貴方は狂っている
私は狂っている
何かがおかしい
世界がおかしい

彼女の笑顔も
鳥の囀りも
風の音も
桜の花びら
私の左足
目に映るもの
耳に聴こえるもの  ....
大丈夫みんなわかってる君は優しい人
ささいなことで心を痛めて誰かのために泣ける人

きっとその瞬間にもう善悪の判断を超えている
超えているそれくらい素直な人宇宙人

がんばって救えないけど ....
宇宙旅行にでてみよう

銀河なんて小さなもんだよ
彼女はきっと映画のような
景色を期待しているはずだ

天の川には人はいないぜ
神話の世界は現実逃避
月がきれいだ君は衛星
それでも地 ....
唇に雨粒

黒い背広は急ぎ足

これでも
年寄りでも
子どもでもないから

早く終わらせたい世間話
どっちにも取れるため息が
出る

ほら
いつだって
信号は
私の目の前 ....
【ism】
{引用=にぎりっぺ研究会のお誘いを断ったのにはそれなりの理由があった。
そもそもそんなに屁のタイミングに恵まれたほうではないのが一点。
もう一点が、江頭2:50みたく絶妙のタイミング ....
傘のほね
しずく垂れるさきっぽ
ぼうっと煙るような空を
みていた

置き忘れた想い
片手いっぱい
こぼさないように抱えたまま

見つからない答えを
いつまで待つの
むらさきの花が ....
午前十時


午前十時過ぎの
屋上でひとり 夢を見てる
螺旋階段を
上るきみ
をそっ と見つめていた

代わるがわる色を映す
水 たまりの空みたいに
流れているようで
留まって ....
花巻に来ている

宮沢賢治と遠野物語の

風が吹いている

土が匂っている

せつない、ただせつない、


全車両禁煙の新幹線で

もうすぐ

この風と土から離れます
 ....
仕事の合間や休憩室で言ったり、言わなかったり
体温をはかるようぢゃないか?
揺れ動いたのは水銀か、銀箔か?
言葉がなけりゃ分りはしないのだ。きっと―
「やるせない」と、僕が思っていることを。
 ....
潮風と過ぎ来し時を背に流すさだめのごとき蒼を開いて

旅立ちの日には必ず響いてた警笛がいまつまさきで鳴る

桟橋に残したサヨナラ遠ざかる振っていた手で面舵一杯

羅針盤果て ....
白く鮮やかに咲きほこる、
一本のモクレンの木の孤独を、わたしは、
知ろうとしたことがあるだろうか。
たとえば、塞がれた左耳のなかを、
夥しいいのちが通り抜ける、
鎮まりゆく潜在の原野が、かた ....
まいあさ 鏡を割り
若くして わたしが
老いた まさにその日を
しのぶ よすがに
花鳥に 水をやる
空につるされた
大きなはねがまわる
からおとたてる
かいてんが どこか
はげ落ちたがいへきのさびしさ
人の形をしたうすいかげが
つめの先にあつまる
ことばを探している
おびえてかくれた ....
いまここに
来たるべき夜の紺青は
誰しもの
奥深くに眠る
逃れられない
悲哀の色をして


春はいつのときも
悲しみ覚えたかたちを
おぼろに映すから
すこし涙もろくなる

さ ....
  


不在に打ち震えとんのや
誰もかれもが
ひとりや


コップ、まだ洗い終わってへんねんって、
やめろって、水かけんぞ、ボケ


AIWAのCDデッキに
ジャック・ジョ ....
かしましい

と、鼻で笑うか。
構ったことじゃない。

一羽の兎が駆けるのよ。
雪肌の兎が跳ねるのよ。

 あちらからこちらへ。
 こちらからあちらへ。

草原を鳴らせ。
きゃ ....
つまづきしことも幾度と田の畦に
憩いて友は遠き目をせり

来る年も々じ仕事の明け暮れに
疑問持ちつつ野面に立ちぬ

沈丁の香りあふるる庭に居て
訪ねし人の帰り待ち居る

その昔 吾が ....
なかったことにして、アルミ缶の中にポイと捨てたもの

もう二度と缶の淵で手を切らぬよう、上からガムテープを貼る

急いで貼ったので隙間からいけないものが漏れている

水蒸気になり、手で掴め ....
公園の砂場で
車のおもちゃが死んでいた
一度も生きたことがないのに
もう自ら動くこともないのだ
近所の庭に咲く
キンモクセイが香っている
今まで見たことのある死体と同じように
嫌な匂 ....
お日様の下
おまえはかたく焼かれてしまった
ただ真っすぐ
地中から這いでてきたおまえは
涙をながす瞳さえ
持って生まれてなどいないのに

