愛だけが
愛を裏切る
....
真名もないまま何処にでもいる弱いまま雑草でもない根無し草
令和の顔も定かではない都会人を想って浮かび上がった短歌ですが、
ai(advocater inkweaver)さんはいま ....
おかのつみ
はらからのつみ
さとのつみ
だれがしはらう
だれがあがなう
このほおを
なぜてゆくかぜ
ふえのね ....
深紅の薔薇 完爾と笑う
化粧の奥に棘を隠して
ため息の数だけ星が墜ちてくる
見上げた夜の鮮やかな闇
きみが{ルビ枝=え}を{ルビ手折=たお}り給ふか鈴鳴りの
{ルビ満天星=ドウダンツツジ} 満ちて{ルビ咲くらむ=錯乱}
風の日の(長い改行)花筏
喧噪 人混み 遠くなる明日
もう二度と、(もう二度とともう二度二度ともと二度ともう)思い出さない
サラエボという地名なぜか気になって調べてみても何故か梅の木
狂い咲きいわれる前に罵るは季節を速め元に戻るし、、、
偉そうに発言できる僕たちは
悪しき平和におかされている、、、
「愛してる」
言ってもくれぬ{ルビ彼=あ}のひとに
などか{ルビ操=みさを}を捧げむとすや
意味も無い
この毎日が
僕たちを
ゆっくりと食む
ただ朽ちてゆく
本当は
高いビルから
垂直に
落ちているだけ
死んでゆくだけ
....
満開の 白い花弁を ぱらぱらと 校庭パスタ 降りかける朝
閑散の 夜桜の道 街灯が 照らす花びら 真白く静か
寂しさを埋めることばを持たずして
初めて「こどく」の意味や知るらむ
来ぬひとを 待って待って待ちぼうけ
デートの邪魔などしたくないのに
母子家庭
外食帰り
春の夜
空を貫いてく流れ星
飛ぶ鳥を“俺のものだ”とをのこ言う
鳥はもはや還る気もなし
やけどしてビリリ痛いと泣く声を
聴いてた優しさが雨になる
夢の中眠気を退けて数えてる
冬籠りしてたい歌星人
ビールとかビターチョコってほろ苦い
B(ビ)という ....
たくさんの言いたいことを飲み込んで
ひどくなる咳に血を見る 溢れ出る血を花束にして
バイバイと書き加える手は震えずに
そして《あした》の扉をひらく
あたし わたし たわし ワタシ 一人称は結局わたし
※わたし五段活用
ライターの
薄い炎を
雨の中
ともれともれと
念じて熾す
喉笛に
指を突っ込み錠剤を
吐いて
すがった
....
嬉しさを愛の形に当て嵌めて今日も誰かを恋しに出かける
脳内で育った角があと一秒、あと一秒で頭皮を破る
須賀敦子だけを読んでる春の朝、親類なんてひとりもいない
マグノリア大 ....
闇夜にも
重ね重ねて
ぼくたちは
ブーゲンビリア
菜の花の夢
....
去ってしまうばかりな気持ちで肌寒い 忘れないでね忘れないから
K-POPアイドル見分けつかなくて今日もぼっちでおべんと食べる
缶切りできみのこころを開けてゆく 指を切りつつざくざく進む
その鳥の
行方を追った涙目が
世界のなにかをみつめる濃いよる
胸を刺す
忘れられない羽音が
ちょっと陽気に聴こえていた朝
ただ歌を
歌った深夜のカラオケの ....
むつかしい
愛についてを詠むきみと
忘れな草を眺めて欠伸
来て春は
まったくずれた笑ってた
踵を踏まれたスニーカーの愛
そうしてか、
意味なくしたか、
忘れ物ボック ....
ひとつだけ残った恋をつまみ食い 小骨がのどに刺さって痛い
因幡の白兎
大都市東京に生まれ育ち馬車馬となって働き身体の不調も少しでてきて、このちっぽけな人生をふりかえり最近つとに感じるのは私ひとりだけが事象詩を追い求めていたという悲しい気づき。あまりにも ....
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