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○現代詩フォーラム短歌部○ (創作系)スレッドオペレーター:ピッピ
現代詩フォーラム短歌部の情報交換所、および連絡所です。部員はこまめに目を通して下さい。
短歌部入部希望の方はピッピまで私信でお知らせください。
随時入部受付中。

----------------------------------------------------------
部員名簿

名誉部長   沼谷香澄(休部)
部長     ピッピ
幹事長    本木はじめ
雑用係    山田せばすちゃん
マネージャー こもん
部員     最果タヒ(休部)
       青春 夢言
       汐見ハル
       守り手(休部)
       徒川染ノ美(休部)
       待針夢子
       葛西佑也 
       吉田ぐんじょう
       関根悠介(休部)
       クロエ
       美里和香慧
       小林容子
       DJ香織Blenda
       たたたろろろろ
       大村浩一
       ζ(トップの席でバストロ)
       かとうゆか
       みたらしひかる
       拓哉人形
       mille(第三クラリネット)
       藍沢颯太
       日々ノ十夢

----------------------------------------------------------

活動内容
・題詠会
・鑑賞会
・いちごつみ歌会
・他、部員からの企画は常時大募集です

ながしそうめんhttp://po-m.com/forum/threadshow.php?did=133717もよろしくね

[222]ふるる[2005 05/09 22:05]
  び っ く り
わあ       しました!!
(と飛び上がったところを表現)

こんなに沢山おすすめして頂けるとは、思いもよりませんでした。
いや、私のより、本木さまのコメンツの方が数倍素晴らしきかな新緑の候です。
イメージを膨らませて下さって、ありがとうございました。

>ふるるさんには、是非もっと短歌投稿していただきたいです。

はい、がむばります(^^)まずは10冊くらい短歌の本を読んで・・・(遅っ)

短歌祭、みなさんの個性がきっぱり出ている作品ばかりで、とても楽しませていただいております。
しかしお題とテーマの二つの縛りはかなり厳しいですね。さすが・・・。

バカ男さん、プリーズカムバーック・・・
 

[221]ピッピ[2005 05/09 21:22]本木はじめふるるこもん
うん。

[770]小池房枝[2005 04/28 17:39] 
★君はもう咲き終わったろ?チューリップ。ここにお座り、五月の風だよ
ふぎょー。なにこのさわやかさ。咲き終わったチューリップにお座りと言う。
座ったら五月の薫風がふわり。わーお。わーお。
 
[732]ふるる[2005 04/22 09:41] 
☆「変ですね」「変わってますね」はもう慣れた「過去の人みたい」は初めてだ
ふるるさん、伴走中ですね。がんばれー。
これはポイントつけなかったけど気になったなあ。
過去の人みたい、って、アレかなあ、南海キャンディーズのしずちゃんみたいなのかなあ。

[710]こもん[2005 04/17 21:14]
★「ほおばると思い出とかでちょっぴりと切なくさせるたこ焼きないの?」
このたこ焼きは、ずるい。
実は短歌祭の中で一番難しいお題だと思ったのがたこ焼き(「タコヤキ」)で、
この言葉はしかしどんなシチュエーションに登場させるべきか、
特に恋愛に繋げるのは難しいシロモノなんじゃないか、と思ってたんですよ。
しかしなんじゃこりゃ。たこ焼きないの?って、ないですよ、そりゃあ。
でもね、もうこもんさんに乾杯。もとい完敗。切ないたこ焼き、誰か作ってくれたまえ。

[696]本木はじめ[2005 04/16 13:34] 
★エレヴェーターに生えた竹の子ふたりして食べる35世紀の春
キタコレ!!
35世紀。35世紀にあえて竹の子ってのが、いいね。
ピッピだったらピザだね。でもこれはピザじゃダメだ。
14世紀後。何してるじゃろねえ。でも少なくとも、竹の子はたべてない。はずなのである。

[693]ふるる[2005 04/15 23:18] 
★お魚が雲のまにまに泳いでくスコール、ひかりさす、スコール
もいっちょふるるさん。ポイントつき。
これ好きだけどなあ。魚が雲、っていうのが唐突かもね。
なんか物語があるといいけど、でもスコール。ひかりさす、スコール。もうそれでいいじゃない。

[688]ヤギ[2005 04/15 15:24]
☆「23か」 誰かが23歳だと知るといつも呟いてしまう
気持ちは分かる。でも23だとちょっと頷きにくいかな。
というかピッピは友達がほとんど同年代なので
「アイツもそんな歳になったかあ…」というのは殆どないなあ。

[675]ふるる[2005 04/14 08:44]
☆銀色の制服着てるチョコレート未来から来た平和の使者です
あああ。そうかも。しかし食べられるために来たか。
未来はそこまでマザー・テレサみたいなのばっかりになっているか。
それともそういう一握りのチョコレートだけが来てるのか。
じゃあ悪の使者はなんだ?んー。納豆かな?

