ある夜目覚めると猫が部屋に住み着いていた

何故か泣いていた
先に無いのは当然だが
後にも先にも猫が泣いたのはその時にしか見たことが無かった

猫は少しぽっちゃりしていて黒髪だった
猫は ....
信じるのは、得意なんだ。




いつも根拠のない自信を持った

あなたが好きでした

いつも信憑性のないこと言って元気付けてくれる

あなたが好きでした



 ....
唇の奥に見えた虹
忘れゆく定めとしましても
瞼の裏に潜む今
流れる水はつゆ知らず
あきらめきれない私の足は
幾つの海を渡れましょう
昔話を語るにも
馴染んだ舞を踊るにも
まとえる衣がな ....
木琴が鳴る
放つことなく
受けとめるまま
木琴は鳴る 木琴は鳴る


明けてゆく夜
蒼つなぐ蒼
明ける色の手
見えない手


隅に集まる
光の渦
紙に染み込み
 ....
霧のかかった情景の中に

あたかもそれは当たり前のように

あなたの姿を見つけられなかった

肩を抱いて歩いていられれば

おそらくキレイな星空や街並みは

この情景の中 ....
糞阿婆擦れに騙されている
アイツはカッコつけてるだけで空っぽさ
欺瞞に満ちているんだ
幻想で塗り固めているんだ

そんな風上にも置けないようなヤツに
騙されてるお前等も糞だよ
 ....
目の前に 
清らかな川の流れがあった 
両手ですくった水を飲むと 
足元の小さい花がゆっくり咲いた 

村に戻り 
壺に汲んで運んだ水を 
器にそそいで皆にわけると 
口に含んだ人のこ ....
自転車はその肢体を空気の隅々まで伸ばし
僕らのささやかな会話は言葉を放棄して
水の海になってしまった
沖へとゆっくりこぎだして行く
すでに失ったペダルを懸命に踏みながら

陸のいたる所では ....
生まれてこなければ
本当はよかった
みんなもそれを望んでいる

そっと瞼を閉じる瞬間に
白い羽がこの瞳に張り付いて
視界を失くしてくれたなら
眼はやがて解けて
空のアイホールに花が咲く ....
それはまるで童話のように
二人でダンスをしていたわ
お花を摘んで頭の上に
お昼は小屋で食べようね
そう言う私はスキップし
そっと小鳥にキスをした

けれど私は迷ってしまった
振り返れば ....
元気が無いのは

いつもの事だって分かってる

君が他愛も無い夢に敗れて

何かを見つけ

何かを拾い集めて欲しいと願うのだ


そしていつの日か

憂い無い日が ....
酔っ払った サラリーマンが

頭に ネクタイを巻いちゃうのは


お酒でふやけた脳が

流れ出すのを防いでいる

もしくは

酔っ払った脳を戒める為


かもしれません ....
やさしい人に出会ったの

笑顔が素敵で

時々いじけるわ

大きな孤独をはらんでる。

あの人が不安な時は

いつも布団を被って縮こまる

暗闇で光を抱えてる 小さな子供みた ....
その夜に刻印は無い、とくにこれといって
しんとした冷たい、しんとした冷たい―隙間風が入り込むだけ
綿毛のように逃げていった古い名前と
綿ぼこりのように積みあがるいらぬ記憶
街路を通 ....
僕らは秩序の形而上に生を受け
混沌の形而下にその雫を埋めていく


ねぇ
いったい
何度生まれ変わったら
猫にしてくれるの
日だまりの神様
おしえて


財布とケータイ ....
たとえば孤独
たとえば空腹
たとえば拒絶

そんな連鎖ばかりを選んでしまう人間の世界と
そんな連鎖とはついぞ無縁な人間の世界

どちらも同じ「世界」という名を冠する僕等の「世界」 ....
夕映えを湛えた水面は
紅葉の最後に火照り
林に、ひっそりと隠れて

  雲場池

湧き水の注ぐ豊かは
常に清冽を極め
水鳥の、
その羽根の下にある深さを忘れさせる

黄色や褐色の ....
書いておかないといけないのかな
十一月の林檎もぎをする足元に咲く
たんぽぽと

実った林檎をもぎ取る同じ時期に
今年は 林檎の花が咲いている
全部ではないけれど 全部だったら破滅だけど
 ....
こんがり焼けるけむりの下で
ぼんぼちねぎまの熱いほおずり
つくねかわいや かわいやつくね
つづく玉道 こがねに丸い

塩かしょうゆかはたまたたれか
迷うもうれしや 炭火の前で
 ....
 私は女です
  子供を産めなくても
  私は女です

 私はカエルです
  鶏肉みたいだといわれても
  私はカエルです

 私は鳥です
  空にいけなくても
  私は鳥です ....
回るやら絡まるやらぶら下がるやらの困難が大変に憎たらしい鉄棒の、仕組みがいっこうに理解できない、あなたは、どのような装置なのですか、あなたは、どのようなおつもりですか、あたしをこんなにも弱らせて、あた .... わたしのものだっていうなら
わたしのものにしちゃいたいけど


わたしのものだっていわれたって
あなたは人間だから


行きたいところもあるでしょう
きゅうくつなくつぬいで


にんげんせかいからぬけだす


ひとのよははかなきものだから


とりやさかなのやうになりたくて


きゅうくつなふくぬいで


はだ ....
いつか彼が
窓枠にもたれかかって
初秋の移ろいを見つめていた
そして手を振った
優しい時間があったこと
思い出していた

雨が降り続いていた
ぱらぱら 
窓の向こうで泣いていた
昨 ....
昨日のゴミ置き場で 
幸せそうに日向ぼっこしていた 
白い便器の蓋が 
今日は無い 

腰を痛めて十日間 
介護の仕事を休んでいたら 

先月の誕生会で 
目尻の皺を下げていた 
 ....
空の
一日が崩れてゆくあたり
もういいやとばかり
投げ出されてしまった光の欠片

渚のように引いてゆく
煙のように戸惑っている
燃えつきる
その一瞬をつかもうとして競った
ぼくらは
 ....
『箱に入れました』
 それは

『箱に入れました』
 それは何故か

『思ったよりは軽いんです』
 犬でも猫でもないから

『生きているのか解りません』
 時計の音もないっぽい
 ....
きみが記してくれた言葉を考えながら歩く
きみが付けてくれた目印を探しながら進む

あとからおいで、と
迷わないように、と
くじけずおいで、と
待っているから、と

言葉を深読みしながら ....
すべているスパゲッティをすべている
わたしは
マッシュルームをすくいすくえすくう
わたしは
アサリをさらいさらえさらう
わたしは
スパゲッティをすするすするすする
かたむけて
スープを ....
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