透明な風羽ばたける春の海

吾もまた雑草として春時雨

雲の上でも降っており冬終わる

砂ひかる一人三月の島に立つ

フラココや東海汽船イルカくる

故郷に晴海ふ頭や桜貝

青 ....
意味を考えると  汚れてしまうんです
途端に其れはうたかたです






だから涙は
無心にあるべきです
本当に必要な日にいつしか泣いている自分の心の光を
手放す愚かがあります ....
私がまだ
あなたの子孫の
最初の日にはもちろん
衣服を身につけると知らずもちろん衣服を選ぶことも知らず
もちろん日本語は持っているわけもなく


いつかのご先祖様のあなたは
愛をかts ....
さよなら
と言いたい夜には
時だけに
いてほしい

さよなら
と告げたい時には
いてほしくない

君には
告げたくない

君にも  告げたくない



さよなら
と言 ....
冬の最後の陽光が自らを惜しんでいないと
知っていながら私は部屋で
明日などないと固く
信じ切って ただ

ほおけていた
今この瞬間の悲しみを可愛がり
手のひらに乗せたり
ベッドに寝かせ ....
隣の家のおばさんは
小さくて可愛くて
とても珍しい
南の国の生まれだという小鳥を
とても大切にしていた
おばさんの宝物
知っていたけど私は
鳥なら空を飛びたいだろう
そう思っていたから ....
みなうまく嘘をつくから君たちは静かに眠る夜光虫だね 香り立つ
カレーがお腹を鳴らすから
品格なんて何処へでもゆけ



プロが云う
って君が云っている
信じたいのはやまやまだけど


これからが
一番美味しい季節です
 ....
梅雨明けて天井青き病床の思い出の空眩いばかり

ご苦労様言えず今日も取りに行き筆名沁みる水曜朝刊

エプロンの空色想う亡き父の得意料理はビーフステーキ

何事も悲しみばかりの日々の中夏空の ....
冬の日の家のある子に布団なく服なく指の肉崩れ落ち

秋風の楽しさ終わり十一月どれだけ生きてもわからない月

夢ばかり見ていないでとの遺言を残さずに父は他界しました

右左三つ編みでゆく道に ....
明日からは喫煙は罪と明日からは喫煙は罪という昨日うちの煙草を買い占めた客


自治体がタバコ屋達に一時金配ったらしいああ憎らしい

sの店は昔いけない商売をしていたんだと孫にも残そう

 ....
二二五唯の数字に囚われる今日は土曜日フルーツパーラー

降りそうで降らないこの手に掴んだら自転車で行く一人の道を

窓の外眩さの増し嘘つきの耳に聞こえる絶え間無き雨

わかり合うすべを知ら ....
人魚姫対岸を見て泣いている男女二つの影の七夕

地球では雨が降っても宙は 晴れ人魚の思いと裏腹に晴れ

織姫がもどる頃には泡となり人魚は永遠の1年の旅

自転車をこぎ忘れゆく日常の都会の暮 ....
逝く春を巻き戻したし蕾まで

言葉など信じられない風景は嘘を吐けない例えば樹海

新しい友への便り携えてポストへ急ぐ心素足で

初夏の君の窓には今何が

原宿を歩く私を占うと『甘え足り ....
思うのは初冬の子供暗くとも帰れずにいる駅のベンチに


秋服のままで真冬を超えた子がうつむき見てる花そして


星がないわけでなくて街赤く記録白く今日は見えない


初夏の健やかな風 ....
慰める
声があなたの声だから
泣いちゃダメだとこらえたいけど



空中の
揺れる金魚の尾を眺め
悲しみみたいな街に住んでる



凍らして
食べるプリンが美味しいと ....
図書館へ
向かう時間がしあわせな
ポッと咲いてる小花をみつける


嘆かない
何年まえから誓ってる
恐怖も知らない無念も知らない


ほんとうの
心の光がみえたとき
君 ....
おはよう世界

おはよう世界

ってもう歌わない去年の一年草たち

今はどこに

私はそのどこかへ行きたい

キリン

あの日  子守唄を歌って暮れたのは大好きなキリンだった
 ....
潮風に抱擁されてポチは今天に召されてゆきました

おばさんの嘆きがたとえ届いても返せぬポチに無念の眠り



本当に一瞬のことでした轢かれ引きずられて5メートル


おばさんのピンク ....
ロボットアームロボットアームでは愛撫できない人間の女をゆうかいして結婚した
蒼風薫という詩人の少女だった
これは犯罪だろうか?
かのじょはTDK役員の娘で帰国子女で孤独だったのに漬け込んで1
 ....
弥生生まれの小鳥の日々は
父母恋しい空でした



