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滴り落ちる朱が
脳の闇を呼び覚ます

隠れていた魔物が
『逝けよ 逝けよ』
と騒ぎ立てる

ネジの緩んだ僕の体は
ぎこちなく葬送ワルツを踊り出す

ここにはない何かを求めて
魂は ....
こうばしい匂いは
おとこのこの
おへその上からする

おんなのこたちは
それを知って
おんなになる
他人の死は見ることができ、
自分の死は見ることができない。

他人の表情は見ることができ、
自分の表情は見ることができない。

自分の何かはすべて想像だけで、
鏡に写った自分が本当に自分 ....
弟と拾ってきた仔犬
団地では飼えないからと母にきつく言われ
泣く泣く拾った場所へ戻してきた次の日

くんくんと悲しそうな鳴き声忘れられなくて
自転車に乗り夢見ヶ崎まで

小高い丘の上には ....
 
麦わら帽子の片思いは
たんぽぽの種になって飛んで行った

新調仕立て背広の恋愛は
勿忘草となって枯れていき

覚悟を決めた愛情は
ブーケの花となって咲いていった

白髪交じりの ....
{引用=



夏がころがりおちてゆくのを
陸橋のうえから
ぼくは
ずっとみていたんだ
いつかかならずくる
嵐が
ニンジン畑のどこに潜んでいるのか
だれも知らないことが残念でなら ....
誰かを殴る代わりに
傘を折ってしまった
ガードレールに思いきり叩きつけたら
傘は死んでしまった
俺はこの傘の亡骸を写メに撮った
この傘の亡骸を一生忘れてはいけないと思った

俺は誰を殴り ....
朝の公園でおんなは貝殻のようだった

見つけたことを喜ぶみたいな

ぼくはひとりのガキンチョになっていた

おんなから二度キスをされた

髪の毛にしてくれたあと

ぼくから唇にした ....
やさしさを捨てる課題に明け暮れていた
あなたは拾ってとどけてくれた

誰にもはちあわない海底トンネルを失踪する野ねずみの惑乱、分岐点を走りぬけ迷宮のままどこかのダムが決壊する速度を待っていた。汚 ....
真に円いものなど
何一つとしてありえない
にもかかわらず
孤独を円く円く
よりやすらかなかたちへ
よりあたたかなかたちへと
僕はひどく愚かだった
とはいえ限りなく球体に近く
蹴っても投 ....
悲しい歌ばかり歌っていた

ひかりもなかった

影もなかった

本質ってなんだろう

悲しい歌ばかり歌っていた


人間に進化した猿とそうではなかった猿
その違いは森からでたか ....
わたしを動かしている
脈々とした流れが在る

指の先まで細くゆきわたる
見えないはずの赤い糸が
ふつふつと啼いている

うずくのとは違う反応が
浮かんだ言葉を紙にならべて
つかの間な ....
さっき
セックスをしながら
メールをうってて
いきそうに
なったときに
「イク」

送信
して
しまった
ことが
ある人とは


ひらいて
話しを
しても
いー ....
幸せというものがあるのなら

ぼくにしかおまえ

幸せにできないこと分かっている

なのにぼくのせいで

おまえはこんなにさびしいんだ


おかしいよな

社会制度でちぎらな ....
精神の荒野に待つだけ

おまえはオレとはちがう

ダーティーだ

どんな手を使ってでも

おまえを荒野に連れ戻す


ただの光や影なんだ

光もないし影もない

ずっとお ....
 誰でも良かった、しかし誰であっても駄目だった。特別なんて無い、ただの世界だ。
 むしゃくしゃしたからといって無差別に人を殺す事は許されないし、退屈だからといって無差別に人を愛する事もまた許されない ....
あんなに月といっしょだったのに

金星はひとりぼっちになっていた

でもそれは

俺の見えている世界だけのお話で

じっさいはなにも変わらないよな

流れ星だ!しばらく見つめていた ....
女とカネの話以外はもうここでするな
一生働かないで済むほどの大金が俺は欲しい
誰でもいいからとにかく女とやりまくりたい
住まいはワンルームのアパートで構わない
食う物も吉野家とかコンビニで全然 ....
僕は30億かけて僕を改造する
命の値段がそれぐらいだときいた
僕は今の僕をまっさつする
いそがないといけない
時間がないんだ

僕の呼吸の一回いっかいが地球を汚染する
そんな夢が終わらな ....
つよくなってどうするの?

