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偽りのやさしさを振りまいてきた

悲しみも知らないし

よりそうこともできないくせに

見せかけの安い言葉を並べてた

ずっとずっと本当にずっと

抱いていて欲しかった  ....
ごめんね


そんなふうに


わらってあげられない



せめてどこかに


やさしいことばが落ちていたら いいけれど
スーツに袖を通し髪をセットして











バナナリパブリック




 ....
おれはおまえに似ているのか

だれかに言われたそのことを

おまえから聞いたのは十年前

秋も終わりかけのころだった


ふたりのあいだのせつじつを

わたり鳥のようなせつじつを ....
用を足すだけなんだけどね

うら寂しい公園の片隅にあるのは決まって便所ってやつで

おおむね和式の便器しかなくて
紙なんか無くて
げげげのお友だちなんかの手が暗闇からぬらりひょん

べ ....
高森草庵の休耕田
トンボ池の辺
俺たちはマコモの葉陰で出会った
その隠れ帯の中心に
少しずつ 少しずつ
確かめるように近づいて
恋人の懐に潜り込んで
伸びた4対の肢に触れる
特に交接す ....
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた

親と暮らせないこどもは

この世に多いような気もしていたし

周りがそんなふうな子ばかりだったから

そう思っていたのかも知れない

 ....
上司にこころを許してはならない

仕事ができる部下たちのそれが鉄則だ


仕事とは愛人のようなものだ

最愛を具現化した愛人のようなものだ

愛人の白い肉を

部下にたわめられて ....
ねころがって

窓からの緑を見つめている

緑を見つめている

緑に見つめられている

緑のふちどりと空のコントラスト

ふちどりが風を見つけて揺れている

微笑んでいる

 ....
窓辺からずっと虫の音がしていた

部屋をくらくしてそれを聴いている

目を閉じているのか

目を暗やみに開いているのか

もうわからなくなるくらい

虫の音につつまれていた

 ....
風邪ひいた
鏡の私が情けない顔で
くしゃみを3発
脳味噌が揺れる
くしゃみを3発
モナ・リザもくしゃみをする
その時
?泣く女?もくしゃみをする
アイスランドもくしゃみにぶれる
世界 ....
夕飯後の消化不良を酒で紛らわす
夜長だね。
こんなとき薄い水割りはいくら飲んでも酔うことはない

(ちっ ‥いやな奴らだ )
考えれば 考えるほど孤立した理由に腹 ....
おおきな雨のあとだった

朝の坂道を電動自転車であがっていた

坂道のうえの空がいつもより狭く見えた

木々のみどりがせり出していたのだ

夏も終わろうとしているのに

せり出した ....
ごはんにしようよ
エサじゃなくてごはんにしようよ
木の実が入ったパンがいいな
鶏肉は断固拒否だな
果物あるといいな
お酒はTullamore Dewにしてね …びばげかい♪…
ねぇねぇ テ ....
私の弱い心では
今は貴方の濃い影を
支えられはしないけど
側に居たいと願った

暑さの残る

八月の夕
 
僕の濁った瞳では
今は君を見詰められない
こんな理由の別れでも
告げると決め向かった

少し肌寒い

八月の夕
 
ベテルギウス

遠く遠くある物は 遠くにあるだけに過ぎず
遠くが近く感じるのは 心が距離を飛び越えるから
長く長く旅をしてきた 随分と時間がかかって
その光は とても小さくなってしま ....
臨月でお腹の大きい妻が呼んでいる。
僕はいつもの公園で二日酔いの頭を抱えながら、
三歳の息子と遊んでいる。

繰り返し繰り返し
同じ砂山を作っては壊し作っては壊し、
何回作っても彼の作 ....
普通の日々がすぎてゆくはずだった

なのにこの河の氾濫はなんなのだろう

明日に架ける橋なんてなかった

あるとすれば

荒れ果てた灰色の

置き去りにされたような橋ぐらいのものだ ....
これだけ地に足つかずにさびしいのなら

どれだけ傷つけあったって

会っているほうが

ましなんじゃないのかとさえ思えてしまう


神々の意思ではないのか


オリオン座だ
 ....
ぼくらは月下の一群だ

ここのつも年上のぼくだけれど

ぼくらは一群としか言いようがなかった

お互いかんがえていることぐらい

くるしいほどわかっていた

お互いのくるしみがわか ....
 
