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以前にも書いた通り、自分はこの現代詩フォーラムの投稿から
詩歴が始まる。
今まで詩を書いてこなかった自分にとって、どうやったら
詩をうまく書けるのだろう、そう思いながらあれこれと
考えていくう ....
赤色の電球が落下して
横たえた体の真上で破裂する
透き通って赤いガラスの破片が
ゆっくりと飛散し
白い二の腕の内側や
{ルビ粧=めか}した鼻のてっぺんや
潤んだ眼球に降り注いで
わ ....
なまえもしらない
ちいさな
むらさきいろのはな
あしをとめて
そっとてをのばしてみる
はなしかけてみる
いそがしそうなあしおとが
ひっきりなしに
とおりすぎていく
ずかんをみれば ....
Thank god tomorrow is sunday.
日曜日でも
朝から起きて
早く起きて セーヌのほとりを歩くの
朝靄に埋もれた塔が 少しずつ顔をだして
紺色から蒼 ....
{引用=あなたは歌うような
あしぶみで
まぶしくかすむ
曖昧な 八月十五日、は
さいわい
のびやかな放物線をえがいて止まる
おともなく
あたしは
きょう
部屋 ....
新聞社主催の文学賞に
ひとつの詩を送ってみた
いわゆる大御所さんの目にふれるとこまで
は選考に残ったのだが
評には
「命を削った言葉をぶつけてください」
というコメント
とっくに
....
星飛雄馬のお父さんが
ちゃぶ台をひっくり返したのは
実は
たった1回らしいと
誰かがブログで話してた
怒鳴って
声を荒げて
破壊して
それは新たな怒りを呼んで
そうして
本質は ....
理解のある細君 には
異論を挟む
余地は ない
ただ
ネコが だめ
とか
ネコアレルギー
とか が
あったらいけないから
ネコについては
考えないと
俺はマリオ ただの欲望
きみはピーチ お尻
ルイージを蹴飛ばせ 1UPつづけよう 無限UP
俺はメンフィス デルタの怪物
きみは三角州 毛のはえた女
サムライガールと毎日ロッキンチェアの ....
気の早い春一番は 潮鳴りのようなおとを立て
町の上空をゆくのでした
「僕ら、結婚するかな」
彼が昨夜言ったことばが、洗っていたおさらから急に飛び出してきて、ひっこめるのに苦労しました。わたし ....
とりあえず20年後か15年後ぐらいに総理大臣になろうと思う。
日本初の詩人兼総理大臣になる。
いま考えている公約としてはまず首相官邸をゼネコンとかでなく
日本全国の各市町村の腕利きの棟梁たちが集 ....
>>さて、ところで詩の余白ということに最初に着眼した方は1900年に活躍した詩人のマラルメさんらしいのです。
と前回「視覚詩と北園克衛 (と私の好きな視覚詩)について」の中で書いてからはや2ヶ月 ....
誰かに宛てて呟いた言葉
自分の中に反射させつづけ
いつ頃か数えるのは止めたけど
時に静かに時に煩く
苛むような声でなく
責めるような音でなく
吐き出すたびに鼓動が増して
稀に追い立て ....
この間から
ヘッドフォンで括った僕の世界は
なんだかひどく不安定で
1日1回
揺れる
大体震度2くらいの
初期微動
どこかで
誰かが僕を呼んでいるような気分
短い電信をキャッチ ....
続いてほほえましいニュースです
今日、O市P区Aヶ丘のI幼稚園へ
サンタクロースがおっぱいのプレゼントにやってきました
一人一人におっぱいが手渡されると、園児たちは大喜びで
かけまわったり、重 ....
前回の、視覚詩のお勉強の続きです。
○北園克衛の視覚詩
北園克衛は日本の視覚詩の先駆者で、ヨーロッパなどで視覚詩がさかんになったのと同じ時期に
(またはもっと前?北園克衛主催のモダニズム ....
詩を読んでいると、文字や文字列や余白が絵として見えることがままあります。
私は言葉のかもし出すイメージや雰囲気その他もろもろだけじゃなくて、そういう見た感じも含めて詩が好きなんだなあと、以前こちらで ....
まるで邪魔だというように
飴細工のこの脚を
らんぼうに折り曲げて
けがれのない白肌に
小さな毒ひとつ
残していった
あのかた
消そうとこすったその跡を
今になって
人差し指で ....
山月記の中島敦は32歳のときに南洋の信託統治領へ教科書編修の旅に出た
トラック島とパラオ島間は
4発の水上飛行機
朝潮に乗り
2000m上空から
輝く海の
小さい島を眺め
....
さいきん
私をみつけます
なまいきで
じょうだんみたいな手足で
おもたいランドセルをゆらしてる
あなた
胸のまんなかのスイッチは
押したら たぶん
おたがいへんな音が出る
だ ....
誤解を解いてはいけない
それが誤解であることを知られてはいけない
誤解は誤解のままでなくてはいけない
誰にも打ち明けてはいけない
それが誤解であることはあなた以外が知っていてはいけない ....
ケーダンレンのオクダをブッ殺せ!
大企業だけボロ儲け
中小下請け奴隷化し
親会社様の言うことだ
いつまでどこにどれだけの
部品を納めに持って来い
必ず来いよさもなけりゃ
二度と取引してや ....
さんざめき、少しずつきえてゆくあなたの目に映るとうめいなちずをてのひらでよむ。ほほにながれるなまえをさがすように、丁寧なしぐさで紐を解く。なまぬるい、あめ、がらすにぶつかるたび、視界をぬらしてゆく。な ....
リンクです。
http://homepage1.nifty.com/saruhobo/junk/http/http_999.html
港に来たら、花は散っていた
ノウゼンカズラが
地上に口付けている
おぉんおん、
おぉんおん
遠くではまだ咲いている
向こう岸の工場の灯だ
向こう岸の工場が
....
あの頃、君に告げられなかったことを今
***
ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ
ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
あっさりとひねりあげては
なぐって
またひろいあげる
泣いていました、ずっと
どうしようもなく 名づけられてしまったものを
青いねえ
たっちゃんは確か そう言ったので ....
「スピードの出し過ぎで、赤信号に突っ込んだようです」
「逆噴射痕は」
「なし。どうやら亜光速のせいで赤信号が」
「見えなかった?」
「いいえ、"青方偏移"で青信号に見えたよ ....
1926年秋、驚異の脱出マジシャン、フーディーニの葬儀が行われた
友人の一人が「賭けても良いが、彼はこの棺の中にもういない」と言った
実は本当にフーディーニは棺の中にはいなかった
19世紀末に極 ....
昨夜8時頃、科学者の田中耕二さん(45歳)が亡くなりました
田中さん宅で大きな爆発音がしたため隣人が窓を破って10分後に中に入ったところ
浴室で田中さんが倒れていたとのことで、運ばれた病院で息を引 ....
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