目をとじても痛みがとれなくて

歩くのもしらふじゃふらついて

疲れているからだ

どうしたらいいのか分からなくて

     あいつも

 あいつも

      あいつも
 ....
詩を書くにあたって最も大切な掟は、
ーあらゆる「PLAY」について最もよい位置をとれ
ということである。
たとえ詩が完璧であっても、詩人の位置が、
その「PLAY」をはっきりと明確に
みるこ ....
私の心のなかには
冷蔵庫と電子レンジがあって
冷めかけた向上心は
電子レンジへ
さっきの失敗を
冷蔵庫へと
毎日、毎日、使います
使い間違えることもあって
反省のために温める失敗と一緒 ....
話すことがなくなったから
もう眠る
そんなふうに毎日を終える
行きたい場所がある
だから歩く
ボールペンを一本
手のひらにたて
倒れた先に歩いて
歩いては
四つ辻
また立て
倒れ ....
いくつもの古時計が 
まばらな振り子を鳴らす 
時の無い珈琲店 

木目のテーブルに
頬杖をついて 
ものを思う 

いつかわたしも 
衣服の抜け殻を地に遺し 
空へ消える煙となろ ....
めぐる

メリーゴーランド

そばにいて

夕日も見えない

孤独は動詞のようで

めぐる

メリーゴーランド

少し痛みに

さよならをして

天国は動詞のようで


ふざけんな

アスファルトに
 ....
呼びさえしなければ
知らずにすんだ苦しみを
あやまることしか思いつかず
ただ 宿っただけの意味を
悲しんでいたのだけれど

あれから十年以上もたち
やっと今 私だけでなく ....
わたしのあげた小さな声を
今か今かと待ちかねていたかのように
彼はわたしの身体からそそくさと出て行った

愛し合う余韻に浸ることもなく
そして満ちはじめようとした潮の流れが
素っ気なく沖合 ....
途中だった思案を開いてみる
また白紙になっていて
今日という日があるのはそのせいだ
記憶なんて信用できないもので
記録のほうがあてになるかもしれないと
毎日、一頁ずつ
日々を書き留めていて ....
誰かが託した愛がそっと
この胸で弾けた
ぱあと拡がる甘い痛み
解ける恨みを引きとめて

きゅうとなる心を
掌で握って砕こうとした
誰の思いかも判らないのに
どうして僕が苦しいの

 ....
羽根を逆立てて固めている
翼をだらだらと垂らして
洒落てるつもりらしい
胸焼けでもしたみたいに
嘴を半開きにして
眉羽をしかめている

しなだれた両翼は
地面と密接で
曲線と直線で
 ....
SM嬢が眼鏡をかける 眼鏡を外す
冬の太陽が目を差す 目をそむける

まどろむ午後の 寒冷なムチ音の
走り騒ぐ子供たちの奇声と昨日のムチ音と

暖房を弱から強へと黒 ....
淋しくても
つらくても
私は泣かない

私の気持ちは
今は
伝わらないかも

でも
あきらめず
いつかは
届くことを
信じます

口に
出しては
言えないほどの
たく ....
使いきったボールペンを

ごみ箱に捨てる、別れ、

ありがとうが自然とでる


人生は収集の場ではない


使いきったボールペンを

ごみ箱に捨てる、別れ、

ありがとうが ....
二回目のテスト結果を信じます 


天然度百パーセントを吹聴す 


吉の日に占いサイトで過ごしてる 


Bっぽくないわたくしの父は誰 


双子らと占星術の因果律 

 ....
雪が降っている
ゆっくりと
確実に
地面に
森に
山に
田畑に
人に
犬に
家々に
音も静かに
きちんと降りてくる



そんな様を見ている

景色が
無音の白にな ....
千トン用ターニングローラーの不具合で

お客様の工場での徹夜作業がつづいている

ギアが破損しているのだけれど

それを取り出そうとしても蓋があかない

バーナーでなんどもあぶってみる ....
{引用=


一 ゆらゆら、尾ひれ



  いい匂いがしたもので
  いい気になって
  追いかけて

  できないことは
  どこにもない、と
  一目散に
  忘れも ....
昔、
浜辺に白紙が漂着した。
それは昨日、
ぼくが君に貸した
本の一ページだった。
文字はおろかシミさえ無くなっていて、
大海で起こりうる時間の消失を
実証するのに充分だった。もしくは、 ....
そこは 小さな駅で
ときどき SLも通る駅で
小さな改札口の前には
電車を待つ人のために
素朴な木のベンチがあります

