あなたに
抱かれて
うれしかった

淋しかったから
いつも
あなたのそばに
いたかった

あなたの
身体に
触れたのは
はじめてだった

はじめてのキス
そして
あたた ....
その


畳の変色は


きみの作品でしょ。
あたしみたの
あそこでみたの

ひとが 死んでゆくところ

あたしみたの 
たくさんみたの

ひとが 生まれて 歩いてゆくの


川と土と木があって
虫と人と動物と
植物さえ ....
{画像=080406010521.jpg}
今日もまた、
塗り込められた暗闇の中に、
言葉の波間に漂い、
わたしは浮かんでいる。
不安定で
不安で
泣きたくだってなるのだけれど、
それ ....
ねこって可愛い
飼いねこは飼いねこらしく
ノラねこはノラねこらしい顔しているよ
やっぱし育ちなのかな
ひとに媚びるのうまい飼いねこがいて
いじらしいほどノラなねこがいる
そんなねこって
 ....
  未来への現実的な不安と
  矮小でそれでいて強固な無知の塊
  それと あの娘のスカートの中の世界が
  十四の僕のすべてだった



  鼻がもげるような春の異臭は
   ....
黙り込むあなたを見習って
軽はずみに言葉を使わぬよう
恐れるべきなのかもしれない
些細な事柄も全て

退屈は限りなく死に近い
以前、死人だったことのあるわたしは
自分を守るように行動する ....
「言葉足らずでごめんね。」

君に比べれば、僕が伝えられる言葉はすごい少ない。
うまい表現や比喩とかそんなの全然わからない。

勉強はしたんだよ。少しでも君に僕の伝えたい気持ちを分かって欲し ....
 「十一月」


数減るも巨大化していく女郎蜘蛛

雨風に吹かれ散ってく夢ゆめよ

あっという間に魔に墜ちる少年期

ちりとりに飛びこんでくる今日の死蛾

焼かぬのに灰にまみれて ....
{画像=080524153641.jpg}

 冬の大通りを、兄と妹が二人で歩いていた。
 兄は妹が重たそうに持っているカバンに手を貸してやりながら、遅れがちな妹に合わせて歩調をゆるめていた。妹 ....
いまさら、

  ボクがからっぽな

リユウを


すこしづつ
みつけだしているようだ


人を
愛しているくせに

信じきれない哀しさや


自分の
ナカ ....
挨拶するわけでもなく
さよならを言うわけでもない
この世界にはありえなくて
その世界にはありえた
幻想の高原のどこか
僕らはつじつまの合わない
黄色いポストに
手紙を出しに行く
過ぎ去 ....
夢を観ていた
広い空の下で
あなたと二人
幸せな香りが二人を包む

なのに
花を手にしたその瞬間
私は今に目覚めるの
蛍光灯の光をまとって
汚れを隠し
微笑み続け
私はここにいる ....
いきおいを増し
加速し続ける時間(とき)に

取り残されてしまった
そんな君へ

「幸せの価値観なんてものは
誰が評価できるもんじゃないんだよ」

なんて言ってみたら
 ....
真っ白な

雲の向こうに見えた君の笑顔は

いつの間にかぼんやりとぼやけていく

夢の向こうの向こう側

机の上に突っ伏して

開いた教科書の中にいる

ふてぶてしい男の顔には ....
さようなら

この世を去るには完結過ぎる言葉か

あいさつでもあるこの言葉を永遠の別れのときにも使えてしまう

使い古された、使い古されてもなお新鮮な

この言葉は、私の旅立ちの言葉で ....
 ああ もう
 一日中だって眺めていてえよ
 かわいて固まっちまった顔料みたいなあいつら
 初めは 水のようだったのになあ
 ごまかし にせがおづくりに躍起になって
 おれはかな ....
お前はもう、モテている
そして俺もモテている
俺たちはスターだ ブサイクだけどスターだ
だっていつも追っかけられてるじゃないか
日々いろんな事に。
いや〜モテる男はつらいよ と言っても寅さん ....
わたしは男の帰りを待つ。
待つ時間こそわたしを
存在させる。
つまり待つことによってわたしは
男への愛情を確認している。
しかしそのことを誰にも悟られたくない。
そのため日常の動作は速く  ....
なぜ そんなにも突然に
優しい言葉を呟いて
優しい顔をしているの

いつものあなたのはずなのに
どうしてわたしはどきどきするの
あなたの言葉は呪文だ
あなたのくちづけは魔法だ
肩越しの ....
注ぎ込まれて
無味と無臭の飲み物
ガラスコップの水は

器 照明にはえて
注がれた 聖な液体 みず

私の息づかいを飲み込んで

円筒形を保って

今 筆の勢いはテーブルを揺らし ....
      