 
父よ
あなたをうしなって
私が何を
うしなったのかと言えば

男どうしだからこそわかる
男に生まれた
宿命についてなのだった

父よ
あなたはいつも
私を庇護してくれ ....
円形のものだけを集めるの
手当たり次第
だって終わりがないでしょ
新しいものだって
古いものだって
すべて円形
それで充分
そうして輪っかの上
いるだけで
何も必要ないでしょ

 ....
 
昨日 私は死にました

幻のような現実の中で

現実の様な夢の中で

美しいほど あっけなく

それでも

苦しみは未だ続いている
 
思えばめぐまれすぎていた

ないものなんてなかった

わざとないふりしてるくらいだった

だからおまえのしたいことなんか

切実にかんがえることがなかったんだ

うしなうくらいなら ....
禁断の実を食べたのでした

僕らはよく笑う高校生でした
僕らはよく悩む高校生でした

ああ、でも赤い実を食べたばっかりに
帆船の入った瓶のように
海は小さくおさまって
ポケットの中で眠 ....
今日獲物はなんでしょう
ネタを探して待ち構えています 。
「精子は溜まれば吐き出され溜まらなくても精子は搾りだされる。」
これまでに無駄死にさせた精子のこと考えたら 怖くて ....
濁りのない
青と薄い白雲
朝だよ
あなたへ
かなしいこと
和らげてあげたい
この景色を贈ります
あなたへ
生きているから
感じる朝だよ
やわいお月様なら
あたしの気持ちわかるよね
言いたくない言葉なんて
言わなくてもわかってね

昼間のあたしいやになって
朝のあたしはわすれた
夜のあたしはいてもいいの?
お月様 こたえ ....
   五感がはたらく
   浅い水溜りと分厚い雲の間で
   体に纏わりつく
   甘い匂いと濡れた風の中で
   紫陽花を手折る
   カタツムリを殺す
   隠された傘の中で
  ....
森の猫さんの自由詩おすすめリスト(2114)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
孤猫- 三田九郎自由詩110-9-21
ひとりあるき。- 自由詩310-9-21
きょう、ぼくは、、、- TAT自由詩2*10-9-21
わたり鳥たち- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-21
流すひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*10-9-20
聖奠- 黒い翼自由詩2*10-9-20
帰る場所- 吉岡ペペ ...自由詩1610-9-20
コンクリートのルール- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-19
すこしあるこうか(3)- 吉岡ペペ ...自由詩610-9-19
すこしあるこうか(2)- 吉岡ペペ ...自由詩710-9-19
微熱- salco自由詩11*10-9-19
余愁の水割り- アラガイ ...自由詩2*10-9-18
すこしあるこうか- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-18
itchy- 黒い翼自由詩2*10-9-18
願い- 徘徊メガ ...自由詩210-9-18
決意- 徘徊メガ ...自由詩210-9-18
ベテルギウス- itukamitanij ...自由詩4+*10-9-17
- ……とあ ...自由詩14+*10-9-17
氾濫しかけの河に架かるあの橋のように- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-17
神々の意思- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-17
月下の一群- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-16
男類- 小川 葉自由詩310-9-16
circle- 瑠王自由詩4*10-9-15
幻現- 徘徊メガ ...自由詩110-9-15
お花畑- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-15
赤い果実- 瑠王自由詩8*10-9-15
てろりすた- アラガイ ...自由詩3*10-9-15
あなたにおくる朝- 朧月自由詩4+10-9-14
やわい月- 朧月自由詩110-9-14
秘め事- トワ自由詩210-9-14

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