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ぐれてイグアナになった友人は
何か
忘れ物でもした顔をして
酒を飲んでいた
たまたま
その夜は
人間に戻っていたらしい
挨拶をすると
眼はイグアナのままで
何を考えているのか
全く ....
梅雨の涼しげな霧雨が降る中
ふと本当に愛した人を想う
今では声聞くこともできないけれど
私の心の中には未だ
目には見えない刃が刺さっている

あなたと何度笑いあっただろう?
 ....
山盛りの洗い物だって
洗ってしまえばこっちのもんさ






山盛りの皿洗いながら
こんなこと考える










山盛りの洗い物に勝利 ....
本当のかなしみを知るひとは
かなしみのあり様をあれこれと邪推せず
涙で濡れた手のひらにあたたかな眼差しを重ねてくれる



本当のかなしみを知るひとは
ひとの過ちをあれこれと論ったりせず ....
大きな空の真ん中に
言葉にならない穴があって
その奥の色は群青色で
いろいろなランプが
つり下がってる。

いつでも自分は一人なのですが、

このごろますます一人なので、
言葉に ....
{引用=(自動筆記の試みとして)}
薄っぺらい靴底を通してアスファルトが足裏を焼く。
体温と等しい大気の中、人は噴き出す体液で白い布帛を半透明にして抗えもせず、
仕事に炙られ夏にじっと茹でられる ....
とてもまぶしいあおい空だった

ひとさし指とおや指のファインダーで切り取った

わたしの空は

ただそれだけの

とても小さな

ソラでした
おばちゃんに先導されて何気ないビルをエレベーターで五階にあがった
ほそい通路をニ度ほど折れておばちゃんがドアをあけた
そこがコピーショップだった

数分のうちに千元のブランド時計が五百元になっ ....
きょうは雨曇りで涼しくてからだが楽だった
オフィスの窓に雨粒のしぶきが散らばっていた
ふがいない部下を怒りながらじぶんをダメ上司だと思った

なにこいつに、オレの自尊心傷つけられてんだよ、
 ....
君の唇から放たれた輪を
君の目の前で潜ろう
君がまんまるの目で俺の目を見てくれたなら
ほほえみ弾けさせて応えよう
漂うホンダワラのブーケを投げたら
君は受け取ってくれる?
君がホンダワラの ....
私がとても遠いのだと思っていた人は
すぐ目の前にありました
なぜならその人は海だったのです

必要とあれば向こうから
そうでなければひいていきます
私がどんなに駿足でも
どれだけ望みを握 ....
街は涙であふれかえり

あんたはもらい泣き

あんたには、あたいの涙、まだもったいない
大人なんか大嫌いって



いなくなればいいのにって










言ってはみたものの









後五年もすれば
自分もあっさ ....
夢にまたあれがでてきた
あれいらいだ
シンゴが洞窟を持ってしまったのは

女の子との別れならいくつも経験していた
それまで好きで別れたことなどなかった
そんなお人よしではなかった
連絡を ....
切れるのではと、怯えるより

切れたら、繕えばいいと

わたしは、そのつもりだ
扉の向こうで
君は待っていたのだろう
扉の開け方が
分からないのだろう
それとも
開けないと決めてしまったのだろうか
そして俺は
諦めの悪い男なのだろう
扉を前に
向こう側の君に声を ....
開け放たれた窓からは
初夏の高台から望む
雨上がりの小さな街が一望出来る。

マッチ箱のような小さな家には
色とりどりの屋根が
張り絵のように
斜面にへばり付いている。

空は真っ青 ....
ベッドの上で背中合わせに座る
言語で相手を欲情させる
触れずにイかせる

卓球のラケットを2本用意する
ベッドの上で向き合って座り
体表を叩き合う

男の尿道に万国旗を仕掛ける
女の ....
この際、生理や物理なんて
大人のお伽は邪魔だ
畳の上に、
ヨーヨーなんかとぶん投げて置くさ。
柔らかなまま
君のおちんちんを引っぱって引っぱって
電車に乗って、新宿で乗り換えて
上野動物 ....
僕のしがない手を
君への花向けだと思って受け取ってくれ

僕の干からびた足は
君への愛着だと思ってくれ

僕の垢だらけの耳は
君への差し入れだと思ってくれ

僕の乾いた眼球は
 ....
カワバタくん、ランチでもどう、

同僚のイガタアヤコがシンゴを誘う
いっしょに働いて10年以上になるのに話すようになったのはこのいちねんのことだ

飲み会で子育ての話になったときなぜかシンゴ ....
雨を聴くひと
土を嗅ぐひと

奏でられる調べには限りがある
奏でられない調べを夢にみすぎて
からだを置いてきた場所を
遠ざかってしまう

胸の奥には想像上の内臓があって
白いバラ線に ....
シンゴは大型ショッピングセンターの駐車場に車をとめてDVDでオナニーをした
ゴルフの打ちっぱなしにいくと家族には嘘をついて送りだされてここにいた
悲しくもなかった
みじめでもなかった
シンゴ ....
アリスはそこへ乱暴に投げだされ
黒い瞳に大粒の涙をためた
やがて朽ちてゆく散らされた意味の
灼熱に乾いたサハラカラーの砂漠の丘に
一面、蒼く鮮やかに咲く魔の花の
雑音交じりの夢へといざなう、 ....
昔たってそんな昔じゃない昔
筑豊とかの炭鉱では女のひとも坑内で働いていたらしい

上半身裸で乳房丸出しの腰巻き一枚
薄暗く蒸し暑いヤマの奥底で
気の荒い男衆に混じり
掘り出したばかりの石炭 ....
隣に人間が寝ていて、息が湿っている
肌は暖かく、やはり湿っている
いったいどんな物語が、僕たちを語るのだろう
ページをめくり、終わりの行を先読みしたい衝動に駆られる
それは終わりを予告している ....
人妻にストーカーまがいのことをしたことがある

あの熱情がもうない

それがじしんの成長なのか

それとも退化なのかわからない

さびしいような気もするし

胸を撫でおろしたくもな ....
あなたが一個の人間だと忘れてしまっていた
あなたが 私の延長線上にいるように感じてた

母は私をいつも当たり前のように
呼べばくるものと思い込んでいた 

父は私の前にずっといなくて
私 ....
わたしにはみずこがいる
それにいつからか名前までつけている
ときどきゆめにそのこがあらわれる
ベランダでげんきよくはねてあそんでいる
あぶないからと注意しても
わたしをなめているのだろう
 ....
焼き尽くす奉げものとして
俺を神殿の祭壇に供えよう
オプロパナクス
ジャポニクス
(ナカイ)ナカイ
そしてふたたび
この宇宙の闇から君の名を呼び
俺のなけなしの光を差し延べよう
山上の ....
森の猫さんの自由詩おすすめリスト(2114)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぐれてイグアナになった友人は- 曲がり屋 ...自由詩810-7-29
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洞窟の夢- 吉岡ペペ ...自由詩1410-7-12
わたしたちの糸- 殿上 童自由詩11*10-7-10
door- 黒い翼自由詩3*10-7-10
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真夏を待つ- あまね自由詩1010-7-6
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生きるひと- 恋月 ぴ ...自由詩24+*10-7-5
ハミング- rabbitfighte ...自由詩610-7-5
人妻- 吉岡ペペ ...自由詩710-7-5
血縁- 朧月自由詩310-7-4
にどめの死- 吉岡ペペ ...自由詩910-7-3
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