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自分から 崩れていった さらさらと
灯なんて どうでもいいの
最初から 分かっていたわ 結末は
だから知らない 何も言わない
何度でも 生まれ変われば いいじゃない?
風がそよそよ ....
少女服脱ぎ捨て君は駆けぬける
街角、インクの乾かない朝
追いかけて非常口ドア雨上がり
無邪気な青にだまされてゆく
水にうつる言葉も意味もないグラス
残 ....
幾度かの春を迎えてみたもののリセットした振りまだ知らん振り
あの晴れた日の出来事が第一話なら明日の朝は何話目かしら
手を引かれ新たなホームへたどり着くそれすら何度も忘れぬように
....
冤罪で
しょっぴかれたく ありません
男子専用車両をつくれ
空色のアンブレラだけを携えて田んぼの中を無限に進む
図書館でお勤め始める母さんに「いち早く借りてきてよね 太宰の新刊」
赤い爪とそれが持つ黄ばんだ『人間失格』のコンビをずっとずっと ....
夕影がひたひた伸びて心ぼそい
手の鳴るほうへ手の鳴る{ルビ方=かた}へ
最後まで残るこわさに二人して
遊びなかばで遁げるたそがれ
終わらない遊戯にも似る夕暮は
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