すべてのおすすめ
 雨音で目を覚ます朝

 落ち着いた心でいられるのはなぜだろう

 暗い部屋には雨の気配がさまようけど

 気分は安らいでいる

 出かけなくっちゃ 

 その脅迫観念から解放 ....
二〇二二年七月一日 「バスカヴィル家の宇宙犬」


 海外SF傑作選『クレージー・ユーモア』5作目は、ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスンの「バスカヴィル家の宇宙犬」地球人の真似をする ....
砂糖で出来た四肢に諦念はめぐる
踊り子の腰に巻かれた拒絶
やわらかく宙を抱く腕の中で
見えない魚がくるりとひるがえる

塔のない町で 城のない町で
踊り子は眠りにつく 酒精の匂いに紛れて
 ....
 ホッと一息

 コーヒーブレイクのように

 つながらない思考回路の調整に

 切断された回線の修復に

 昼休みが終わった10分後に

 この時間帯はトイレ自身も休憩中
 ....
ふいにおれの銃眼に獲物がまいこみ それはtatsuro yamashitaの顔をしていて かんがえる 砂 たちはどんな岩石にくっついていたのだろうかと まるでそれは戯曲を真上からみるみたいで 頭をなで .... この生の一瞬が
愛しいという実感に
 
ずんと沈み込む時、

この意識の鮮明を努めて保持し
高く指を突き立て澄み渡る空に

ああ 擦れ違う人、独り独り
我々は皆同じ、我々は皆同じ、
 ....
我々が用意したペーパーを
棒読みすればいいだけなのに

よりによって
このタイミングで


役人たちを驚かせたのは

死刑執行が
12月に行われることが多いからだ

ここでな ....
二〇二二年六月一日 「荒木時彦くん」


 講談社文庫の海外SF傑作選の1冊、『未来ショック』4作目は、アイザック・アシモフの「夢を売ります」どこかで読んだことがあると思って調べたら、ジュディス ....
イチョウの枯葉が
舞い落ちる頃

いつも楽しみに
待っているのは

真っすぐに伸びる
イチョウ並木に現れるという

不思議な不思議な
過去たちがつづく時の道


一枚一枚の枯 ....
遠い遠いシベリアの
極寒の空気をのせて

冬鳥たちがやって来た

街では木枯らしが
木の葉を散らし

フトコロのお札も散らす

裸にされる老木に
わが身を重ね

戦争を
止 ....
愛しい、という感情
愛しい世界、というオドロキ!




アジの開きが店頭に並べられ
幼子は母親が店内で勘定を済ましてくるのを
待っていた
アジの開きを弄りなから、
長らく長らく待 ....
辛くとも 悲しくとも どうして  

私は 生きていく 
 

生まれた からには 生きていく 

そう 考えたら 単純だけど 

 

とっても 辛い時には どうして  
 ....
宇宙の外は宇宙でした

まるい僕は
まるいわたしを
まるくしま下

に今みあげてゆくよ
と逝っても

誰もいませんクスッでした
笑い声がしたけど触れませんでさーした

昨日ねな ....
優しく、激しく
ひたすら開かれ
しなやかに躍動し

風は吹いて、風に晒され

熱 巡り
肉を、魂を、
熱 貫き

込み上げるものを、
沸き立つものを、
突き止め突き離し

 ....
なつかしい感じの家を見かけたので
インターフォンを押してみた
現れたのは見たことある顔
なんだ、わたしじゃないか
あちらはあちらで驚いたよう
とりあえずどうぞ、と
室内へ招かれた
リビン ....
俺はこれから
床屋へ行く

伸びすぎた髪を掻き上げる
五本の指に、
確かな熱の伝導

今日も青い青い空が包む

街は人々は光彩に躍り、

肉の激痛は未だ始まらず
俺は大地を蹴っ ....
つかり過ぎた漬物は
塩辛くてマズいものだが

ウソつき署長に
寝ていた長官とは

韓国の警察の
署長や長官も

お役所仕事に長年
ドップリつかって

マズくて
食えないヤツに ....
二〇二二年五月一日 「スノウ・クラッシュ」


 持ってたけど、学校の図書館に寄贈したSF小説2冊をヤフオクで入札した。いまのところ、ぼくが最高金額入札者。

 ぼくを超える入札があったので ....
猫が見ている

私は悪いことはしていない

それでも猫はじっと見る

正しく生きようと思う

うちに猫はいない

タオルハンカチにプリントされた猫

それでも猫の目は

人 ....
  

