すべてのおすすめ
ふしだらな鱗粉を撒き散らして
夜の中を飛び迷うアタシたち
シーツの海原は遠く霞んで
二人の罪状も曖昧になっていく

「アタシたち遭難者みたいだね」
「むしろ亡命者だと思うんだけど」

 ....
キスをしてはだめ
罪が感染しちゃうから
もちろん君が聞く耳持たないのは
計算済みなんだけどね

どうせ世界は疫病の箱庭で
アタシたちは肩をすくめるしかない
堕落と背徳の口実に満ちた黄昏に ....
木立の間にはkたちがいて、
秋の陽のいっぽんの光線を見つめている。
アクビばかりしているけれど、
朝焼けだか、夕焼けだか、
それがわからない。
光線の中にはオレンジ色の微粒子が、
血球 ....
ゼロから始まるモノは何もない
と言う定説

一から始めなくてはならない

一夜の夢にあらわれた少女は
一糸纏わぬその身体を
幻想の寝台に横たえている

その乳房
その乳首
股間に ....
街は、君のことが好き。
しんけんに、
みあげればみえる
幾百億、幾千億の銀河系の
白いカタツムリ状の渦巻きたち
星雲と名乗る用意があるものたちです。

街の灯がなんだか深く
ア ....
ゆうらりゆらら
舟はゆく
生死の境をさ迷いながら
白波立てて
舟はゆく

ゆうらりゆらら
舟はゆく
無限の時に慄きなから
さざ波立てて
舟はゆく

ゆうらりゆらら
舟はゆく
 ....
「ねぇ、
「予想と違ってびっくりした?
「ちょっと認識が甘すぎだよ
「美しい魚だけのはずないじゃん
「ネットが海だと言うならさー
「水死体くらい浮かんでるって

生ゴミみたいな自意識が
 ....
はてしない海原をほんとうにボートで横切ってきたのだろうか
詰まらないことで
凹みはしないがだれも助けのない雑踏のなかを

天気予報のない生活の中で
気象予報士になれたら素敵だったかもしれない ....
長く歩けないほど腰が痛いので
近くの整形外科に行った
背中のレントゲンを撮られ
腰椎の圧迫骨折だと診断された

でも心はもうとっくの前から
圧迫骨折している
ただ心の圧迫骨折はMRIにも ....
はじまりの海は遠浅で
かなしむことをまだ知らない透明なさかなたち
約束したはずの場所を
ゆききする微熱の波
遠い遠い夢の話

記憶をいくつも交差させて
分かれ道をまどう
ひとりあそび
 ....
「生活習慣の改善」
捨てたのだ。躰を
鳴き声に眼が覚めて、土の魚は焼かれた。
そして人間は泡から生まれたと水はいう
それは泡に生まれ変わるのだともいう
気になるのは置いてきた框の景色
 ....
あらかじめ赦された裏切りを
ゆるせなかったのは私

錠前を下ろされたドアの内側に
想いを閉じ込め


潜り抜けて
羽化する幼虫を
みんな潰し
化石するサナギのうたを
うたった
 ....
小突いても
何も出てこない
すっからかんな子供…

心の
膿も栄養も
きれいさっぱりなくなった

地獄のような劣等感の海から
誰にも会わない天国の浜辺に

ぷくぷくの満月に照らさ ....
こころの本当を覗いている
そこに何が存在しているのか

ただ飽和している
そんな感覚
それも定かではない

大切なものは命であり
これからどこまで生きるのか
わからない

何故だ ....
風のすっかり止んだ朝
あなたと僕とは 
公園のベンチの見える辺りで
昨日の雨の激しさを思い出した

いつのまにか あなたがポケットに忍ばせた
淡色の宝石が 太陽を透かす
哀しい石鹸の香  ....
向かいの家の屋根瓦が
黄金色に照り輝き
高い高い秋晴れに
遊ぶ子供達の声も軽やかだ

一方私は布団のなか
鉛の憂鬱を抱えながら
それでもこの美しい秋日、
天高くから降って来る
青い青 ....
知らないうちに僕も大人になっていた。
絵柄を見ずにコアラのマーチを食べていた。
ちまたには暗いニュースばかりが続いているから
明るい話題が欲しくなる