[672]ヤギ[2005 04/14 06:06]
★じゃあ切るよ またね バイバイ それじゃあね 電話切れないっていう歳かよ
これいいよなあw
電話切れないっていう歳かよ!いいねー。いいなー。
もういいとこ全部短歌で言っちゃってるからなー。

[663]ふるる[2005 04/13 08:22]
★教室は正方形だと思ってた計ってみたら台形だった
ぜんぜん意味のないことを短歌に書いてるワケで、
読者からしてみればどうでもいいことなワケで、
しかしいいねこれ。その無駄っぷりがいい方向に出た面白い作品。
台形ってそれは本当にあからさまに台形なのか。それとも2mm程度のなのか。
なんでこんなに深追いしなければならないのか。んー。

[626]ふるる[2005 04/08 20:02]
★あの時はああするしかなかったんだ言い訳じゃなく後悔じゃなく
んんん。分かる。分かるぞ。分かるけど明らかに言い訳だこれは。
というか言い訳くさい。言い訳くさい、という言葉、いいね。

[612]本木はじめ[2005 04/07 20:11]
★心からあなたに伝えたいことがあるんだ右の靴下の穴
転→結。素晴らしい。

[604]ふるる[2005 04/07 16:53]
☆「今日は無理」なんじゃあその言い方はイエスかノーかはっきりゆうこりん
本木さんのレスで気づいた。なんじゃこりゃ。
普通の歌かと思ったら、ゆうこりんがこんなとこに。名言だ。

[599]バカ男[2005 04/07 13:08]
☆眠たい眼をこすると昨日見た記号たちがこぼれだして苦しい
こういう、世界を裏側から見られる、っていうのは、凄いね。
昨日見た記号たちがこぼれだす、って。泣くね。

[596]兎の毒[2005 04/07 09:54]
★独りでも 死ぬときゃかっこつけて死ぬ ほっといてもらえればそれで本望
か、かっこいいー!あねごー!いやあ、いいねえ。
前句は…まあ、それが出来ればいいんだけどね、くらいのレベルなんですが。
格好良く死ぬ、よりは、格好悪く死ぬ、のパターンのが多いし。特に一人だと。
でも後句がいい。死ぬと決めた凛の覚悟やね。ほっといてもらえればそれで本望。
ていうか猫みたいやね。そういえば。

[544]バカ男[2005 04/02 23:01]
☆窓がわに座ると僕はいつも子供。また暗い目で外を見てる。
4月の短歌選集の作品。再掲。

[543]最果タヒ[2005 04/02 20:57]
☆職業の欄に詩人と書いて得た友の笑顔病気みたいな
友の笑顔、のあとに、なんか副詞がほしいかも。の、とか、は、とか。
しかしいいね。ピッピはこれだから職業の欄に詩人とは書けないね。
あとバンドやってますとかね。うわー恥ずかしいー。

[528]ふるる[2005 04/01 00:14]
            静    止 
☆マグリット 空中で        している ああ空がこんなに青いなんて!!
マグリット、ちゅものを知らんのでよく分からんのですが、
空がこんなに青いなんて!!というのは、いいと思います。青いなんて!!

こーんなかんじー、でー、よろしいかに。次タヒ。いけ。
 

[220]本木はじめ[2005 05/09 20:41]ふるるこもん
たとえばきみ、ガサッと落ち葉を、、、、本木です。


そんなこんなで、忘れてました。


四月度おすすめながしそうめん短歌っ!!!




[528]ふるるさん

           静    止 
マグリット 空中で        している ああ空がこんなに青いなんて!!

発想の勝利。マグリットのクールさを巧く表現してあり、尚且つ
「青いなんて!!」という感情的な台詞の組み合わせてあるところが素敵です。


[551]小池房枝さん
透明な小鳥は空へ木蓮の白き遺骸はやがて大地に

美しい歌です。透明な小鳥の誰にも気付かれることなく空へ溶け込んでゆく光景。
遺骸となり果てても尚、白い木蓮の大地への還元されるさま。
なによりもそのリズムに惹き込まれます。


[562]ふるるさん
借りてきた本のページが千切れてて三角形の行方を想う

とても読みたい本を借りてきたけれど、読み進む内にページの端が三角形に失われていた。
関心はその千切れた三角形の行方へと徐々に変わってゆく。それは前にこの本を借りて行った人の
部屋にひっそりと落ちているのだろうか。それともまた他の誰かが、とても大切なメッセージを伝えるため、
メモ代わりに急いで切り取ったものなのか。などなど。
さまざまな語られることのない可能性が秘められていて好きです。
あと、千と三の並びも素敵です。


[567]バカ男さん
ガソリンスタンドで働く父のために埠頭で釣りをする母

爆笑。しつつ、またしてもなんだかさみしい気分になった歌でした。
バカ男さん特有のセンチメンタルブラックユーモアとでも呼びたくなるセンス。
埠頭でエプロン姿のお母さんが、夕陽を背景に釣りをしている姿が鮮烈に浮かびます。
しびれます。


[569]ふるるさん
黄緑の春の泥沼ずぶずぶと入っていくよ乙女がひとり

これは何かの比喩としても捉えることができそうですが、
個人的には、読んで字のごとく、そのままの情景を思い描いては美しいと感じています。


[604]ふるるさん
「今日は無理」なんじゃあその言い方はイエスかノーかはっきりゆうこりん

奇跡的。この組み合わせと投げ方と微妙さは空から象が降ってきたのかと思うくらいガツンとキました。
この歌を生み出していただけたことに感謝。(いや、別に小倉優子のファンとかではないです。一応w)
新鮮です。


