偽善者
と名指ししてくれたら
うっすいDS
買ってやろ

死後の名誉など
武士じゃないしどうでも
いいから
でっかいテレビ
買ってきたい


確かに彼は笑っていました
穴だら ....
眠れない夜に
眠ってしまった店を想う

焼き魚が食いたくて
冷蔵庫の灯をまさぐるが
プラスチックしか見つからない
ジュースを転がす

傷んだ腹がないている
鍋焼きうどん食おうにも
 ....
これではない、
これではない、と言いながら
なにも指し示すことができず
しかしそれは確かにあるのだと言う

散り敷いた花びらかきあつめ
その手をかかげあげても
ばからしいと言う

見 ....
鉄砲玉の家系です
誰も戻ってきはしません



吉野家へ行きました
思えばこれが東京の味でした
修学旅行の列から浸み出した
初めての味でした


今後戦争などというものへ辿り着く ....
もつ煮込み屋で
黒ホッピーと
さんまを食べる

このはらわたをねえ
日本酒で食べたらおいしいんだよね
それだったら、日本酒、たのめばいいじゃないですか
そうだねえ
そうなんだけどねえ
 ....
「遠野物語」を立ち読みしてゐると、私の横にゐた若い女が「モーツァルトの手紙」を手に取ったのだった。
うららかな春の昼下がり、店内には他に客は見当たらない。暇さうな店員が、黙々とポップ広告を作ってゐる ....
泣いた日
左手が動かなくなった日
ボケットに突っ込んだ手を
先生に注意され
からかわれた手と
庇われたことが恥ずかしくて
泣かされた日

泣かされた日
いつも庇ってくれてた友達が触っ ....
小さな神様が
春の雨に打たれていたので
傘をさしてあげた
神様はありがとうを言って
釣竿を垂れると
雨粒の中から
虹色の魚を釣ってくれた
魚は苦しそうに跳ねていたけれど
自分は誰も苦し ....
薬で眠る
あなたの一日は
たぶん
誰とも違う一日

ときどき
あなたは目を覚まし
ありもしない
歴史を説いて

目が合うと
もういい、とか
すまんのう、とか

もう
語り ....
オートバイは嫌い

あなたを
どこかに
連れて行っちゃうから

最速のスピードで
あなたを連れ出す

お願い
事故らないでね

2人乗りも
楽しいけど

オートバイは嫌い

あなたの関心を
引きつける ....
もう、
どこからどこまでが地図だったかなんて
関係なくなって
美しいことをいうよ
きみはきみで


ごらん、
すれ違う人々の両手には、何か
約束のようなものがぶら下がっているね
 ....
ああ
いくつもの候補があったよ
さくらとか、みかんとか、まりんとか
植物や風景が多かったかな

もう生まれてくる季節なんか
どうでもよくってね
まろんとか、こなつとか、みさきとか
次々 ....
月を吐け
月を吐け

王水呑みすぎ二日酔ひ
糜爛しきったのどちんこ


月を吐け
月を吐け

色白娘のおしりのやうな
まるくて大ッきな月を吐け!



 空から子猫が降っ ....
- - - - - キ リ ト リ - - - - -


瞼の裏側にしか存在しない映像がある


- - - - - キ リ ト リ - - - - -


暴力が
形を伴って立 ....
 

 二十九日の月の入りは針より細い影を爆ぜ、じっとりと赤く、まるでひとつの粘膜のように侘んでいた。地球照が薄仄かに冷めていく、そのひとつに漸く君をしる。海に還ろう、君の手を取って、僕はあの潮流 ....
 真っ黒な世界がもうすぐ終わるとか考えていた数年前の祈る手の影、新しい洗脳、未来のシンパシー、軽い衝動で。風の強い国で君を見失い、あれだこれだと結論ばかりで手を汚さずに土を掘るやり方で満足していた。僕 .... 土と肉の熱を計る
なかば眠りながら
蝉の幼虫がさくらを吸っている
土をほじくり返し
あやしたすずめをその手ずからうずめ
いらなくなった枝を突けば
まるでそこだけが日溜まりのようです
 ....
あなたが美しすぎるから 僕らは狂ってしまう
時間も距離も歪んで 上手に掴めなくなってる

錆びないセンス ステンレス
たまたま言霊 手玉に取って

夢を見てるだけでしょう
わかってて ....
 雪雲が切れたようだ。陽が射すと季節が春へむかっているのがわかる。公園の駐車場で休憩としよう。座席を後ろに倒して窓をすこし開ける。エンジンを止めてガラス越しの青空をピラーで切り取ると鳥のさえずりが聞こ .... それに
包丁を当てる夢を見る