たんたんと
こころのおきばしょをさがすために
いきてきたわけじゃないのに

あいらくも
たんたたんとやられちゃ
もうなにもかも

あぁ
そんなことのために
ことばが ....
登山は
いつでもどこでも
一歩、一歩だ
あんなに高い頂上まで登れるだろうか
と思っても
一歩、一歩あるいていけば
頂上に着くから不思議だ
登山は
どんなに苦しくても自分の足で
一歩、 ....
食パンマンみたいな
頭をした北の豚まんが
猛り狂ったように
ミサイルを撃ちまくっているが
ひょっとしたら
花火と間違えているんじゃないか
という気がしてきた
フジファブリックの歌を
バ ....
漆黒の
闇に浮き立つ
開いた聖書
燭台に燃える
蝋燭の炎、揺れ
繋がらない世界の
剥き出しの相貌、
切迫する

静けさの響き、
辿り着けない城、
界は奥まり広がり
わずかな手掛 ....
あたりいちめん
黒曜石の闇
静寂

ひんやりとした闇を
全身で感受しながら
踊りはじめる
身体ひとつ

黒曜石の闇の中
踊っている自分の
手先足先さえ見えず

けれどその身体 ....
初冬の寒々とした
だだっ広い体育館にシートをしいて

その上に無造作に置かれた
約1.5トンもの遺留品たち

靴が256足衣類が258着
バッグが124点電子製品が156点

その他 ....
眠りについた赤子の
涙一筋

大人の期待と
赤子の不安

(先立つ不孝をお許しください)

一筋の涙が辿った
走馬灯よりも短い
私の生涯でした

大人の欺瞞と
赤子の正直
 ....
死者の霊が
家族を訪ねてくるという

秋の終わりの
ハロウィン祭り

死者の魂に
気づかれないようにと

子供たちは
悪魔や魔女やお化けに仮装する

そんな仮装で
ごまかした ....
二〇二二年四月一日 「ホークスビル収容所」


 SF傑作選『ホークスビル収容所』を、ヤフオクで、送料込みで760円で落札。これで、しばらく本を買うのをやめるつもりだ。けれど、1冊、別のシリーズ ....
きみの教室はいつも水浸し
ぼくの上靴にフィンが生えてきた
きみを追いかける足は上手く回らない
きみは息継ぎが苦手でいつも口ぱくぱくで
そんな間抜け面もとても可愛くて
ぼくの教室も常に水浸しで ....
必要という2文字がつくと
悪は善に化けるのか

最近
やたらと目につく
お粗末字幕

悪は悪以外の
何ものでもない事を
忘れてしまうと

こんな風になるよと
言わんばかりの
 ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4573)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨音- 佐白光自由詩3*22-11-23
詩の日めくり_二〇二二年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩15*22-11-21
夜の住人- 福岡朔自由詩222-11-17
トイレにて- 佐白光自由詩1*22-11-17
tatsuro_Yamashita- 長束静樹自由詩122-11-16
強度- ひだかた ...自由詩322-11-16
死刑のハンコで首になる- st自由詩322-11-15
詩の日めくり_二〇二二年六月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-11-14
時の道- st自由詩322-11-13
立冬に立腹- st自由詩422-11-12
アジの開き- ひだかた ...自由詩5*22-11-11
太宰_治と言われても __ - ダンテ  ...自由詩122-11-11
本日のでもね夜- moote自由詩122-11-10
永遠の旅人- ひだかた ...自由詩622-11-9
にせもの- やまうち ...自由詩222-11-9
床屋へ行く- ひだかた ...自由詩422-11-8
お役所漬け- st自由詩222-11-8
詩の日めくり_二〇二二年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-11-7
猫の目- 木葉 揺自由詩522-11-6
かがりぬい- AB(な ...自由詩522-11-4
一歩、一歩- zenyama太 ...自由詩1*22-11-3
食パンマンか豚まんかハッキリしろ- 花形新次自由詩222-11-3
プロセス- ひだかた ...自由詩322-11-3
踊るひとの/ための連祷- 塔野夏子自由詩4*22-11-3
1.5トンの遺留品- st自由詩222-11-3
- TwoRivers自由詩9*22-11-1
ハロウィンの惨劇- st自由詩322-11-1
詩の日めくり_二〇二二年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-10-31
water__classrooms- ちぇりこ ...自由詩722-10-30
お粗末字幕- st自由詩322-10-30

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