[636]蒼木りんさん
その顔が見たかっただけそのために綱渡りする世間の眉間

最後の「眉間」へと集約されてゆくこの歌。
「世間」との音の組み合わせも良くて、世間の眉間だけで、
そこに皺が寄っていることを十分に感じ取れる
巧い歌だと思います。


[670]ふるるさん
若葉たちうたた寝してる夏の午後虹のしぶきを浴びて目覚めろ

「虹のしぶき」、の新鮮さ。「浴びて目覚めろ」の口調。
いいです。


[672]ヤギさん
じゃあ切るよ またね バイバイ それじゃあね 電話切れないっていう歳かよ

5・7・5・7・7を会話体でうまく切り刻んであるところが魅力です。
前半の歯切れの良いリズムと後半の少しあきれたような台詞のリズムが、対照的で好きです。


[680]ふるるさん
遠泳は笑いとまらず苦労した帽子の頭がぴょこぴょこぴょこぴょこ

巧い。遠くへと泳いでゆく黄色い帽子(なぜかイメージ。)が、
浮いたり沈んだりしている光景がありありと浮かんできます。


[682]ふるるさん
受話器から液体こぼれ落ちるままあなたの声で部屋がたぷたぷ

これまた巧い。「あなた」の声(または存在)を会話のなんらかの瞬間、液体と感知してしまったのでしょうか。
いわずもがな、このあと「わたし」は溺れることになるのでしょう。もう溺れているのかも。


[727]ふるるさん
東シナで眠る二千七百四十名模型「戦艦 大和」

この漢字の迫力、「眠る」の穏やかさとが、「戦艦 大和」のどこか儚くも勇敢な巨体と巧くだぶらせてあり、
一気に惹き込まれました。日本人であること、をいろんな意味で痛感させられました。


[750]最果タヒさん
きみの影の中で咲いて散りたいと言ったコスモスぼくらが踏んだ

錯綜。「きみの影の中で咲いて散りたい」と言ったのはコスモスは、「ぼくら」へ向かって言ったのでしょうか。
ミクロコスモス、マクロコスモスじゃないけど、「ぼくら」への宇宙の羨望。
コスモス(宇宙)がぼくらの中で咲いて散りたいと言った。
外に宇宙があるように、ぼくらの中、もしくは「ぼくら」という名の宇宙がある。
うまく言い表せませんが、等価値としてのふたつの宇宙があるのだという感じを受けました。
素敵です。


[760]小池房枝さん
かば、らいおん、きりん見たぞう見たきりん忘れてしまうま記憶しろくま

勢い。そして技巧。リズム。すべて素敵です。


[764]ふるるさん
誰にもね鬼は住んでると言うけれど鬼以外は誰が住むのん?

やっぱり巧い。この最後の「のん?」が凄く効果的で、現にこんな台詞がどこかで言われていてもおかしくはないくらい
リアリティがあり、説得力があります。


[767]ふるるさん
海岸で砂のお城を作ります雲のお城にとどけてっぺん

そして、最後もふるるさん。なんだか四月度はふるるさんの短歌がほとんどを占めてしまいましたw
なかでも、この一首は、凄く好きです。一見、とてもファンタジック。でもよく考えると、新たなバベルの塔へ至るまでの
伏線的な歌とも読めたりして。こんな無邪気な遊び心から、ぼくたちは言葉を分かたれる要因を作ってしまったのかもしれません。
と、いろんな読み方ができるところも凄く素敵です!
ふるるさんには、是非もっと短歌投稿していただきたいです。
あと、確かに最近、バカ男さんを見かけない。新作読みたいです。



以上、四月度おすすめながしそうめん短歌でした!



#おそくなりましたが部長、引き続きよろしくです!
 

[219]山田せばすちゃん[05/07 01:14]
心配することはない、俺もまだ手も付けてないさ。
って余裕こいてていいのか、俺?
 

[218]くしゃみ[2005 05/07 00:16]
………もしかして短歌祭、後、俺だけですか?(汗
どーしよー、どーしよー……(泣

ぜんぜん出来ない……。
ごめんなさい、ごめんなさい……。
最近、色々と頭に抱えてて……何にも出来ないんです……
詩やらは出来るんですが……すみません……。
 

[217]ピッピ[2005 05/06 21:58]こもん本木はじめ
以下敬称略
chori「ひとつだけ」 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=36882
☆笑ってる顔が見たくて借りてきたM-1を見る前にもう笑ってる
☆ひとつだけ言っとくよ心配すんな どっか行くときはまず詩に書く
これだけパッと見でちょりさんだってわかると清々しい。

兎の毒「フィンを追いかける」 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=35984
☆カルピスの薄め方が分からない ギターの弦が切れて半年
前後のバランスが絶妙。ただ不器用だということを伝えるためにここまでの詩情。完敗。

薔薇「九歌」 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=35706
☆私語交わし教師に追い出されし図書室の窓際の席君の頬杖
気になっている歌。無駄がない。
 
本木はじめ「TOMORROWNEVERKNOWS」 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=35500
★傷口と翼をぼくら間違えて大きく広げてしまった九月
ぎゃー!最高やね。

兎の毒「天国」 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=35245
☆1UP あと一回なら死んでもいい その繰り返しでここまできたのだろうか
リセットボタンとかね。せつないね。
 