     僕はどうして生まれたのでしょうか
     どうして 生きているのでしょうか
     僕がいることで
     一体誰が喜んでいるのでしょうか
     僕が生きて ....
手紙を書こうと思います

手紙に包みたい言葉を
一つ
二つ
頭の表面に浮かべては
想いを添えて文字にします

すると
私の声が録音されて
音となって
あなたに届きそうな気がします ....
これは明日のパンだと言われた
これは明日に辿り着く岬
丁寧に描かれたここは通路
これはあなたの横顔を書いたつもり
気遅れした線が
紙への浸透で変わっていく
並べられた額縁のそれぞれのう ....
しじまというよりしじみの合間に
退屈が席巻する
それはまるで石鹸のように泡立って
老廃物に似た哀しみを
界面活性化させる
テレビなんぞを流してみても
太平洋の海面に渦潮が巻くわけじゃない
 ....
あるいは、その時の感傷、ではなくただの、感情、心の
剥がれ落ちた、かたち、そのおもてを上塗りするように、
すべらないように、注意して、歩いていく、と、見えて
くるものは、「私」のかたちとしての、 ....
{画像=110508185714.jpg}

ほら肩に蟻がいる

友達の言葉に慌てて払った。
秋の陽射しの中、
落ち葉と一緒に落ちて来たのか、
払われた蟻は水溜まりに落ちてもがいていた。 ....
不安定に揺れる天秤の上で

天国と地獄が自分の存在を誇示するために綱引きをし

紙一重で保たれる均衡の中で

右往左往しながら振り回される

決められたレールに乗る台車の上に僕 ....
 私は私が笑って死ねる場所を探したい
 と
 旅人は思うらしい
 ひょっとしたらポックリその場で死ぬかもしれない
 車に当たって死ぬかもしれない
 恨まれて誰かに殺されるかもしれない
 欠 ....
{画像=071201103529.jpg}
明るい陽射しの中、

枯れ葉の写真を撮っていると、

暖かい人の手の平を、

撮っている気がする。

年輪を重ねて一生懸命、

生きて ....
佐々木妖精さんのおすすめリスト(1374)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぬくもり- 妖刀紅桜自由詩3*07-12-7
掃除- ヲノダ ...自由詩207-12-6
くしゃみをした日- エチカ自由詩6*07-12-5
暗_夜- beebee自由詩1*07-12-4
ねこのはなし- 恋月 ぴ ...自由詩30*07-12-3
スカートの中- 草野春心自由詩307-12-3
穴居- よしおか ...自由詩2+*07-12-2
言葉、足らず。- クロイソ ...自由詩107-12-2
十一月- 楢山孝介俳句4*07-12-1
- beebee自由詩207-12-1
いまさら- Sa;自由詩107-11-30
日々- 小川 葉自由詩1+07-11-29
Go_to_one's_dreams.- 揚羽 欄 ...自由詩6*07-11-29
be_happy- れるむ自由詩207-11-29
放課後- yoshi自由詩107-11-29
さようなら- 斉木のり ...自由詩207-11-29
徒然_四- 鎖骨自由詩2*07-11-28
モテモテの日々- 新守山ダ ...自由詩207-11-28
日常- 音阿弥花 ...自由詩207-11-28
なぜ_そんなにも突然に- よしおか ...自由詩3*07-11-28
ガラスコップの水- アハウ自由詩3*07-11-28
自問無答の詩- 涙(ルイ ...自由詩5*07-11-28
神話参- はらだよ ...自由詩207-11-28
創書日和「指」_Touch- 大村 浩 ...自由詩6*07-11-27
渦を巻いてみせろよ- しろう自由詩307-11-27
祝祭- 岡部淳太 ...自由詩707-11-27
小さな蟻が地球を回す- beebee自由詩3*07-11-27
天秤とレール- kuane自由詩307-11-27
旅人の行きたいところ- doon自由詩207-11-26
枯れ葉- beebee自由詩5*07-11-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46