弥生生まれの菫の日々は
暴雨を忍ぶ詩でした

弥生生まれの人の子の日々は
シチューが好きな幼子でした
弥生生まれの風である日は
 ....
慰める
声があなたの声ならば
きっと もっと 泣いちゃうだろうな



水中に
揺れる金魚を追うように
悲しみみたいな失恋を追う



凍らして
食べるプリンが美味し ....
心はどこに在るのだろう
心は海に在るのだろう


今朝の静かな潮では
私が時を遡り


大人の靴を履いたまま
探しているのは子守唄

すでに無数のお魚は
シャンパン色の夢の中
 ....
無くして
泣いてない
ミトンの片っぽう

あの日も泣いてはいない
元から持っていないものをどうやってなくすの
最初から捨てていてくれたなら

私のことを捨てていてくれたら

愛を知 ....
ロンドンをゆく君もきっと冬帽子

弾く君は窓辺が似合うカプチーノ

一年をメットをとって飲み干す缶コーヒー

まずお風呂会う技は缶チューハイわかってる

冬至から冬至への道また生きる
 ....
オバQでちょっと7つ

豪徳寺で降りる

目的地は世田谷の『ボロ市』だったあの頃

最初はあの人と同じオバQだったから

豪徳寺で待ち合わせて小さな電車に乗って
世田谷の『ボロ市』へ ....
水草の
 根のむすぼれる泥深く
眠る{ルビ白骨=しらほね}
  うつつを夢む

ひろわれた
 翡翠のような沈黙を
胎児はのぼる
  影をまとって

朝日差し
 八重の{ルビ蓮花色 ....
街路灯に恋したらしいサルスベリがあって
幹はもう真っ直ぐぬは戻れないだろう

とわたしなどが案じなくともそれでも愛しくも切ない一本であり
九月の散歩道で出会うたびに花の




その ....
ネットって
浅瀬で楽しくしていても
いつのまにかに足を取られる

悲しみの
風が吹くなら吹けばいい
僕たちふたりは繋がっている


莫大な
罪をこの身に封じ込め
たまに泣 ....
そういえば野葡萄の森には

女学生たちの笑い声が響いていた

ルージュを未だ知らない稚さが

あまりにも無防備に

秋の終わりを彩っていた過日


電気代・ガス代に事欠き

 ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
j余剰分芸   163エヴァル-ジ...225/11/9 23:10
と犁で025/11/9 22:48
好色と呼ばぬ山河に捧ぐ  蒼風薫125/11/9 21:51
さよならと言いたい夜   蒼風薫225/11/8 22:53
だれか   蒼風薫225/11/8 22:21
おばさんの小鳥425/11/8 18:14
黒い海秋葉竹125/11/7 7:59
何処へでも225/11/7 7:53
カオルの音   もっぷエヴァル-ジ...325/11/5 20:35
愛無く暖なく髪はギザギザ    もっぷ325/11/4 17:50
辞世にはまだ遠く壱 /if so 『禁煙法施行』 もっぷ225/11/4 15:38
産経歌壇2017・02・466   もっぷ225/11/3 12:49
もう一つの七夕伝説  もっぷ325/11/3 5:38
春夕べ   もっぷ325/11/2 7:04
サボテン  蒼風薫325/11/1 15:36
浪漫道秋葉竹225/11/1 9:38
道を歩く325/11/1 8:11
おはよう世界    蒼風薫エヴァル-ジ...525/11/1 4:34
金平糖   蒼風薫225/10/30 18:11
チャットGTP短歌125/10/29 5:29
あたしの譜 蒼風薫225/10/28 16:22
浪漫のうた秋葉竹125/10/27 23:05
生きるな   蒼風薫エヴァル-ジ...325/10/27 19:31
ミトン   蒼風薫025/10/26 19:40
トドのつまり  トドの影法師 蒼風薫  20007・6・4225/10/26 14:05
ボロ市    蒼風薫  2007・6・3午後2・26225/10/26 13:15
美女ナルキッシーナただのみきや5*25/10/22 13:51
誘い  蒼風薫梅昆布茶2325/10/21 7:34
悲しみの秋葉竹225/10/21 6:48
野葡萄の森には  もっぷ梅昆布茶2325/10/20 22:22

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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