本木はじめ「イエスタデイをうたって」 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=35126
★きみがまだ少女の頃はぼくもまた少年だった すれ違う駅
★きみと向かいあって話した教室が世界のすべてであったあの夏
★「やっぱりさ、金魚は赤よね」祭りの夜むじゃきないいわけ聞いた八月
★あなたからもらったCD無傷でも見えない傷の多い六月
もうね、よすぎなんだよ。よすぎなんだよ、もうね。
これがベストな四作なのか分からないけど、一応四作セレクト。
本木氏に少しずつ足りなかったものが、飽和されたような満たされたような。

バカ男「ファミリー」 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=35125
★窓がわに座ると僕はいつも子供。また暗い目で外を見てる。
言っておくけどバカ男さんのファンですと公言するぜ。
バカ男さんはかわいい顔してブラックなんだよなー…。この謎っぽさにハマる。
ひー。言葉では無理だー。

本木はじめ「春のそうめん」 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=35019
☆生きている不思議な夢を君は見た?そろそろ君は目覚めるかもね
これもいいよなあ。「生きている」「夢」。じゃあ現実では?
そこから目覚めるためのきっかけだった夢。覚めてしまう、夢。
覚めたら?

本木はじめ「春の廃村」 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=34828
☆赤い傘まもなくひらく廃村で濡れてないのはきみとぼくだけ
んー。本木さんはこのジャンルではほとんどオンリーワンだなあ。
更なる一歩を求むよ。

こんな感じ。今月は半分以上本木氏だった気がする。4月の短歌は本木氏にしか票入れてないし。
ピッピの題詠はほとんど票入ってないし。ふむ。これは別問題か。
短歌祭で来月(今月)はもっと盛り上がるとよいねー。でわ。
 

[216]本木はじめ[2005 05/06 13:45]こもんピッピ
短歌祭開催中です、、、、本木ですw


いやぁ、夏ですね!(夏じゃないけど)
そんなこんなで、、、、


本木的四月度おすすめ短歌!!!



バカ男さん『ファミリー』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=35125
 風呂上りの一杯がうまいと言った父は二度と出てこなかった
●「呆気なく過ぎ去っていく春」と落書きされた犬が可哀想に
☆窓がわに座ると僕はいつも子供。また暗い目で外を見てる。

三月より引き続き強烈な視点が展開されています。
風呂上り〜の句切れなしのストレートな畳み掛けが効果的で明るいホームドラマから一転、喪失感あふれる情景が、
父という含みの多い言葉をうまく用いて表されています。

呆気なく〜、「呆気なく過ぎ去っていく春」をそのまませつなく詠むのではなく、犬に落書きされた「呆気なく過ぎ去っていく春」と
詠むことによって、それは実態を伴い、具体的な物が動くことと連動させられとてつもないリアリティを生んでいます。

窓がわ〜、に於いては暗い窓の外ではなく、暗い目が外を見ているということ。影のあるイノセンスが鮮やかに暗示されています。



兎の毒さん『天国』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=35245
★棘を舌に巻き 電飾つけて遊びましょ 三時のおやつにはちゃんと生き返ってくるのよ
 挟まった 小骨は俺と一緒に燃える どっちも俺の骨として

棘を舌に〜、
この大胆さに圧倒されました。非日常的な行為が、「三時のおやつ」という固定観念の強い約束事から、
当然のように「ちゃんと生き返ってくる」ことを念押しされている。
たとえるまでもなく、この歌は数多くの矛盾を孕む世界を生きている僕たちの平和な戦場を表していると思いました。

挟まった〜、与えるもの。与えられたもの。そう、たとえば誰かに与えた愛はその誰かのものとして、
与えられた愛は自分のものとして、それぞれにいつの日か、昇華されてゆくのです。



ピッピさん『the world without morning』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=36792
○いつまでも明けない朝を始発から見ていた世界はふくらみすぎた

夜通し遊んだ帰路の途中、始発から見る光景は、一日の始まりとしての朝。
今日というたった一日だけで一体どれだけの物語が生まれるだろう。
果てしない可能性と不可能性の渦巻く一日が今、始まったと同時に既に、
膨らみ過ぎている世界。自分の明けることのない朝とは対照的な。その眩いばかりの光景。
素敵です。


今回は少ない上に雑な書き方ですみません。五月度は感想いっぱい書きます。



ひきつづき、ピッピ部長お願いしまっす!w
 

[213]ピッピ[2005 05/04 02:45]
短歌祭参加作品・沖縄にて
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=37196
 

[212]汐見ハル[2005 05/04 01:19]
短歌祭投稿しました☆
これでいいのかどうか謎ですが、いきおいも大切ということで!
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=37188

乙女短歌をめざしつつも挫折。
 

[211]本木はじめ[2005 05/04 00:31]
二週間先の約束、、、、本木です。

作品投稿の際はタイトルの前に【短歌祭参加作品】←これを付けてください。
付けたくない方はそのままでも。付けた方が目立ちますので。とゆうそれだけの理由ですw
 

[210]こもん[2005 05/03 10:48]本木はじめピッピ汐見ハル
短歌祭。
とにかくまずは投稿してみましたよん。
なにか投稿の際の付記等で問題があったら、指摘してください。
書き加え、書換え等します。

「カニバリズムは無血で遂行されて」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=37126

投稿するの早すぎるかなとも思ったけれど、今月は予定がはっきりしてなくて、いつ時間がとれるかわからなかったので、思い切って。
 

[209]本木はじめ[2005 05/02 19:34]こもんピッピ
青き菊の主題をおきて、、、、本木です。


すみません。『お題』あげるの忘れてましたですw

テーマ→たべもの

以下『お題』。




ウミウシ

茄子

タコヤキ

晩飯

プリン

うぐいす

いちご

ナタデココ





で、あります!そのほか質問等あればお願いします!
 

