すべてのおすすめ
目の前で
人が血を流すのを見ると
自らの肉体が滅びる
と感じるくせに
ブラウン管の向こうに
押し込められた命の破片を
せんべいを食べながら
眺めることが出来る僕


死ぬか ....
 入浴(4)

今日も黙っていたのに
妻は頭と体を洗ってくれた
心の中で歌を歌った
愛の歌を

妻は看護婦をしている
月に40万円以上も儲ける
僕は10万の収入
僕たちはとっても仲 ....
{引用=1986年版}
 背骨が痛い 

背骨が痛い、背骨がイタイ、セボネがイタイ
コシボネがイタイ
{ルビYou=腰} {ルビtoo=痛}?
犬にも生理痛があるかしら
尾を立てて嗅ぎ回 ....
手さえ握られたことないのに

あれは高校二年生の今頃だったか
「あの子ってやりまんらしいよ」
そんなあらぬ噂を言いふらされたことがある

誰かしら噂になっているなと感づいていたけど
まさ ....
僕は産まれるまえからエロ事師だった 。
その名はクレマシス 。
いまでも覚えている。
テレビの踊り子をじっと見てたとき、思わず口から 「カタクなったぁ!」 と ウィンナーのようなオチ ....
君と口づけを交わすことはもうない



さよならを言うこともできない
夜からは逃げられない
街に降り注ぐ  煙草の吸いガラの雨からも
見上げて立ち止まる人の  夢を汚す

雨からは逃げられない
傘を差してすれ違うときの  憂うつなドラマからも
なぐさめにもな ....
けっこんできなければ

わかれなければならない

それはだれから

おしえてもらうことなのだろう

彼女から?

彼女の友人から?

おれの妻から?

おれのこどもからか? ....
からすは海をわたる新開地で暮らしています

近くに海があっても泳げません

桟橋があっても泳げません

魚は暮らせても泳げません

浮き輪をつけても泳げません

水着にな ....
宇宙はぼくらを試すことがない

あらゆる事象は試練などではない

この愛をつづかせようとすることに

なにかひとつ肯定的なものさえあれば

たとえばそう

風わたる空に揺れる

 ....
ひみつにしたい約束を
空に隠そう
星と星の間にあずけてゆく

どうしたの ってきかない
あなたの後ろ
黙って歩いて ふふ と笑う

増えるひみつの数だけ
ウタガイをもつものと
決め ....
他人の同情を引く
そんなゆとりがあるのなら
もう大丈夫
輝いてる月の価値
消えそうに潤む月の価値観

僕は潤む月を見ながら自分を重ねていくのだ

儚くも消え行く身と思うならば
いっそ輝いて消えるのか
いつの間にか消えているのかは

今 月 ....
あんたはカスカス

うちはスカスカ

ふたりそろおて、ほな、さいなら
言葉の尿を浴び 割れ目の瞳をこく線
飛び上がりたがるぜ 勘だけ舌の雨
わかるな わからない わかるな わからない 

振り乱せ髪 ぴぽぱぽ
衣文掛けがゆらゆら育つ

まわる かまう わか ....
すごく大切で
だけど近づけない

だから大事なもの

いつも手の中にあるわけじゃない
だから大事なもの

考えて色々やってみる
だけど見返りなど全くない
寂しい
 ....
優しさの詰まった袋があったら
ひとつでいいから分けてほしい

哀しみの詰まった袋があったら
僕の哀しみも入れてほしい

沢山の傷と
少しだけの笑顔

僕の人生の袋には
何が詰まって ....
それが一日で終わるなら
(一年に忘れ)
一年をともにするなら
(十年は思い出すだろう)



捨てたのですね
思い出を
あした詩人が
なん ....
日々の生活に伴うさまざまな枷
精神的労苦から逃れるために
うたをよみ酒を飲む
ずっと ずっと ずっと こうして
暮らしてゆきたくなんて無いけど
互いの鎖を共有しようなんて人には言 ....
ふたりで眠り込んだベッドの窓辺には

二週間まえ満月と金星がいてくれた

急斜面に生えた常緑樹たちの縁どりが

この五年かんおまえに微笑んでくれていたんだね

みどりになりたいよ

 ....
ハスの花は
決して幸せではありえない
どれ程の穢れと
どれ程の辱と
どれ程の悔しさの中で
生きながらえて
どれ程 他人が怨めしいことか
凍った心は石化して
永遠に解けることはない
死 ....
 
