膝をついたら倒れてしまうだろう
舌は乾いて馴染んだ声も出せそうにない
夜空
こんな姿でも慰められている
まだ焦がれている

錯覚が招いた幻想も
音を鳴らして整理されていく
 ....
覚えたての年号を羅列して
自慢げにわらう少女は
昨日みた星のいろを
まるきり覚えていないという

羽根がほしい
羽根がほしい

微風がきせつを連れてきて
合図なんかいらない
気まぐ ....
ふと目が覚める
私は生温い液体の中にいる
不思議と呼吸は苦しくない
むしろ心地よい感触

空間は思ったほど狭くなく
壁と思しき部分は脈打っている
暗くもなく明るくもない
 ....
たまに大きくでてみたら
すかさず何かが飛んでくる
メッサーシュミットで
ラプターと
互角にわたりあえるぐらい
ものすごい
この人は
でも
あのかわいい少年探偵団の
PTSDを心配しち ....
手首を切るような人間の感情はわからない、と彼女は言った。
それは、彼女のまっとうさを端的に表わした発言だろう。
私が最も憧れて、同時に疎む、彼女の特性の一つである。
わからない、と言った彼女は、 ....
笑うことが出来ないのなら
いまは ムリに笑ったりしないで
心のままにまかせていたっていいのです


理由もなく悲しくて
心が破けそうで辛かったら
もう我慢なんかしないで
人目もはばから ....
青空を
見ていると
こころが
落ち着いてくる

青空を
見ていると
何故だか
こころが
和やかになる

生きていく
力がわいてくる

青空は
広くて
大きい

何だ ....
共有するほどの

大義名分もなくて

あてもなく

信号がかわるたび

車をすすめる、家路をたどる、


夜が溶けていた

 ○ 浮かぶ

すくなくとも俺は

粗雑な ....
             071123


蒸気機関車が走る音がするから雨
電車の警笛が聞こえるから晴
クルマのバックファイヤーが聞こえるから夕立
いじめっ子が死んだから花火を上げてお祝い ....
肉球の無い猫は
ビヤ樽のような胴回り
胴長く四肢は極端に短い
転がるように動く
十二の動物の輪を横目に見やる
孤高の脱落者
日がなカルヴァドスを舐め舐め
嘘を書けとうそぶく ....
いってくれれば
よかったのに
そういって
あなたは
いってしまう

いってあげれば
よかったのだ
そうおもって
わたしは
おみおくりする

おみおくりのとちゅう
いぬがないて ....
{画像=110605152415.jpg}

ここに丸まっているのはうちのジェニーです。
15才を過ぎて老犬になりました。
若い頃、肋骨の形が悪くて手術した時
勧められて避妊手術をしました。 ....
「それでも構わない」って
あの時君はそう言って
留まり続けようとしたけれど
僕はすぐに手を離したんだ

上辺だけなぞった言葉なんて吐きたくない
君には安定を
僕が見せれる全て ....
グールドを聴きながら
思い出す
自分が何者なのか
わからなかった頃を

毎日は
決まりきったルールで進み
それに合わせているだけでよかった
楽だったのだ
たぶん

余計なことを考 ....
グロテスクな毒々しい殻を
するりと抜けて
青赤い妖精の影が
座って
暗い真夜中にさなぎの柔軟が止まり
瞬く間に羽の大手を弱々しくも
スラリと伸ばし



毒の情熱 ....
11月ともなるとさすがに
コートやマフラーなしでは
寒くて外を歩けなくなってきました

街には枯葉がヒラヒラ風に舞って
君に会えないこんな日々に
落ちては積もり
積もっては風にふかれて
 ....
夕影がひたひた伸びて心ぼそい
    手の鳴るほうへ手の鳴る{ルビ方=かた}へ


最後まで残るこわさに二人して
    遊びなかばで遁げるたそがれ


終わらない遊戯にも似る夕暮は
 ....
今日も少し失敗した

仲のいい人達と
たわいも無い話
いつもうまくチューナーを合わせてる

そちらは感度いかがですか
オールクリア、オールクリア

その為に犠牲にする
信用と私
 ....
偏平で退屈な日常
注ぎ込む情熱などありもしない
単に認めたくなかっただけの
小僧が夢の中で吠えている
嘆きが聞こえる気がするけれど
そりゃきっと気のせいだ

