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金木犀をトイレの匂いと感じるほどに

ぼくは素直に毒されていた

ちいさなオレンジの花をあまり綺麗だとは思えないほどに

ぼくは自我に満たされていた


撒き散らされる匂いを

 ....
ぼくには反抗期がなかった

反抗する対象がいなかっただけかも知れない

童貞で女の子にも興味がなかった

ビートルズやオフコース

中島みゆきやYMO

それと流行っている洋楽をひ ....
腹のそこから沸き上がるような怒りをよく覚える

腹のそこから沸き上がるような喜びはもうないだろう


永遠についてばかり考えている

百億年単位で見たら

そんなものは宇宙にはないのに


腹のそこか ....
目に見える世界で生きているなら

おまえの選択は正しいんだよ

煩わしいことは切り捨てて構わないんだ

それはわがままではないんだよ


宇宙ってやつは極端な濃淡でできているんだ
 ....
こんなに悲しみで

汗だくになって

振り子になって

たっぷたっぷとしたまま

きょう死んだら

この悲しみは

永遠になってしまうのではないか


嫌いになるより
 ....
90年代がなつかしい

もう20年もたつんだ

宇宙は拡散しつづけているというのに

おれは半分の月をながめている

花火大会のあとの渋滞だろうか

宇宙は拡散しつづけているというのに

花火もこころ ....
気持ちをコントロールできなくて

ぼくらはおかしくなるのではない

気持ちをコントロールしようとして

ぼくらはおかしくなってしまうのだ


いま喫茶店をでた

のこり少ない珈琲 ....
校庭には重機やトラックが持ち込まれていた

先週のうちに校庭の土5センチをさらったのだそうだ

それが泥いろになってうずたかく積まれている

プールみたいに掘ったスペースにどぶ色のシートが ....
月は日のふりをして

夜道を照らしている

日のふりをする月を

ひとは明るいと呼ぶ


明るいひととは日を

受け止めているひと


月は日のふりをして

夜道を照らしている

日のふりをする月を
 ....
あなたがはしごを外してきた

ぼくがそこから落ちずにいるのは

愛なのか意地なのか


エヘンと黄と茶と黒の顔をして

ぶっとい緑の背を見せて

おおきな葉っぱで

おいでおいでをしておいて


あな ....
ぼくはなんにちに死ぬんだろう

そんなことばかり考えていた

幼稚園のころだ

久我山の町を歩きながら

大工さんになることばかりを考えていた

でもそれでは家しかつくれないから
 ....
過去三例しかないことが

いま同時に三つ起こっている

あしたきっと飲みにゆこう

馬鹿さわぎして

まっとうなひとに叱られよう


蓄えて

足るを忘れて

それに慣れ ....
きょうお通夜です

あしたの告別式では弔辞を読みます

とりが啼いています

ゆきがななめに降っています


おとがこだましています

車のなかで泣いています

ひとの前では ....
木はすごいよ

雨にぬれても生きている

腐らない

生きているから腐らない

木はひとりぼっちで立っている


鳥が安心してとまっている

木は鳥に安心している

いのちとはなんだろう

いのちには ....
この世でいい思いをしてもらいたい

この世で積んだあなたの徳

その果をこの世で味わってもらいたい

たとえ味わえなくっても

あなたには味わってもらいたいのだ

物質も心も性質は空なのかも知れない
 ....
安心できる場所をさがしていたんだ、きっと

安心できる場所をさがしているんだ、きっと

それが戦場であろうと

それが景色であろうと

それが人間であろうと

安心できる場所をさが ....
いつもそこにいる

あたしのこころとおんなじだ

あたしのこころはいつも

あたしのそばにいてくれている


東郷公園よこの坂道

そこをすっとくだってしまうのは

いつも惜 ....
進化、それは種の旅のことだ

過程であるのに果てであるかのように

何千万ねんをかけて旅をしている

それは木々に似ている

木々は進化のものまねをする

さきこぼれる花舞い落ちよ ....
のび太くんに会いたい

ぼくはのび太くんに会いたい

漫画の空のしたでやわらかな描線で

10才の小学生のころのじぶんに

ぼくはのび太くんに会いたい


土管の公園にゆけば会え ....
いちを超えたら

それはやはり欲望なのだ

どれだけ切なくたって

それはやはり欲望なのだ


それをしずかに見守る者よ

正眼で唇を引き締める者よ

炎を背に剣を手にする者 ....
ドライヤーで髪がさらさらになった

ボタンがあって押すとイオンがでるやつだ

見えないイオン

温風だって見えるわけではない

でも現象としては

髪はさらさらに乾いている

 ....
けっこんできなければ

わかれなければならない

それはだれから

おしえてもらうことなのだろう

彼女から?