ベンチと改札口の間は
すぐ近くにある大きな駅に行く人の
通り道に ....
無人駅の廃れたホームに立ち
缶コーラの
残り数滴を啜り
サヨナラのハンカチがたくさん舞うような
一月の空のメランコリーを見ていた

時間は午後
暫定的に午後
そうと知ってい ....
どこに植えたのか
その場所だけは
今もはっきり覚えている

この広大な大地も
この荒れ果てた大地も

いつか菜の花畑になるのだろうと
いつかれんげ畑になるのだろうと

その光景はは ....
華やかなのは

時代ではなくて

なあ、おまえ

今どうしている

青い影を歩くのか


友よ

夏の日の葉裏よ

秋の日のコンビニよ

冬よ

春の夜のセックス ....
しんえん と呟きながら
浅瀬をえらんで 辿ってゆく
夢をつたうひんやりとした風が
時折 うなじに触れてゆく
誰かが指をつないでくれているような
そうでないような気がする

深淵
踏み込 ....
未遂なら終われない
揺るがない覆されないなら
きっかけを過失にして
なし崩し的に削ぎ落とすから

君が楽しむそれは
想像造形の箱庭
若葉で埋めた奥底の小さな鍵穴
その先に ....
{画像=110528133359.jpg}

イデオロギーも歌もみんな遅れてやって来た。
生きて来た時間と意識の時間のずれを想う。

遅れてきた少年かな ?

良くものが見えず、回りを確 ....
多摩川に架かる鉄橋を渡りきる頃
メールの着信を知らせる携帯の光が走る
両親も恋人と認める彼からのメール
簡潔な朝の挨拶に優しさ溢れる短いことば

先輩は幸せ過ぎるから

傍から見ると憂鬱 ....
初詣デート前日

明日 お参りした後
おみくじ ひくことになるだろう

『大吉』か『大凶』じゃないと 中途半端だから
さきに神社に行って『大吉』か『大凶』出るまでひいておこう

『大吉 ....
ぐちゃくちゃと ぬかるみにあしを入れながら歩いてきた
どろどろになりながら けれど汚れるのは靴ばかり


ふりかえると つづく足跡がある
ふかい森からの軌跡

うつくしくない 引きずるよ ....
ポットの注ぎ口から
授乳温度の液体ネコを流出させて
膝の上に置く

ネコは不定形
とろーり とろーり
湯気を立てて 
うたた寝をしている

ネコの脳波はカップの上で波紋を立てて
き ....
佐々木妖精さんのおすすめリスト(1374)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きみの気配- 吉岡ペペ ...自由詩308-1-22
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冷蔵庫と電子レンジ- よしおか ...自由詩5*08-1-22
散歩するように- 水町綜助自由詩708-1-22
ぢろばたにて_- 服部 剛自由詩308-1-21
メリーゴーランド- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-1-20
祈りと呼ぶ- 砂木自由詩7*08-1-20
早いひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*08-1-19
死とか臨界とか循環とか- 小原あき自由詩26*08-1-19
請負人- AKiHiCo自由詩308-1-19
支離鳥の唄- 木屋 亞 ...自由詩2*08-1-18
冬の太陽とS嬢- ヨルノテ ...自由詩308-1-18
いつかはきっと- 妖刀紅桜自由詩4*08-1-17
別れ- 吉岡ペペ ...自由詩208-1-17
占術と心理テスト- 悠詩川柳5*08-1-16
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夜の薄いひかり- 吉岡ペペ ...自由詩308-1-16
小詩集【にゃお。】- 千波 一 ...自由詩7*08-1-15
漂流- プテラノ ...自由詩1108-1-15
毛糸の花が咲く駅- さち自由詩1308-1-15
もう風の中にもない(教えてくれなんて初めから言ってなかった)- ホロウ・ ...自由詩6*08-1-14
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青い影- 吉岡ペペ ...自由詩508-1-13
拡_散- 塔野夏子自由詩12*08-1-13
「floor」- 菊尾自由詩1*08-1-13
遅れてきた少年- beebee自由詩2*08-1-12
確められないひと- 恋月 ぴ ...自由詩31+*08-1-12
おみくじ- 北大路京 ...自由詩16*08-1-12
つづく- 湖月自由詩3*08-1-11
液体ネコ- アハウ自由詩22*08-1-11

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