本を攻めに行く
蒙古丼も頼んだりする
寒気がする辛さだった
神様からみれば僕は虫
分からないようで分かっている
皮肉なもんで
別れてからのほうが連 ....
種をまくと
芽🌱が出る
こんなに不思議な現象はない
そして芽が出たら
日に日に大きくなる
こんなに楽しみなことはない
今日は
大根や人参の種を
いっぱいまこう
捨て石を書こう
ほらこんな形
見てごらん
ありふれてる
どこにでもある
石
誰かが、
僕が
君が
石を投げる
泥
土煙
草の根
花びら
しも ....
あなたにとって
それが詩であっても
台所のあなたのつぶやき
の方がよほど詩的
日曜に寝っ転がってる
僕にも
{引用=平日の
中野の公園で
即興詩人が時間をつぶしてい ....
別にその
好き なんてあの 言われてない
夕べ 流星 いっしょにみたよね
好きは好き
素直な気付きを知られちゃ毀れる
トライアングル 「いい人みたいね」
カチューシャが
....
サキソフォンが夜の道を歩いていた
あたり一帯高級な黒の絵の具を塗りたくったようで
サキソフォンだけが金色に輝いていた
暗闇は光を理解しなかった
途方に暮れかけたころ
黒くて大きな人がどこから ....
とあるあついなつのキセツのこと、キリギリスはなつじゅうバイオリンをひいてうたをうたいながらすきにいきていました。さとさきのことをかんがえずに、まさにじんせいのなつをおうかしていました。いっぽうアリはせ ....
まだ強い日差しを俯く花のように
白い帽子で受けながら
歩道の向こう
小柄な婦人が歩いている
ゆれるバッグの中で
小さな鈴が歌っている
{引用=――しゃらん しゃららん}
たったひとりの{ ....
草食動物のように穏やかに暮らしていたい
毎日、争うこともなく草を食み
こころ優しきパートナーと愛し合い
満ち足りた人生を送りたい
それなのに、私の遺伝子が肉も欲しがる
あれも欲しい、これ ....
過去に自称詩人.comの会員だった
代表的自称詩人について紹介する
シリーズ「時代を彩った自称詩人たち」第一弾
踏付られ子
弱冠18歳で自称詩人の登竜門と言える
「佐藤孝徳賞」を受賞 ....
不謹慎なやつ
トイレから俺に指示を出す
不謹慎なやつ
歯磨きしながら
俺に話しかける
不謹慎なやつ
俺の前でポンポン屁をする
不謹慎なやつ
俺が洗面所で顔を洗っていたら
いきなり入っ ....
共に過ごし
波のように
恋のごとく
ゆらいだ歳月の不確かさ
と確かさの、
月が半月で
表裏のよう
相反するおもいの
春めいた
花びらが落ちる、より
忙しく接吻し
....
昭和の夫婦は
今でも
旦那が奥さんを
「おい!」と呼んでいる
今の若い夫婦は
名前で呼びあっているが
二時です
虹です
やぁこんにちは!
夢の中で
トイレを流す音を
聞いたけれど
雨が降ったんだね
五時です
誤字です
まだ眠いでしょう?
日が落ちる頃に
書いたノートは ....
風景は一枚の情報体、あまねく毛細血管を張り巡らせて光を行き届かせている。人間はその冷たい視覚により風景から厳密に締め出され、もう一枚の空白の風景として彼方まで広がっている。人間が風景の一員とし ....
白が基調の部屋に閉じ込められる
イタリアオペラのアリアが聞こえる
パバロッティだ
食事の時間がくると階段にまで列が延びる
みんなおんなじ服とクツを履いている
お腹が減るの ....
いくら地図で示されても
いつも時はやがて落ちてくる
黄色い星型の葉の川
喰えもしない栗の実
それでも未だ
ぼくの粗末な宿舎を支配している
年老いたアンパニ族の長
「義務!力!勝利!」
....
朝が苦しくて
どんよりとしてしまう
顔がひきつって
内臓がきしむ
言の葉さがしとどまることをしらず
いらいら むかむか
生き地獄の季節
油注がれた者の救いをただ待つ
一刻もはやく
時 ....
草はらを
踏み締め夜を歩き進む
裸足で草いきれに包まれて
むんむんと さらさらと
皮膚と鼻腔を刺激され
生き生き息吸い吐き出し又
広がる意識に己を感じ
深く 分け入る夜の闇、
....
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