今の自分にできることは
何もないのかもしれない
あったとしても
今までの自分ができたことよりも
ずっと少なく
今のみんなができることよりも
ずっとずっと少ない
だからといって他人を恨むこ ....
薄情なのは
どうやら僕も君も彼も彼女も
みんなそうなんでしょう。

無礼なのは
どうやら僕も君も彼も彼女も
みんなそうなんでしょう。

きっとみんなわかっちゃいないんです。

愛や ....
?.

木曜日に最後の晩餐をして

金曜日に くちづけられて
磔にされて 血を流して 死んで

三日後に もう一度生まれる

手のひらには穴が開いたままで ....
 遠くから早朝の街のざわめきが聞こえてくる 僕は早朝の東京が好きだ
 光化学スモッグと酸性雨の詰まった雲とその他諸々の物質 化学物質の無限構造になっている東京の覆われた空 特に排気ガスで空気が汚れて ....
きみは幾千万ぼんの花畑

おいらはそこに寝転がって

ぐるぐるぐるぐるしまくって

きっと泣いちゃうんだろうな


やっと会えたよって

会えなかったより

会えたほうがよか ....
開いた股の上で 
上下する{ルビ顎=あご} 
薫る黒髪の間から見上げる 
{ルビ女猫=めねこ}の瞳 

( にくが、唇に、すわれてゆく 

天井に
重なるふたりの影 

仰向けに横 ....
仏のようなよい人に 
ゆるせぬ人がいるのなら 
わたしに誰がゆるせよう 

あの人がわるい 
わたしがわるい 
と 
手にした糸を引き合い 
こんがらがる 
日々の結び目 

力 ....
春の夜の公園は寒かった
暖かい陽射しに守られていた時は
ベンチに老人が座り
子どもたちが走り回って
木々も上へ上へと伸びていた
そこには春の温もりが広がっていた
日が暮れるとともに
公園 ....
悠々と二羽の鳥が、碧い空を裂いてゆく、
       鮮やかな傷口を、
銃弾のような眼差しで、わたしは、追想する。
  その切立つ空を、あなたの白い胸に、捧げたい。
  
     ・・・・ ....
{引用=註)まず、めちゃめちゃ長いと思うので時間がない人は、時間があるときに読んでいただけるとうれしいです、そして、長くてごめんなさい、拝}








   一


おれ ....
   「時空」がさがを育むから
   いとおしくなるのだろうか
真昼の有機物も真夜中の無機物も
クロノスょ 黙殺しないでおくれ
カイロスょ 軽蔑しないでおくれ
尊い重力で遂に腎虚の身となった ....
西日が射している
ヒバリが飛んでいる
あ、誰か来た

青い屋根と黄色い屋根の上に
星が落ちました
僕の家の屋根は白いです

腕時計を買ってもらった
子供がはしゃいで
腕をぶんぶ ....
友達と呼ぶ時
少し気後れしてしまうが
知り合いと呼んでしまうのは寂しい
私に黄金町を教えてくれたのは五つ年上のKさんだった
女子高生が一人で歩くのは危ないよ
彼はそう笑った

駅の改札を ....
ゆう焼けへ いちりん 金属は湿っている

唇は乾いている



それは四月六日

信号は点滅している






{引用=fromAB}
1.

金属は湿っている
雨は歌っている
窓辺にはカーテンが
幾百万の色調とともに
輝いている
絵の中の小人が歩き出す
時計は止まっている
目を閉じている人がいる
ある夜のことを思 ....
 .... 「頭がわりぃんだよなあ」

「俺の側に寄ってくるのは、いつも子供と犬だけなんだよ、」


「団地のさぁ子供はよ〜どんなに頑張って眉間にシワを寄せたってよ、無視してやってもよ、話しかけ ....
お父さんの背骨の近くを押していく
淋しい箇所がいくつかある
大きくなったら学者かバスの運転手になりたかった
と、よく言っていた
結局学者にもバスの運転手にもなれず
十年前に地方の小さな薬局を ....
十万円で買ったパチンコ必勝法が
まったく効果はないと知り
ガンキャノンはパチンコ台を叩いて店を追い出された
かつてガンダム達と一年戦争を戦った勇姿の面影はない
年金を酒と博奕につぎ込む日々を彼 ....
お台所で
平目は五枚に下ろすのよって
ちょっと得意げにしているわたしも
豆鯵は指でおろすの
ほら、こういうふうにって
えらのところに親指をねじ込んで
躊躇なく{ルビ腸=はらわた}をひねくり ....
わかりあえる なんて これっぽっちも思ってないから
せめて わかりあえてるポーズだけでもしようか
微笑みあって 握手して ハグして

それさえもできない相手とは 殺しあえばいいじゃないか
心 ....
しなやかに雨

しなやかに現実


必要に駆られて夢を見てるのは数時間のみ

終わってしまえば、夢も食べ物に取って変わる



声が枯れる

煙草が不味い

 ....
なたね梅雨、濡れ葉に皐月近づけり

緑に薄青き色を添えし衣着る娘立ちおれり

わずかに微笑みておれり

路に水流れ、曇り空、

夕餉の魚持ちてゆっくり歩む帰り道
 ....
彼の乗った船が エーゲ海で消えた

滅多にあることでも ない



彼の乗った船が エーゲ海で消えた






遠州浜の海岸線は 遠い砂浜
波に運ばれる 白い砂と 生き物 ....
寒く乾いた
においがしたよ
手を握って
温もりがしたよ

遠くで何かが
鳴いている
近くで僕が
泣いている

風を切って
車を抜かし
君と二人で
現をぬかす

そこの兄さ ....
珈琲牛乳の色をした空には
夜と朝とが 文字通りに交じり合う
季節はそこに存在する唯一つの風景だ

一年、二年、三年、と
過ぎ去った時間の数を数えているのだが
両手だけでは足りない ....
背中の星が重いから
飛翔しても
飛翔しても落ちる
てんとう虫の
ちいさな宇宙

野の草のように
持ち上げたものの重みに
ひとも耐えているが

あまりにも大きなものの中で
あま ....
 あの年の冬は雪が少なかったなぁ
 と記憶の中であの年の風景を思い出して1?積もった雪の上を踏みしめたりつま先で地面で穿り返したりしている
 自分の部屋から眺める外の景色は普通なのだけれど 毎回毎 ....
去年は、フェンスの内側から、

桜を見ていた。

今年は、フェンスの外から。

たった一年で、なにもかも変わった。

「この桜さえもなつかしく思い出す」

去年書いた文章。
 ....
水町綜助さんのおすすめリスト(1693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今の自分にできることは- ぽえむ君自由詩8*07-4-7
嘆くこと- 蔦谷たつ ...自由詩807-4-7
SEMANA・SANTA- 水在らあ ...自由詩2707-4-7
空と東京都庁と性欲処理場とベーコン- はじめ自由詩5*07-4-7
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