そんな思いを数にたとえるなら
きっと算数だよね
数学じゃなくて

悪い噂は
それがたとえデマでも
一度立つと
 ....
ことばって何処にあるの
辞書のなかに埋もれているの

人間って何処にいるの
へそまがりな生き物じゃあなければよいけれど

幸福と善とはいっしょなのでしょうか
あるいは幸福のしっぽが見え隠 ....
これまでに余りに
多くの音楽を聴いてきたせいだろうか
ふっと頭に突然メロディが流れてくることもあれば
TVを観ていてCMや番組の曲が思い出せないことがある
脳にメロディが張りついた感覚だと言え ....
ゆーくんが演技を終えて高得点を出して
馴染みのくまのプーさんのティッシュカバーにポンポンする姿カッコイイ。
昨日と同じゆーくんでほっとした。
ふりかぶって捨て去った
そんな、あやまちだらけの過去

時間に少しずつ
ゆるされてゆく

ああ、淡い残像
脱気して漂白した
形骸だけ
眺める

あまりに
諦めすぎたのかもしれな ....
あぶない橋を渡りきれば
その先には安全な場所が約束されているのかな

人生の至るところには落とし穴が隠れていて
それを無意識に避けて通り過ぎているのかも
わからない

だけど
急な坂道 ....
買った古本に挟まっていた褪せたレシート。
97―8―3、1:28PM、遠い夏のかけら。
ぼんやり砂浜を眺める
ゆっくり砂浜を歩く

夏の潮騒は賑やかで元気いい
身も心も夏に染まって
「今」だからこそ輝ける

眩しい陽射しを浴びて暑くても
潮騒を聞けば涼しくなる感じ

 ....
孤独に身を置きたい
そして独りに徹したい

寂しさの中に生き
時の旅人となり
詩にうずもれたい

不幸の時のほうが
独りの時のほうが
いい詩が生まれるという

喧騒からはなれ
 ....
本当に心底悲しい時
ひとは涙を流さない
なんてこった

太陽風が地球の大気を吹き飛ばす

それが満月の日

月まで届いていやがるんだという

だから月には

百万年前の地球の酸素が眠ってる


この悲しみもつぎの満 ....
瓶を
割ってね、

憂さ晴らしを
した。

憧れが
さまよって
愛が
凍ったから

好きは好き

だったよ。

脱兎のように
なっちゃったよ。

でもね、
でも、 ....
ひとは幸福でありたいものだ

生きる場はなかなか自由には選択できないが

問われるシーンがあるとしたら
自分自身を選択して生きてゆきたい

ぼくも自分と家内と社会との折りあいに
四苦八 ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4573)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜間飛行だけ着けてる- もとこ自由詩4*19-11-25
七パーセントの野蛮- もとこ自由詩3*19-11-21
kと言う生存者- ナンモナ ...自由詩9*19-11-19
ゼロから始まるモノは- こたきひ ...自由詩419-11-19
『幾百億、幾千億のうた』のうた- 秋葉竹自由詩419-11-19
ゆうらりゆらら(改訂)- ひだかた ...自由詩319-11-18
暴言淘汰フラワーズ- もとこ自由詩1*19-11-18
- 梅昆布茶自由詩819-11-18
圧迫骨折- HAL自由詩5*19-11-17
バースデイ- あまね自由詩7+19-11-16
覚醒家- アラガイ ...自由詩12*19-11-16
予言- Lucy自由詩5+*19-11-15
すっからかん- 若乱自由詩419-11-11
何のために- あおいみ ...自由詩619-11-9
恋愛詩- Giovanni自由詩10*19-11-5
この秋日に- ひだかた ...自由詩1019-11-5
コアラ- クーヘン自由詩9*19-11-5
誤算だらけのラブソング- こたきひ ...自由詩719-11-4
ことば- 梅昆布茶自由詩1519-11-4
ググる- HAL自由詩6*19-11-3
糟糠の妻- 鵜飼千代 ...自由詩7*19-10-29
魂の休暇届- 若乱自由詩219-10-28
あぶない橋を渡ると- こたきひ ...自由詩419-10-26
かけら- クーヘン自由詩9*19-10-26
夏の潮騒- 夏川ゆう自由詩619-10-26
2019・秋- あおいみ ...自由詩1019-10-23
悲嘆- HAL自由詩7*19-10-23
月で呼吸- 函館ドラ ...自由詩519-10-23
『瓶割屋』- 立見春香自由詩519-10-22
_McKay_Rooney_call_when_you’re ...- 梅昆布茶自由詩1219-10-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153