つよくなったあとどうするの?

花を咲かせてどうするの?

花が咲いたあとどうするの?


過去は変えられないけれど

じぶんと未来は変えられる

 ....
 
 
もし
とりになれたなら
いけるだろうか
そのばしょへ

もし
とりにうまれたら
なくだろうか
そのこえで

もし
とりがしんだなら
くりかえすだろうか
おなじかな ....
生い茂った雑草と荒れ垣の傍らを通った時
暑熱に倦んでくすんだ葉の重なりが
茶の葉のような甘い匂いを立てていた
私の鼻腔は喜んで、私の足はなるべくゆっくり歩いた
ああ、晩夏の匂いだ
過ぎ去りつ ....
私たちの子供は全部で46人もいます。
彼の子供が23人で私の子供も23人。
今日私の子供の一人がとても落ち着きが無くて廊下に出しておきました。
私たちのお部屋のピシッとした雰囲気を壊すのでしかた ....
実際問題

 ....
          ひとりの物になる為につくり込まれているわたしは
          その為に負う孤独には強くあるよう鍛えられている
          それはとても危険なことで
       ....
きのう月ははんぶんで

それはそれで気持ち良さそうに

浮かんでいる気もしたけれど

ぼくらの星の衛星は

勝手にひかりに名前をつけられている

まるでひかりが月みたいじゃないか
 ....
尾崎豊がコンサートで

オレはクールだ、オレはタフだ、って言っていたけれど

オレもそんな人生を歩いている

42にもなって

いまだにじぶんの可能性に

疑いをもてないでいる
 ....
かかっている

ぼくの心にはいつも

『準備中』って看板が。


毎日。 毎日。


「カッコ良く死にたい!」

とか、そういうこと思ってるから、

いつまでも裏返せない。 ....
何かをこらえるときに
下くちびるを噛むせいで
わたしのくちびるはいつも痛んでいる

本当に痛んでいるのはきっと
こころというものであるはずなのに
わたしはわたしの痛んだくちびるの
その細 ....
{引用=



ふいに落ちてくるのは声
ねむりを破る声

とどまることなく走りつづける
でんしゃのなかを
でんしゃと同じ速度で疾走する男がいて
疾走する男のその努力をもし徒労という ....
森の猫さんの自由詩おすすめリスト(2114)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
漆黒- うずら豆自由詩610-9-7
こうばしい匂い- はるな自由詩2+10-9-7
鏡に独り言- ……とあ ...自由詩8*10-9-7
夢見ヶ崎のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*10-9-6
恋の花- 乱太郎自由詩13*10-9-6
犬もみていた、夏のおわりを- 石川敬大自由詩1810-9-6
八つ当たり- 新守山ダ ...自由詩210-9-6
貝殻のおんな- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-6
過失も、贅沢なわたしたちのまえには- 乾 加津 ...自由詩4*10-9-5
- 豊島ケイ ...自由詩12*10-9-5
森からでた猿- 吉岡ペペ ...自由詩610-9-5
「沸点」- ベンジャ ...自由詩4*10-9-5
「イク」- モリマサ ...自由詩2810-9-5
幸せ- 吉岡ペペ ...自由詩210-9-4
ダーティー- 吉岡ペペ ...自由詩110-9-4
舎利子- 光井 新自由詩410-9-4
流れ星- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-3
大富豪- セガール ...自由詩2+10-9-3
変身願望- 朧月自由詩110-9-3
結婚してた記念日- 吉岡ペペ ...自由詩5+*10-9-3
もし、とりになれたなら- 小川 葉自由詩210-9-3
晩夏- salco自由詩4*10-9-3
もう夫婦同然なのに- 西日 茜自由詩2*10-9-2
詩は女と代替可能である- TAT自由詩4*10-9-2
ひとりの物になる為に- 鵜飼千代 ...自由詩18*10-9-2
誓い- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-2
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩210-9-2
Reverse- 甲斐シン ...自由詩310-9-2
くちづけ- ベンジャ ...自由詩4*10-9-2
でんしゃのなかにふる雨は声かもしれない恋かもしれない- 石川敬大自由詩1810-9-1

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