かたく焼かれたおまえの
その真っすぐな身体
それを泣いてや ....
グレープフルーツ、を{ルビ啜=すす}ると
ゆびさきやら舌先やら
なぜだかきみを、
おもいだして

グレープフルーツ、か
それとも、ぼく、か
においのあふれる
部屋になる

 ....
そのヘッドフォンは
わがままな存在と言われながらも
誰からの耳も貸さなかった
自分に流れてくる音楽に酔いしれ
他人には一切聴かせることはさせずに
自分だけの世界に閉じこもっていた
誰よりも ....
   やさしさもみんな抜け落ちて
   そいつはセーヌの流れに消えた





キリストマリアを引っかいて
破れた爪で十字を切った

 ....
生物が

水を発する

無生物が

それを含む

春だ

コンクリートの

甘い匂い

匂いとは

埃のようなものだ


テレビのうしろ辺りに溜まっている

埃のようなものだと

そんなものだと思って ....
 水が流れ、小さな波形を象りながら、水が流れ、流動し、常に変化し、透明は透明を反射し、波は闇の中に動き廻り
 川は流れ、光を包み込みながら川は流れ、あるべき方向へと流れ、何も変わることはなく、静かに ....
 隣の部屋からヒュー ヒュー ハー と星の荒い呼吸が聞こえてくる
 丘で傷ついた星を偶然見つけて家まで運んできたのだ
 この時間だと病院は開いていないので 家で看病することにした
 手当を済ませ ....
凍える身震い

何に凍えるか


それはそれは、素敵な小箱、あ、小箱は
無かった、その中にね、素敵な、氷がある、といいナ、
種を蒔くわたし、芽が出てくるわたし、生まれ変わるみ ....
ポエムみたいな花畑で
ちいさな子どもたちが
でたらめな歌を歌いながら
シロツメクサで花輪を編んでいる


リアルとは血が流れることに非ず


地雷の敷き詰められた地面に
ハチミツの ....
じゃがいも
ゆでたいな
じゃがいもに
バターたっぷりつけてたべたいな
かわがついたまま
たべたいな
じゃがいも
たべたいな
じゃがいも
だいすき

あした
やおやさんにいって
 ....
             2007/03/24
まあいいかと言いながら
バイクのエンジンを吹かす
アクセルを吹かすというのが
普通の言い方だと思うのだけと
アクセルは制御のための付属物だ
 ....
水町綜助さんのおすすめリスト(1693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
heavy_understandan- maynard自由詩107-3-28
宇宙人- 粉末自由詩207-3-28
ソニック- 蔦谷たつ ...自由詩7*07-3-28
唇に雨粒- 蒼木りん未詩・独白907-3-28
レガート- ひろっち未詩・独白3*07-3-28
あじさい- ku-mi自由詩23*07-3-28
午前十時- ソティロ自由詩10*07-3-28
花巻にて- 吉岡ペペ ...自由詩407-3-28
ある晴れた日の独り言- プテラノ ...自由詩2*07-3-27
出航- Rin K短歌22*07-3-27
三月の手紙__デッサン- 前田ふむ ...自由詩32*07-3-27
そろもん(日課の話)- みつべえ自由詩207-3-27
スラッシュトレード- 及川三貴自由詩13*07-3-27
夜光- LEO自由詩36*07-3-27
コパ・カバーナに連れてって- はらだま ...自由詩11*07-3-27
*かしまし兎*- ちと自由詩8*07-3-27
3P_「短歌2」より- むさこ短歌607-3-27
あたしが捨てた缶の中- 猫のひた ...自由詩107-3-27
キンモクセイ- たもつ自由詩1607-3-27
みみずの涙- ベンジャ ...自由詩4*07-3-27
グレープフルーツ- 千波 一 ...自由詩17*07-3-27
わがままなヘッドフォン- ぽえむ君自由詩11*07-3-27
消えろ- 水在らあ ...自由詩3207-3-27
コンクリート- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...207-3-27
朝闇の川- 結城 森 ...自由詩7*07-3-27
星と戦争- はじめ自由詩5*07-3-27
細くたぐる、糸の先の、- ヨルノテ ...自由詩207-3-27
ハチミツとクローバー- 大覚アキ ...自由詩407-3-27
じゃがいも- 壺内モモ ...自由詩8*07-3-27
まあいいか- あおば自由詩12*07-3-27

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