[208]本木はじめ[2005 05/02 19:24]こもんピッピ
君の眼に見られいるとき、、、、本木です。


遂に十個のお題が出揃いましたっ!!


とゆうわけで、短歌祭開催です。
期間は本日5月2日より一ヶ月間(6月2日まで)とします。

投稿の際の付記等については>>170を参照くださいませ。



ではでは、名誉部長、開催宣言をお願い致します!
 

[207]嶋中すず[2005 05/02 00:19]ピッピふるる本木はじめこもん
お題あとひとつって聞いたので、ためしに書き込んじゃいます^^(どきどき、、だめだったら却下してくださいね。。>-<)
お題、、、、、ばん!「米」
読み方は「こめ」でも「まい」でもなんでも可です^^
ひらがなでもカタカナでも漢字でもOKです。
ただ、食べ物としての「米」でお願いします。
例)お米、おこめ、コメ、近江米、玄米、白米,,,etc,,,
 

[206]片野晃司[2005 04/26 20:28]ピッピ本木はじめこもんふるる
お題まだ入りますか〜?
「ナタデココ」どうですか。
#クリオネは美味いらしい。。。
 

[205]山田せばすちゃん[2005 04/26 20:16]
>>170
ルール見落としてました・・・
なかったことにしてください・・・
 

[204]ピッピ[2005 04/26 11:41]
>>203
なんでそういきなりルールを破ろうとするのorz
 

[203]山田せばすちゃん[2005 04/26 09:25]
じゃあ骨付きカルビ。7文字だよ、使い勝手いいよ、でもシチュエーション限定するとつまんないかも。
 

[202]本木はじめ[2005 04/26 02:21]
フランケン、おまえの頭で、、、本木です。



近日開催予定、第一回短歌祭。『お題』状況。(テーマ→たべもの)




ウミウシ

茄子

タコヤキ

晩飯

プリン

うぐいす

いちご


計8個のお題を頂きました。感謝!
引き続きお題募集中です!
よろしくお願いしますです!
 

[201]こもん[2005 04/25 23:18]本木はじめ
ど〜れ〜!

はいいろの少女は少女の十本の指ですくえる都会で生きる

「すくえる」(掬える/救える/巣食える)は、読みが何かひとつの方向に固着してしまうことを柔らかく解してくれていて、わたしも読みのいろんな方向に誘われました。そのいちいちをここに書くことはしないけれど、「はいいろの」というのがそのどれにおいてもとても効果的に働いていたように思います。「少女は少女の十本の」という部分は、わたしはとても好きで、本木さんも「二人の少女がいるような錯覚」と表現されていますが、この歌を通して目で追ったときに、視覚的にも「少女は少女の十本の」という表記はとても魅惑的に思えます。
「読み」を残してくれているということが、とてもこの歌を魅力的にしていると思います。

(余談ですが、以前うちの姉のひとりが、どんな文脈だったかは忘れてしまったけれど、「どんなふうにも読めるってことはどんなふうにも読めないってことで、そういう途方もなさはたいてい良い方向なんてもってない」みたいなことを言ったことがあって、当時はふーんなんて聞き流してたつもりだったけど、けっこう頭に残ってたりしてます。そのとき姉は否定的なニュアンスを込めていたけど、わたしはどこかそれを肯定したい気持ちがあって、途方もなさというのか、そういうのもよいよいと思ったりするときがあります。)

#感想に終始してるような感じがありますね。まだどう書いてよいものか掴みかねてます。何回か書いていくと型みたいなのが出来あがっていくものなのかな…。ゆるりとやります。まったく余談になっちゃいますが、ドコモがポケベルサービスを終了するみたいですねえ。偶然にも先週、うちの学校の経済の先生が「俺のポケベル列伝」なる大学時代の思い出話を熱く語っていたので、気になったりしました。一首です。「ポケベルを知らない子らにポケベルのネタで教える経済理論」。がんばれ先生!先生の授業はわかりやすいぞ!!
 

[200]ピッピ[2005 04/25 16:51]こもん本木はじめ
んむ。いつのまにか>>198にこんなに星が。では部長から。
うぐいすは食べ物じゃありません!
…と言いたいところですが、じゃあウミウシはどうなんだ、って、言われるとなあ…。
ウミウシも一応食べられないことはない、と定義しちゃうと、そりゃうぐいすだって…。
ということなので、うぐいす、お題にしましょう。
うぐいすを短歌の中で食べ物に絡ませるかどうか、は自由にします。
鳥としてのうぐいす、色としてのうぐいす、食べ物としてのうぐいす、どうとでも。

あと、いちご、ですが、含めてもいいんじゃないでしょうか?まだ10個挙がっていないので。

あと、一応、一応ですが、これからは一般的に食されているものにしてください。
「食べられるよね?」というようなものは今度からバッサリ切ります。
…まあ、判断が難しいところではあるんですが…。そこらへんは、一応、部長の一存、ということで。