彼女の友人から?

おれの妻から?

おれのこどもからか? ....
駅をすこし上ったところに

ウィスキーをやれる店がある

バーボンにしようか

スコッチにしようか

いつもすこしだけ悩む

ロックと炭酸水のボトル

それにナッツが運ばれてくる

あなたにこんど会っ ....
成城石井で食材をどか買いして
カラオケにいって
てきとうにBGMをかけながら
鴨のローストやよつ葉のヨーグルトや無花果のお菓子を食べて
ぼくは尾崎豊を歌い
あなたはカントリーロードやトムソー ....
ここはぼくのいる場所じゃない
だから余計真剣に事に当たる

じぶんの何かは分からないけれど
その何かをひきちぎるようにして
しぼりだすようにして事に当たる

そうやって最初っから存在して ....
たましいがつゆだくだ

秋の気配

空の雲のないところが

透明になっ



クーラーが前髪にあたっ




かなしくて幻になっていた

風が暑ぬるくほどけていた ....
またこの季節がきた
むかしの女から選挙の電話だ

感情が宗教にとりのこされてぽつんとする
勇気、無私、新たな地平、
どんな宇宙のものまねなんだろうか

宗教は、いや、宗教を選ぶということ ....
世界にはなんの
影響もない速度で高速をぶっ飛ばす

悲しくもないのに晴れやかだ
嬉しくもないのに見つめてる

普通の夜だった

この時代のなんてことはない
どっかのなんてことはない男 ....
街路樹の葉はひらべったくなっていた
この街にはもう新緑はなかった
木々や草が精子のような匂いを送り出していた

女が買い物にいくのを女の部屋で留守番した
低層階だから木々の先端がガラス戸ごし ....
危険を知らせる音ではなかった
それは自然現象のように鳴っていたのだ
線路は続くよ、どこまでも、
永遠のふりをしてまねをして
線路は続くよ、どこまでも、
人間のつくった平行線だった
うしろからのどかな警 ....
佐々木妖精さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(141)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金木犀- 吉岡ペペ ...自由詩611-10-2
あとであなたを知るまでは- 吉岡ペペ ...自由詩411-9-1
永遠- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-12
極端な濃淡- 吉岡ペペ ...自由詩311-8-10
悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩111-8-1
もうだいぶ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-7-24
寄り添うことだけが重要やねん- 吉岡ペペ ...自由詩611-7-21
ヒマワリ- 吉岡ペペ ...自由詩511-7-20
日と月- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-7-19
意地悪な向日葵- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-7-15
雲があるから空- 吉岡ペペ ...自由詩311-4-4
あしたきっと- 吉岡ペペ ...自由詩511-3-15
許し- 吉岡ペペ ...自由詩711-2-15
木は- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...611-2-13
宇宙の意思- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-2-12
安心できる場所- 吉岡ペペ ...自由詩511-2-12
東郷公園よこの坂道- 吉岡ペペ ...自由詩911-2-6
進化、それは種の旅- 吉岡ペペ ...自由詩511-2-1
のび太くんに会いたい- 吉岡ペペ ...自由詩711-1-11
いちを護る- 吉岡ペペ ...自由詩510-12-22
イオンや風- 吉岡ペペ ...自由詩510-12-18
それはだれからおしえてもらうことなのだろう- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-12
バーボンに幸せを- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-9-4
こころたち- 吉岡ペペ ...自由詩410-8-28
クライマーズ・ハイ- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-13
たましいのつゆだく- 吉岡ペペ ...自由詩1110-8-11
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩810-7-3
普通の夜- 吉岡ペペ ...自由詩310-5-28
6月- 吉岡ペペ ...自由詩7+10-5-23
踏切- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...710-5-2

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