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{引用=
草の先を
むすんで
おくのだという
悪戯心
という
生易しいものではない
もっともっと切羽詰まったもので
おさない死児が
先に逝った親しいもの ....
努力をした
歯を食いしばった
だから
生まれてこれた
努力をした
歯を食いしばった
だから
一等賞をとった
努力をした
歯を食いしばった
だから
試 ....
ふいに
窓の外の落ち葉が
気になった
口をあけながら
歯科の椅子の高さは
空中に浮いているようだったから
がさつ
という言葉が浮かんだ
繊細を願うセンセイの指に
小さめの紙コ ....
サキちゃんごめん俺明日から出張営業やねん、、。
ごめんな?淋しい思いさせて、、、、
、、、、、、、。
前から言おうと思ってたんですけどぉ。
その顔でようそういう事言 ....
柔らかな詩集をよみたくて
その手触りをつてに探してみる
本屋の隅の空間
私と本との距離
固く閉ざされた世界
踏み入れる足はとまる
ひとりの詩人の呼吸になる
同じ風にふかれる
地 ....
さようなら大好きな人
たくさんの愛をありがとう
ずっと ずっと 愛してる
父さんはニ層式洗濯機の中で
ぐるぐる洗われている
家族みんなに
臭いって言われるから
姉さんは乾燥機の中で
父さんと同じように
だけどひっそりと回っている
好きな ....
ひとはみかけによらぬものと
ははを三度叱れば
四度言い返される
そうしながらも雪は溶け
湿地に辛夷の花が咲く
わたしもすぐにははになる
毎朝君の家の前を
自転車で通り過ぎる
しばらく走ると
駅に向かう君の後ろ姿が見える
昨日も会えた
一昨日も会えた
そして今日も会えた
艶やかなロングヘアーが
朝日を浴びて輝 ....
わたしが
しあわせになるために
ぎせいになった
きみへ
わたしより
としうえというりゆうで
きみはいのちを
ゆずってくれた
うまれなかった
あによ
いつからわた ....
水は瓶を零れ白い指先をつたう
冷たい大理石/泉の奥底に
褸褸と血はうすくながれ落ちた
女は腰に蛇を巻きつけ、小脇に山羊を抱えこむ
秘部を隠す羊歯の葉はかたく
その陰部を突き刺し ....
内臓が焼けてただれていくような無力感
なんにもしたくない気持ち
夜中になってからカラやる気にまみれるからこういう事になるのだ
暗闇でやる気になるのは良くない
一人でかーっとして、頭と目が別の生 ....
女人と婦人の違いを把握せよ
例えばそれは
シャーロット・ランプリングと
ローレン・バコールよく似てる
気質が猫に撓うのと(霧の夜は更なり)
義理堅い女は所帯臭いのよん(わんわん)
ダスター ....
溜息をつくと幸せが逃げる
そう言った人がいた
幸せを呼び込むには
どうすればいいんだろう
きっと『愛』を叫べばいいんだ
好きだ
愛してる
抱きしめたい
君しかいない
一緒 ....
森を乞う
雨というサークルがあるなら足を踏み入れてみたい
それは穴という穴から
窪みという窪みに媚びりついた悔恨の手垢が
思い出の活性剤となるようきれいさっぱりに落としてもくれる
....
秋になったら家を出る
軍手とシャベルを持って遠く遠く
九月いっぱいは歩き続ける
十月は釣りなどして過ごす
十一月が木々を染め出したら
場所を決めて、あとは待つ
落葉を敷きつめてその上に座る ....
森の中に独り
命の香りを感じる
高層ビル群の中とは違う
少し湿り気を帯びた
静かな空気
街にはあんなに人が居るのに
なぜどこか刺々しくて
無機質なのだろう
森は違う
木々 ....
市営住宅を取り囲む塀のなかで
ぼくはひとり能の練習をしていた
隣接の公園でこどもたちの遊ぶ声が
やわらかなガラスみたいになって空を引っ掻いている
能を教えてくれたのはお母さんの ....
忙しい作家みたいに
見えない締め切りに追われてさ
渋谷の人ごみ追い越して
ひとりぼっちのおいかけっこ
横断歩道を
渡る
手を挙げた老人の
律儀な背中にしょった
いくつもの
ストーリー ....
いつもそっと寄り添っていた君
無口だったけど
精一杯の優しさだったんだね
君が去って思ったよ
僕は酸素の足りない金魚鉢の金魚さ
見苦しくアップアップしているよ
独りじゃ生きてゆけな ....
不満だ不満だと
愚痴をもらすあなたと
同じくらい
周りの人が
不満を抱えてる
そう考えたことはありませんか
抱えている不満は
あなたのものではない
かもしれない
アルバムをひらくと
わたしがいる
みんな
わたしだとおもって
いまもどこかで
わたしだっただれかが
わたしをおもいだして
わたしをみている
ボクが冷たい人間だって
きちんと確かめさせて
キミのおっぱいのなかで
夜の地球には宇宙からだと
約20くらいの大きな光が見えるのだそうだ
そのなかでいちばん大きな光は
ニューヨークでも上海でもパリでもなくて
東京なのだと
ぼくはそのことがと ....
くろとみどり
まざったら
きたない
くろはくろうして
うみだして
とうめいな湖
もぐる
そこはみどりだ
地球にない道を僕はオルゴールとともに歩いている
そんなことを想い描いていると、うしろの誰かが遠い神秘な世界を指差しながら僕の小さな肩をポンとひとつたたいた。
「おまえの遊び相手は田んぼの蛙に ....
ドモ、ロボトデス
ヒト、スキ
モノ、スキ
コトバ、スキ
キセツ、ハ、メグッテ、ハナヤグ、コロニ
トリヤ、ムシラモ、カナデル、コロニ
プレリドッグノ、デアタ、コロニー
・・・ボク、コユ ....
こんばんわ。いつも美味しいコーヒーをありがとう。突然こんな手紙を渡してごめんね。
お姉さんの淹れてくれたコーヒーを飲んだ日はビックリするぐらいよく当たるので我ながら驚いています。知ってま ....
「じれったい!」と叫んでいた男の背中にすがりつこうとして
彼が必要としてたのは私じゃないことに気付く
う〜ん、淋しいかも
開けてはいけない扉を自らの意思で開けてしまったのだし
それが愛 ....
ぼーっと
何をするわけでもなく
ただ
意識を飛ばす
まばたきもせず
ただ
何処かを見る
別になんもないけど
のめり込めないよ
のめり込めないから
どうでもよくて
苦しいんだろう
....
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