もうひとつ。
いままでのお題は条件を満たしているのですが、お題は5文字以下でお願いします。

200踏み。題詠も46まで終わりました。
 

[198]本木はじめ[2005 04/23 10:01]ふるるこもん
悲しみは一つの果実、、、本木です。


『お題』について。


どうしますか?ETOILEさんの「うぐいす」問題(おおげさ?)
この際、「うぐいす」も「いちご」も詠みますか?
すると、うぐいすを詠む場合、別のたべものを組み合わせるのか、
または、山せばさんが言ってるように、うぐいす飴とか、うぐいすパンとかで詠みますか?
それともどっちもありにします?
個人的には「うぐいす」むづかしいんで避けたいところですがw
それでとりあえず、今回テーマを提供されたピッピ部長に決めていただきたいのですが、
どうでしょう、みなさん。
部長に一任なら★など付けていただけると助かります。
ほかにも提案、質問等あれば、お願いしますです。


#引き続き、『お題』募集中であります!
 

[197]山田せばすちゃん[2005 04/23 00:06]
うぐいす餡じゃだめ?
 

[195]ふるる[2005 04/22 21:53]
ETOILEさん・・・
うぐいす、食べ・・・?
 

[193]ふるる[2005 04/20 09:22]ピッピ本木はじめ
はあ〜い
お題、もう一個よかですか?
「プリン」お願いします。
甘味が足りないなっと思い。
 

[192]本木はじめ[2005 04/19 14:04]ピッピ
気の付かないほどの悲しみ、、、本木です。


ど〜れ〜


はいいろの少女は少女の十本の指ですくえる都会で生きる


まづ、『はいいろ』がひらがなであることが気になりました。
灰色、だと重たい印象を与えるからでしょうか。
そこでふと、ピッピさんの歌は比較的にひらがなの使用量が多いなと思いました。
なんだかピッピさんの歌はやわらかい印象があります。
この歌もそのひとつでしょうか。
次に、この『はいいろ』がどこに掛かるのかを考えてみましたが、
この『はいいろ』は掛かりませんね。『はいいろ』=灰色が元々持つ、少し影のある、曖昧な、まだ明確でない
とゆう暗喩(?)の為に選ばれた言葉なのでしょう。
そしてその少女は、自分の十本の指で掬えるだけの都会(つまり、行動範囲。手の届く範疇。)でだけ生きる。
または、十本の指で掬った都会が少女の都会である。と、一読した時の印象です。
が、やっぱり色々孕んでますねw『少女は少女の』のところで、二人の少女がいるような錯覚、『すくえる』で、掬う、巣食う、救う。
この二点の読み方、感じ取り方によって、多種多様なイメージが膨らみます。無意識に5・7・5・7・7の音で区切って読んでしまう
僕はイメージの誘爆に陥ってしまいました。様々な世界観を内包していて、幾通りもの読み方ができる素敵な歌だと思います。
まさに、短歌ならではな歌。


#あと短歌祭、引き続き『お題』募集中です!!
 

[190]不老産兄弟[2005 04/17 14:55]本木はじめピッピ
こんにちは。
トップページを見て来ました。
お題「晩飯(ばんめし)」
よかったらお願いします。
 

[188]ふるる[2005 04/15 23:35]本木はじめピッピ
こんにちは。
お題です
「タコヤキ」で!!もちろん「たこ焼き」でも「ブタ子、焼き餅焼いちゃうブ〜」でも。

>(個人的にはふるるさんにも参加して欲しかったのですが、、、)
はうっ!!
ありがとうございます。
次の企画までには修行を積んで、ぜひ参加させていただきます〜。
 

[187]合耕[2005 04/15 23:24]本木はじめピッピ
こんにちは。もくらまとじゃなくて枕元です。

お題、「茄子」で。
 

[186]本木はじめ[2005 04/15 22:52]不老産兄弟
春がすみいよよ濃くなる、、、、本木です。



あらら、やっぱなんか変なことになりましたね。

『お題』がたべものに関することになった時点で、テーマクリアになってしまいますねwww

ま、次回からは別にしましょうw
 

[185]本木はじめ[2005 04/15 22:37]不老産兄弟
あさがおが朝を選んで、、、本木です。



『お題』について。

ぼくはお題はなんでもアリで、それにテーマを付けるとゆう意味で、
提案しました。(難易度アップの為w)
でも、囲ってもいいかもですね。『たべもの』がテーマなだけに料理しやすい方がいいですね(なんちゃったw)

てか、お題キテますねー!!さっそく料理中です!!
引き続き、どしどし『お題』お願いしまーす!!
 

[184]いとう[2005 04/15 22:28]本木はじめピッピ
テーマ「ウミウシ」で。
たぶん食えるんで食べ物だと思う。
 

[182]ピッピ[2005 04/15 22:18]
…あれ。そうなの?ごめん、なんかピッピが勘違いしてる?
募集するお題は大テーマにそって10個、じゃないの?
 