それは
四角いスイカ

グロテスク又は滑稽
転がらないそのかたちは
妙な不安定を感じさせる
むしろ丸いスイカより

どこへも行けない窮屈さが
そ ....
週末に飲むビール
一通りのつまみを食べてしまうと
決まって君が冷蔵庫から取り出すちくわ
飲み物がワインや梅酒にかわっていても
決まってちくわと練りわさび
その動作を観察する僕

君は
 ....
 真夏の夜だ。
蛙の鳴声。その、むせ返るような自由さ。或いは、
青春の悪徳を手に―体育倉庫から盗んだバレーボールを片手に、
的外れなコートの上に、田んぼの中にぼくらは突っ立っていた。
「試合よ ....
自分ではないような
人生だった
母さんがそう言うので
じゃあ母さんの人生は
どこにあったの
と、僕が聞くと
遠くを見つめる
母さんのまなざしの先に
僕ではない僕が
母さんではない母さ ....
エンジンのいらない 未来の飛行機が ひんやりとしずかに 旋回している メキシコのような景色の あちらこちらで 牛の化石が見つかり どれもこれも 老衰に違いない 長い時間を生きたのに 石になるまでには  .... よなかのカラオケチャラのやさしい気持ちでかわいくなれたらやさしくなれた
しろくろのよるがひとのこえでやらかくなるきもちよくなっていいの、
いっしょにおんなのこできるの、
りぼんむすびのてほどきを
さけ ....
うんこ


メモ用紙のすみに鉛筆で走り書き
それはただのうんこ
つまらないうんこ

活字のうんこ
活字でうんこ
それはちょっとした事件
活字「うんこ」は読むものの ....
きっちり塗っていたのに
反対車線にはみ出す
雲が蜘蛛が雲の隙間から太陽や太陽が鋭い爪を
刺す
差す
おおきなおおきな
くも
はみ出た者を串刺し
みんな応援している
手拍子が聞こえる ....
西大路さんと東大路さんにも同じチョコ贈りました。
三個のうち一つは激辛ハバネロ入りのチョコレートです。
放課後、「誰が食べたでSHOW?!」を開催します。
女子みんなで誰が食べたか当てて盛り ....
白くまが
冬に飽きて夏を生きている
空へ掲げた太陽から
モーター音がする
眩しくてほんのり暖かい
故郷ではインテリアでしかない太陽だ

夏の代名詞は軋みながら首を振り
永久凍土に芽生え ....
{引用=
コンビニエンスストア
レジにバイトのオバちゃん
ビターの板チョコ1枚だけ買おうとする若い男
店内、他に お客はいない


レジ:おにいちゃん、なんでチョコレート買うねんなぁ
 ....
水町綜助さんのおすすめリスト(1693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とりつかれた者- 佐々木妖 ...自由詩7*08-3-18
ひと炊き- 佐々木妖 ...自由詩23*08-3-18
花あそび- 渦巻二三 ...自由詩1108-3-17
ora- 佐々木妖 ...自由詩13*08-3-16
さんま- 夏野雨自由詩57+*08-3-15
医学生- 三州生桑自由詩208-3-12
二色- 佐々木妖 ...自由詩33*08-3-11
神様- たもつ自由詩12*08-3-11
桜の街- umineko自由詩26*08-3-9
オートバイは嫌い- 風音携帯写真+ ...4*08-3-5
透明船- 石田 圭 ...自由詩2908-3-4
いのちのなまえ- 佐野権太自由詩46*08-3-1
月を吐け- 三州生桑自由詩4*08-2-26
アンダーカバー- 大覚アキ ...自由詩3*08-2-26
海に殺人- 雨を乞う自由詩3*08-2-23
ランプとジャンクション- 雨を乞う自由詩5*08-2-22
胎動- soft_machine自由詩16*08-2-20
ベクトルは_いつも_幸せに向けて- 北大路京 ...自由詩25*08-2-20
蝉の砂時計- たりぽん ...自由詩9*08-2-20
四角いスイカ- 餅月兎自由詩5*08-2-17
ちくわ- 智哉自由詩108-2-17
ホースで水をかけてくれ- プテラノ ...自由詩3*08-2-17
人生- 小川 葉自由詩208-2-17
SF- 砧 和日自由詩11*08-2-17
だれかとあいしあいたいの- ki携帯写真+ ...108-2-17
活字「うんこ」- 餅月兎自由詩9*08-2-16
虹について- 七味とう ...自由詩14*08-2-15
2月14日、チョコレートと一緒に- 北大路京 ...自由詩13+*08-2-14
太陽の下で- 佐々木妖 ...自由詩10*08-2-14
2月14日、前日のコンビニ- 北大路京 ...自由詩19*08-2-13

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