すべてのおすすめ
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はるか大昔に天子が山頂にのぼり
おお我が美味し国よと祝詞を上げた山は
小さいころの遊び場だった

山の中腹には幾つか洞穴のようなものもあって
 ....
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ふと目を覚ますと聞えて来た
あれは風の音!?
水を跳ね飛ばし走りまわる車の音
でも遠くうねっている潮のような音だ
風にもまれる木々の音に交じっ ....
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望みなき望みを喰らい、今日も独り呻吟する。

進むべき道を知らず、苦しみは心に至らず。

どこに向かうかを知らず、ただ左右をみて狂騒する。 ....
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種の起源を遡る
鯨にあるという地上の記憶のよう
身体の記憶に繋がる原初の記憶
納屋の藁束の上に横たわり
こころを拡げて探り当てる
目を瞑り腰 ....
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砂浜の風が
朝夕に向きを変えるように
君は気分で風を変える

冷めている空気が
暁の光に変色する時
君は急に大人びた表情を見せ
自足の笑 ....
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私の中に
醜いなにものかがあって、
私が私であるようにしている。
私の中にあるなにものかを
しっかりと掴みだして、
目の前においてみよう。
 ....
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掴まり立ちする息子を支え、
私に振り向く妻の肩先に思い出す情景がある。

思い出すとあの日私は
父親の傲慢な仕打ちに猛然と腹が立ち、
押し入 ....
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大丈夫?
そう言って母はいつも
額に手をやった
そう言えば額の熱は
手で繋がっている


39度の熱を出した
娘の額は汗ばんで
手を ....
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波打ち際に沈む
ガラス片のように
毀(コボ)れて
流れて
静かな時間の中で
出会いを待っている

満ち足りた時間が
角を丸く取り
いく ....
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もう眠ることが仕事になってしまったね。
丸くなって眠っている。
お気に入りの毛布とタオルケット。
近くのカーペットにはおしっこの染みもある。
首筋 ....
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激しい自己嫌悪に疲れた
物憂い晩春の夕暮れ、
壁に凭れながら、
眠りたいと思った時、
もしかするとこの眠りたいというのは
死にたいということなの ....
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見送る駅のプラットホーム、
走り出す京浜東北線。
大森駅。
ぼくは立つ、
見送る駅のプラットホームに。
人は溢れ、
向かう、
改札口へと。
 ....
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日は流れ、
わたしは学舎を去る。

《過ぎた日に栄光あれ。
 来るべき日に喜びあれ。》

わたしは思う、
素直に祈りたい。

《別れ行く ....
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日が沈む時、あなたは何を思いますか?
夕日がビル街に反射して
アスファルトに撒かれた水がきらめきを残している。
静かに息をひそめる温度に、
あ ....
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愛に飢えているわけではありません。
恋に憧れているわけではありません。
ただ一途に想いたいのです。
自分のすべてを忘れてあなたに
わたしのすべてを ....
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 乾いた冬空の下で、ぼくたちは白く太い息を吐きながら、
汗にぐっしょりとなってドッチボールに戯れていた。ぼく
はみんなであり、みんなはぼくであった。白 ....
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イデオロギーも歌もみんな遅れてやって来た。
生きて来た時間と意識の時間のずれを想う。

遅れてきた少年かな ?

良くものが見えず、回りを確 ....
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どんなに些細な現象が

ぼくたちを傷つけるかについては、

たとえようもないことだ。

すっぱり切り開かれた皮膚の切れ目から

どくどく血 ....
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今日もまた、
塗り込められた暗闇の中に、
言葉の波間に漂い、
わたしは浮かんでいる。
不安定で
不安で
泣きたくだってなるのだけれど、
それ ....
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 冬の大通りを、兄と妹が二人で歩いていた。
 兄は妹が重たそうに持っているカバンに手を貸してやりながら、遅れがちな妹に合わせて歩調をゆるめていた。妹 ....
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ほら肩に蟻がいる

友達の言葉に慌てて払った。
秋の陽射しの中、
落ち葉と一緒に落ちて来たのか、
払われた蟻は水溜まりに落ちてもがいていた。 ....
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明るい陽射しの中、

枯れ葉の写真を撮っていると、

暖かい人の手の平を、

撮っている気がする。

年輪を重ねて一生懸命、

生きて ....
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ここに丸まっているのはうちのジェニーです。
15才を過ぎて老犬になりました。
若い頃、肋骨の形が悪くて手術した時
勧められて避妊手術をしました。 ....
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寂しい想いや苦しい想いをもって独り
星空を見上げる者たちへ伝えよう。
東京の町は星が見えないと言うが
でも星が見えないのは地上が明るいからだと。 ....
佐々木妖精さんのbeebeeさんおすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
橿原断片_/_耳成山- beebee散文(批評 ...21+11-7-26
目覚めは雨音の中- beebee自由詩1411-6-18
眩暈する疼痛は- beebee自由詩209-4-20
恐竜の記憶- beebee自由詩15*08-10-28
君からの風- beebee自由詩2008-10-5
なにか_/_私が私であること- beebee自由詩20*08-8-31
因循と輪廻と繋がる想い- beebee自由詩18*08-8-5
額に手は繋がっている- beebee自由詩2508-7-5
硝子の欠片- beebee自由詩7*08-6-2
何時も眠っているジェニーに- beebee自由詩10*08-4-15
晩_春- beebee自由詩908-4-6
帰ろう。早く帰ろう。- beebee自由詩7*08-3-28
決別の辞- beebee自由詩3*08-3-25
タイヨウのうた- beebee自由詩2*08-3-20
人を好きになること- beebee自由詩9*08-3-1
ドッチボール- beebee自由詩5*08-2-24
遅れてきた少年- beebee自由詩2*08-1-12
現実と認識と言葉- beebee自由詩207-12-9
暗_夜- beebee自由詩1*07-12-4
- beebee自由詩207-12-1
小さな蟻が地球を回す- beebee自由詩3*07-11-27
枯れ葉- beebee自由詩5*07-11-26
丸まっているジェニーに- beebee自由詩3*07-11-22
星空を見上げるものたちへ_その2- beebee自由詩1*07-11-21

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