[180]吉岡孝次[2005 04/15 21:58]本木はじめ
短歌部の皆さん、こんばんわ。短歌部以外の吉岡です。

「たべもの」のテーマでのお題、
とりあえず「筍」なんて如何でしょうか。

#多分、「竹の子」でも「タケノコ」でも「たけのこ」でもいいと思います。
 

[179]ピッピ[2005 04/15 21:24]本木はじめ
はみだしてみました。

で、短歌同情。

はいいろの少女は少女の十本の指ですくえる都会で生きる
 

[178]本木はじめ[2005 04/15 19:03]
試合開始のコール忘れて、、、本木です。



はいっ、さくさく行きますよ!
大テーマは『たべもの』、あとは各々でテーマを付けてください。(そのテーマをタイトルにしてもいいと思いますが。)
『お題』の方は短歌部以外の方から!(個人的にはふるるさんにも参加して欲しかったのですが、、、)

とゆうわけで、『お題』十個募集開始しますです!
現代詩フォーラムのみなさん、ガンガンお願いします。

#あと、短歌道場も。どなたか一首どうぞです!
 

[177]ピッピ[2005 04/15 10:54]本木はじめ
おだい:たべもの

いろいろな意見を統合して、えーと、お題は部員以外の方から頂く、と。
じゃあどうしようか、はみだしにでも書いておこうかな。
 

[176]ふるる[2005 04/15 08:33]
はいっ!

お題を出す人で参加させていただきたいのです!
是非、部員以外の方からのお題でお願いします〜
短歌の方は、まだまだぴよっ子ですので・・・・
 

[175]本木はじめ[2005 04/14 22:44]
最上川逆白波の、、、本木です。



おおお!盛り上がってきたですねw


ふるるさん参加!!よろしくです!


で、テーマ。そうですね!次回は違う人とゆう感じでいきましょう。
とりあえず今回は部長に挙げてもらうとゆうことで。
あと、テーマが決まったら次は『お題』ですね!
これはどうしますか?短歌部で出します?それとも短歌部以外の方から頂きますか?
 

[173]本木はじめ[2005 04/14 22:09]ふるる待針夢子こもん
きみの言う核戦争の、、、本木です。




短歌部




短歌祭企画進行します。
テーマについて。タヒさんの提案を採用として、大まかなテーマをピッピ部長が決めてよーいドン!でいいですかね?

いや、テーマは別のひとがいいかも、とか十首じゃなくて百首やろうよ!とか他にも提案あったらお願いしますです!
参加される方、もしくは提案などに賛成の方などは、★を付けていただけると助かります。と同時に短歌部に拍車がかかりますので、よろしくですw
 

[172]ピッピ[2005 04/13 23:25]本木はじめ
部長です。なんかいろいろ忙しかったとかいいわけをしてみます。
十首題詠、どうですか?なんかポイントもついてるし、賛成意見も多いので、
突発的にやってみますか。やっちゃいますか!!

さて、で、お題についてですが、たひたひの案採用でいいのかな?
おっきいテーマを決めて、ほいであとは細かいテーマはおのおので決める、という。
そのおっきいテーマは誰が決めるのかな?ピッピが決めるのかな?ピッピが決めていいのかな?(だめ)
ということでどうしようかねえ。
 

[170]本木はじめ[2005 04/10 01:28]こもん
大空の斬首ののちの、本木です。


またしても新企画かんがえましたです!

今度のは短歌部らしい企画です。
名づけて、『十首題詠(テーマ付き)』
要はそのまんまです。


一、短歌部以外の方から、十個のお題をもらう。(部員で出してもいいですけど。)


二、題詠だけではおもしろくないのでコンセプトとゆうか、テーマみたいなもの(春やら、森やら、都会やら、夜やら、サンショウウオやら。)を各自で用意する。もしくは統一してもいいですけど。

三、お題、テーマが出揃った時点から一ヶ月間を『短歌祭』として発表期間とする。つまり、作品として投稿。
  投稿する際に「作者コメント」の欄に、『短歌祭参加作品』と(統一でない場合『テーマ』)をクレジットする。

四、批評祭のときみたいに騒ぐw


尚、短歌部でない方の参加ももちろんオケー!ある意味、短歌部の実力がためされる企画



こんな感じで、どでしょ?新企画。
さっき風呂入りながら考えたんで、突っ込みどころがあれば、指摘お願いします。


せめぎ合う広さ深さを携えし者ら集えや、いざ短歌祭!!(なんちゃったw)


二回も出る杭はさすがに打たれるだろうを怖れる僕ですが、いちお、祭り好きなんで提案しますw



#あと、今回から、「本木です。」の前の十二文字を、ある歌人の歌から引用しています。誰だか当てたひとはその一首についてコメントを書けるとゆう嬉しいサブ企画となっておりますw
 

[169]佐々宝砂[2005 04/08 19:41]本木はじめこもん
あ。そういえば佐々宝砂は部員ではないでした。
隣の道場(連座 萬草庵)の庵主で、たまに顔出すつーことでよろしく。sage
 

[168]山田せばすちゃん[2005 04/08 12:57]本木はじめ佐々宝砂こもん
えーそりゃ太宰にはやはり激しく思いいれがあるからでしょうよ(恥)
太宰には、いや太宰に限らず作家にはいくつかの側面というか、作品の傾向の推移、変遷というのが確かにあって、10代に「人間失格」から始まって、20代30代は中期の技巧に凝った作品「お伽草紙」とか、短編だと「東京八景」なんかも好きだな、を愛してきた太宰フリークの俺が40代になって見つけたテーマが「死に損ない」だったりした、ということですかね。死に損なって気がつけば妻を娶って四児の父になって、島田紳介がテレビで言ってたけど、「妻と子供と愛人のいるあったかい普通の家庭」まで築いてしまった身としては、そろそろ多摩川上水に愛人と身投げする太宰に非常に近しいものを感じていたりします。