人生 君らが思うほど
美し ....
***

押しつぶされそうな
空気の圧迫感
まるで両側から
弾力のある何かに挟まれ
ゆっくり飲み込まれているよう

雨が降っている
どしゃ降り
カミナリ
昼間なのに夕方の雰囲気
 ....
起きたまま悪夢を見た
とある深夜
凄い事がしたいと言う友人を遊びに誘うと
忙しいから無理と断られた
一気に冷めた
気持ちのズレは明白で
一欠片の熱も
感じられなかった
 ....
〇でわらって □で泣いて
△▼ おこっちゃいやよ


まあるい地球のまあるい世界
まあるくなれない男と女

凸と凹もかさなりゃ□
でっぱるばかりじゃ角がたつ
ひっこんでばかりじゃ穴が ....
くらげの
やわらかさが
きみの
じゅうなんせいを
こわすだろう
あまのじゃくには
てきだらけ
みかたなんていないさ
たいようにも
はなしかけられないほど
おくびょうにできてる
の ....
{画像=110417071821.jpg}

寂しい想いや苦しい想いをもって独り
星空を見上げる者たちへ伝えよう。
東京の町は星が見えないと言うが
でも星が見えないのは地上が明るいからだと。 ....
弱さを見つめさせて下さい

電車の音に

今夜ぼくは轢かれています

真面目な夜

氷山の一角のようなんです


見えてるものは

見えないものの一部です

見えないもの ....
  木もれ陽を少し切り取って
  フローリングの上にそっと並べた
  緑色のきらめきが心に滲んで
  手のひらに新しい血が通う



  表面的な話をしよう
  未だ触れてさえ ....
ルビのなかにきみはいない
もちろん
カタカナばかりの心地よい音の連なりのなかにも
つまり説明しなくちゃ
きみには決してわからないだろうけれど
いやきっと
説明したってきっとわからないんだけ ....
貝殻は
貝のがいこつだと
君は どこかに
書いていて

貝殻は
たいてい
なにか
美しいのだけれど

人は 美しい貝殻には
なれなくて

君のがいこつは
貝殻ほどには
 ....
初めて火垂るの墓をみた。

衝動的に感想を書きたいと思ったので書く。

しかし私は頭が悪いので上手な文章は書けないし、

「そこは違う」

と言われても、反論できない気がする。

 ....
きれいな声で
うたってた
金糸雀みたいに

誰もいなくなった教室にかばんを置いて
二階の廊下から駐輪場を眺めながら
校庭でもくもくと走りながら
ボールの弾む体育館で人知れず
ほんとうに ....
佐々木妖精さんのおすすめリスト(1374)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「焼視」- 菊尾自由詩107-11-25
羽根のない日- アオゾラ ...自由詩807-11-25
『赤子の見る夢』- 自由詩107-11-25
生平- FUBAR自由詩6*07-11-25
同病相哀れむもしくは- 亜樹散文(批評 ...9+*07-11-24
処世術- 涙(ルイ ...自由詩1*07-11-24
青空- 妖刀紅桜自由詩1*07-11-24
満月ぐらい粗雑な孤独- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-24
3月31日- あおば自由詩2*07-11-23
肉球の無い猫- 沙虹自由詩207-11-23
- 小川 葉自由詩307-11-23
丸まっているジェニーに- beebee自由詩3*07-11-22
「手の中」- 菊尾自由詩1*07-11-22
グールドを聴きながら- よしおか ...自由詩1+*07-11-22
さなぎから妖精- ヨルノテ ...自由詩107-11-22
風にふかれながら- 涙(ルイ ...自由詩1*07-11-22
たそがれ- 石瀬琳々短歌13*07-11-22
故障- mac自由詩3*07-11-22
無能の遠吠え- 松本 卓 ...自由詩4*07-11-21
この雨は_かつて海だった- 自由詩207-11-21
離れ小島で- 狩心自由詩2*07-11-21
図形- 涙(ルイ ...自由詩2*07-11-21
つよがりにほんねはない- 君の、自由詩207-11-21
星空を見上げるものたちへ_その2- beebee自由詩1*07-11-21
氷山の一角- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-20
- 草野春心自由詩407-11-20
ルビのなかにきみはいない- 佐々宝砂自由詩407-11-19
かいがら- こむ自由詩3*07-11-19
火垂るの墓- めぐちみ散文(批評 ...207-11-18
似合わぬ指輪- FUBAR自由詩11*07-11-17

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