 
無精卵の内側から
殻を破ろうとする
判読不能な文字たち
その音だけが
暗く冷たい鶏舎に響く

昨日とは上空の風向きが違うのか
朝から火山灰が
あたり一面に降り積もっている
 ....
おまえは強くなりたいって言った

強くなったって言った

それにぼくは反発した


宗教のボスなんて

信じていないぼくなんかにしてみれば

なんの実績もない経営コンサルタントに ....
オムニバスの森で
どんぐりを叩き割ろうとしていた 。

少年は陽が沈めば死ななければならない運命だった 。

あきらめかけた少年に
運命のひとつが味方をして
もう少し少年を苦し ....
大きくて青い星があって なぜか僕らは青だといって
綺麗だとすがっているような気がするけれど
耳から血がこぼれおちないように泪で塞いだけど

短くいう お前がと

いつも細長い月を上見て
 ....
愛は優しさだけじゃないって教えてくれた
激情とも言うべき気持ちのぶつかりあいが必要だって

でももういいんだよ
穏やかな気持ちでいれば
闘わなくていいんだよ

空は広く
そして何処まで ....
妖怪よ 妖怪
どこいった
エシャロットの森のなか
たぬきときつねがコンバンワ
ついでにオイラも今晩は

素顔か真顔か梅花藻は流れ
おまえおまえおまえ
おまえさ
 ....
夕焼け色の空を見て
君は癒されるでしょうか
あの日、
海で見た
あの空のように
終わり行く一日を
溶かすように
僕らは終わったのでした

愛しています
と呟くたびに
コップの中の ....
産婦人科の女医の
知り合いもいなければ
メメクラゲに左腕を噛まれた
覚えもありません。
しかし、左腕が痺れてます。

左腕の痺れは
ネジの絞めすぎだと
何かの本に書いてあったので、
 ....
あなたはとても照れくさそうに笑うそれを見るとわたしは無性にいとおしい気持にあふれる

(わたしたちの愛に余裕はないのだから)

偶然だねとかいっしょだねとか聞くとどうもその手には弱いみたいあな ....
森の猫さんの自由詩おすすめリスト(2114)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死ぬわけない- 寒雪自由詩210-9-14
入浴(4)- 生田 稔自由詩510-9-14
出血大サービス24YEARS_BELOW(尾籠)- salco自由詩7*10-9-13
水際のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*10-9-13
ではクレマシスがなぜ生まれたのか- アラガイ ...自由詩3*10-9-13
君と口づけを交わすことはもうない- 自由詩1*10-9-12
ミラー- Akari Chika自由詩2*10-9-12
それはだれからおしえてもらうことなのだろう- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-12
海岸線哀歌(えれじぃ)- アラガイ ...自由詩4*10-9-12
ほんとうに試練なのか- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-12
星の夜- 朧月自由詩310-9-12
不幸自慢- 寒雪自由詩210-9-12
潤む月- maumi自由詩6*10-9-12
さいなら- 殿上 童自由詩12*10-9-12
そうせいのあせ- 十二支蝶自由詩110-9-11
大事なもの- maumi自由詩2*10-9-11
袋の中には- うずら豆自由詩310-9-11
深いねむり- アラガイ ...自由詩4*10-9-11
2010/9/11- 鎖骨自由詩410-9-11
流星- 吉岡ペペ ...自由詩710-9-11
蓮華譚- 黒い翼自由詩2*10-9-10
誕生- たもつ自由詩610-9-10
愛のことで- 吉岡ペペ ...自由詩210-9-10
どんぐり- アラガイ ...自由詩2*10-9-10
声がいう- 十二支蝶自由詩110-9-10
鎮魂歌- うずら豆自由詩310-9-10
妖怪- アラガイ ...自由詩1*10-9-10
夕焼け、秋- 真山義一 ...自由詩1910-9-9
ねじ式変身- ……とあ ...自由詩12+*10-9-9
日向のころ- 豊島ケイ ...自由詩8*10-9-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71