笹公人氏から詠題を借りて
もう僕は死んだと思つて諦めてと、置手紙の日よりゾンビとなりぬ 
親元に連れ帰されたる若ゾンビ腐肉を隠して社長にされり
若ゾンビ社長に漂う腐臭をばオーデコロンにて塗りこめたりし
ゾンビとて妻娶りたるタキシードの奥に腐肉を押し込めつつも
ゾンビにも子は生まれたり嬰児は美しかりき腐肉にあらず
腐肉だと知りつつも身にくちづけを降らしたりけり愛人かなし
ゾンビにも妻子を持つて愛人と暮らす権利を認めてください
 

[167]佐々宝砂[2005 04/08 05:14]
「なれば」について。これは已然形であって、仮定の未然形ではないと思います。
なので、「ならば」じゃなくてやっぱり「なれば」ではないかと。
(文語体の已然形については、古語辞典を見るとかウェブで調べるとかしてね)

「カルモチンとて」は「カルモチンであっても」という意味だと思いまする。
カルモチンはかなりたくさん服まないと致死量に達しないらしいので、
文章の上で正しいとて(「とて」を使ってみた)、
意味のうえで多少の違和感を覚えます。「カルモチンだから」死なない気がする。
といっても、「カルモチンなれば」とまた已然形を使うと余計にへんですね。
なので、まあ、「とて」でもいいかなあ・・・と曖昧に思う私なのでした。
太宰治だとカルモチンでないと話にならんのですが、
もっと致死量の少ないバルビツールを使うと、六十年代風になって、
別な作家の話にできます(歌手やなんかでもかまわない)。
私はバルビツールの方がリアルだったのではないかと思います。

ただし、せばさんの名誉のために言っておきますが、
彼はカルモチンの致死量まで調べたうえでこの歌を書いてます。
立派つーか、アホとも言います。

個人的に、太宰治は好きですが、太宰治について書くことに羞恥を感じます。
太宰治に思い入れがある、と書くこと自体がはずいです。
せばさんそのあたりどうなの?? なんで太宰治にしたの??
 

[166]こもん[2005 04/08 00:37]山田せばすちゃん本木はじめ
ど〜れ〜!
短歌道場、どういうふうに書けばよいのかまださっぱりですが、とにかく書こうということで、ど〜れ〜!です。

死神も鎌研ぎに出す夜なればカルモチンとて修治は死なず

文語調については、わたしは気になりませんでした。「カルモチン」が睡眠薬の一種のことだとわたしは知っていたので、一読して、死に損じのことが少なくとも詠まれているのだろうと、もっと書けば、「修治」が自殺に失敗したことを詠んでいるのだろうとけっこうすんなりと思ってしまいました。その地点では、「死神も鎌研ぎに出す夜なれば」に、わたしはユーモアを感じたりして、そして死に損じ(「カルモチンとて修治は死なず」)なんていう、幸いなのか不幸なのか、悪運と言われるべきか、それとも運がよかったと言われるべきなのかわからないような、そんなことを巡らせたりしていました。このときは、わたしは「修治」に気をかけていなくて、ほとんど普通名詞のように処理しちゃっています。なので、これは勝手にわたしが突っ走ったに過ぎないです。
それで「カルモチン 修治」でGoogleしてみることにして、その結果として「修治」で太宰治のことを言おうとしているのだと知りました。個人的には、太宰治は国語の教科書に載ってた「清貧譚」しか読んだことがなかったのでGoogleで引っ掛かったサイトをいくつか走り読みして、あとタヒちゃんが紹介してるリンク先も読んでみて、いくらかの経緯については知ることができましたが、どうもわたしはその側面に関しては素っ気なくなるしかなくて、それは太宰治へのわたしの親近感(といえばよいのか…)の度合いの程度が影響しているのかもしれませんが、わたしとしては初読での印象で止まってしまいます。
でも、死に損じ云々について、太宰治の文脈を知る人というか、太宰治に親近感を持つ人には、もっとかっちりとしたものになってくるのかもしれません。
 

[165]バカ男[2005 04/07 15:55]本木はじめ山田せばすちゃん佐々宝砂
ああ、なんかバカ男の短歌の感想なんか書かれていて嬉しいです。バカ男は別に部員でもないのですがお礼を申し上げたくて。本木さん、ピッピさんありがとうございます。
で、蛇足ならが
「死神も鎌研ぎに出す夜なればカルモチンとて修治は死なず」
についてですが、必要な知識云々もありますが、さっぱりとその辺を知らないで読んだバカ男ですが、微妙にというと余程の微妙さなんでしょうが、パーソナルな匂いが結構したりしていて、なんて言うんだろう、この短歌が生まれなければならなかった、パーソナルな動機、みたいなのがちらりと見えたりして、というよりも、短歌、というジャンルがどういうものなのか今もってわからないバカ男ですが、作者個人と乖離し切っておらず、うーん、なんていうか、パーソナルなことがきちんと見えていても自分を突き放している短歌(詩)と違って、まだ、自分自身を突き放しきれていないような匂いが、繰り返しますが微妙にしていて、だからどうだというわけでもないんですが、まったくの印象論で申し訳ありません、そんな感じがしています。
 

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