すべてのおすすめ
田舎にいた頃はヘルメットかぶって自転車を
....
あ、あれ嘘ですから。
って、
信じてどうする。
ミネラル水を2本並べてキミを待つ
花も2輪
硝子ボウルに洋梨と
赤い実のグレープフルーツを置いて
綺麗に磨いた先割れスプーン
忘れていけないのは
洋食と言っても箸が好きなキ ....
また愛を怠って
また後悔などして
わたしは、いまだ愚かです
奥さまの名前は
ナオミ
そして
だんな様の名前は鬼六
ごく普通の鬼六は
ごく普通のナオミに
ごく普通に亀甲縛りをし
ごく普通に三角木馬に跨らせ
ごく普通に乳首にロウをたらし
....
いつも後ろから私を睨んでいるおばさんへの当てつけで、パソコンのディスクトップはダースベーダにしました。
おばさんは、スーハーってすごい息づかいでみなさんを睨んでは、ランチで、あのコはこんなことをして ....
寸分狂わず生きていけたら
夜毎
笑顔は重なるだろうか
皮膚の下
ドクドクと脈打つ赤い液体
私のはきっと血なんかじゃない
赤かどうかすら怪しくて
別に
生きるのに支障は無い
....
素直に君を連れ去った
何時までも握る手に
永遠強くなる絆を覚えた
折れる 程
握ると白い指先の爪
痛いと言われて
ハッと息を 呑む
肩で息を
しばらくは止まない連鎖の銅板
動 ....
花はどこへ行った
なんて問い続けるよりも大切なものが私たちにはあった
それが今の生活であることは否定できないし
ひとの望むものなんて目に見えるものに他ならないのだから
ありふれた結婚生 ....
1
その大いなる人々は
歌声と一緒にやってくる。
峰峰に雪を戴いた白い山並を越え
覆い隠すような人数で
その歌声と一緒にやってくる。
誰かのために歌う訳でも無く
止むことのないその韻 ....
朝のくせに
見透している
生きたくない私の想い
朝のくせに
温度の高いひかりを
発して挑みすぎてる
私ちゃんと
ワルイヒトだよ
あなたを傷つけたこと
忘れてないよ
だれ ....
あたしが頭が痛いのは残念ながらあなたといま別れの電話をしているからではなくて二百枚ぶんの入力とずっとあたしの頭のうしろに扇風機の風が当たっていたこととあたしの仕事ぶりというかあたしをずっと金井さんが冷 ....
彼女は信仰をしている
流されないでつよく生きてゆくためにやっているのだそうだ
彼女の読経をよこできいていた
ある花の名前を何百かいも繰り返していた
花の教えなんだ、そんなメルヘンなことを考えて ....
100829
見つからない
ないからない
ないないづくしの
のっぺらぼうに
ふりまわされて
来た道を南に
逃げるように
もどる
もどる訳は
わから ....
遠い存在のあなたに
手紙を書きます
ポストに投函すれば
届くでしょう
住所は合ってるから
あなたはもういないけど
返事は来ないだろう
それでも私は待つだろう
返事を書か ....
ザックリ
バッサリ
アキレス腱を
ザックリ
バッサリ
叩き斬る
ギッシリ
ビッシリな
アキレス腱が
ビッチャリ
ビッチャリ
飛び散る、春
琥珀の一部であった
お前の魂 ....
おまえの不在と
おまえのそばにおれの不在
見える世界に傷つけられて
見えない世界で痛みと自失
だから幸福なんてないんだと
だから永遠なんてないんだと
うそぶかな ....
成城石井で食材をどか買いして
カラオケにいって
てきとうにBGMをかけながら
鴨のローストやよつ葉のヨーグルトや無花果のお菓子を食べて
ぼくは尾崎豊を歌い
あなたはカントリーロードやトムソー ....
空の青と
花の赤を
重ね合わせた
君の可憐のマゼンダを
追いかけ過ぎて
森の緑を彷徨った
森の緑と
空の青を
擦り合わせた
僕の弱虫のシアンを
飼い馴らせなかったから
花 ....
光に目を凝らすと
色彩が失われ
あらゆるカタチはこわれている
ひとつの塊にしかみえなくなっている
蠢くものの姿がみえない
ほかと選別できないから言葉がうかびあがら ....
大袈裟な 君のこと
僕の行方など
分からないのだろう
考えることが 嫌いな 君
考えることしか 出来ない 僕
それでも 考えても 考えても
「答えは出ない」 君は 言う
君の ....
頬を赤らめて手を振るんだ
二人はそれで
今日の所はサヨウナラ
また会う日まで
いつ会える?
できるだけ早く
そう願っている
空気が
二人を包んでいて
それは時には
黄色で
赤 ....
君は孤独なんだろう
死を刈り取って、集める日々
鎌のお手入れは行き届いてるかい?
備えあれば憂いなし
死に関して敏感な君は現場に赴くときはどんな手段で参るのさ
死に関して ....
シェリーを2種類たのんだ
ふたりで飲み比べてみた
ちいさなグラスだった
おまえはそんなに食べなかった
麹町のスペイン料理店
チョイスがわるかったかな
四ツ谷までふた ....
胸のなかから顔をぬいて女はつよい眼で幸せになるからと、そう言うのだった
幸せとはなんであろう
家族をもち誰かと人生を歩いてゆくことだとでも言うのだろうか
きょうぼくらは幸せではなかっ ....
この想いを永久氷土に閉じ込めて
大事に大事に封印しよう
隠し続けていた君への想い
隠しきれなくなったとき
あの夜二人はサヨナラした
きっと最高の笑顔で
駅で逢うたびドキドキしてた
そ ....
騙されても構わない
そう思ったのは自分だった
でも口にしたのはアナタで
私はまるで愛情のない人形のよう
アナタは私からの愛を望まず
自分だけが注ぐばかり
....
たとえあなたが農夫でも農夫でなくてもあなたが文章家でも文章家でなくてもあなたが小鳥でも熊でも蛇でもあなたが空でもあなたが風でもあなたが土でもあなたを好きわたしはずっとあなたのそばにいるあなたとキスを ....
警告は確かに受けた
それでも抱きたかった
僕だけが火だるま
君は涼やかな微笑
悔しいけれど惨敗
このまま灰になりたいな
もっと焼かれたいな
そうして君を見ていたら
凍りつくようなフレー ....
ランチのあとヨシミを会社のビルディングまで送り子供のように素っけなく別れた
東京のよく知らない道をヨシミに教えてもらったとおりシンゴは帰った
歩きながら会社からのメールを覗いた
むかし夏の日 ....
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