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落雷と白煙の雨が降りつづいていた
蛍光灯に照らされただだっ広いフロアで
わたしは暮らしやお金の為に働いていた
セシウムが含まれているかより
帰り道にはやんでいるかを考えていた
出力した資料 ....
雲が
うえを向いている貴女の横顔
話かけてもいいか
さいきん
おれな
ドアとか扉とか
くぐるたびに思うねん
ドアとか扉とか
くぐるたびに思うねん
おれ成長したよって
雲が
う ....
オートバイは嫌い
あなたを
どこかに
連れて行っちゃうから
最速のスピードで
あなたを連れ出す
お願い
事故らないでね
2人乗りも
楽しいけど
オートバイは嫌い
あなたの関心を
引きつける ....
よなかのカラオケチャラのやさしい気持ちでかわいくなれたらやさしくなれた
しろくろのよるがひとのこえでやらかくなるきもちよくなっていいの、
いっしょにおんなのこできるの、
りぼんむすびのてほどきを
さけ ....
{引用=
『たん純にさ、
考えすぎなのかもよ。
しん呼きゅうしてさ、
だれかのうでに甘えてみるのも、
たまにはいいんじゃないの?
あんがい近いところに ....
自明なるものに囲まれているから
ぼくらの内側では
一切の悪が育ってゆくのだ
風景としての自分に
すっかり慣れてしまったぼくらは
生まれた瞬間からすでに年老いている
という叫びの正当性を ....
この花のなまえを
誰か教えてください
いま
ぼくの町では
いたるところで
この花が見受けられます
公園や
植え込みや
垣根や
アスファルトの隙間で
去年はそんなことはなくて
今年この花がいっぱいに ....
去年は、フェンスの内側から、
桜を見ていた。
今年は、フェンスの外から。
たった一年で、なにもかも変わった。
「この桜さえもなつかしく思い出す」
去年書いた文章。
....
女の子なんだからタバコやめた方がいいよって言うけど
あんたの方こそやめた方がいいよ
ただでさえ男は寿命が短いんだから
子供つくって家族やってる未来も
縁側でお茶すすってる未来も
全然遠す ....
枯れちゃったのかな
なんて思いながら
それでも毎日
お水をあげてた
去年バーゲンで買った
小さな盆栽
生きてたんだね
赤い芽が可愛い
あたし、目が悪いんだよ。
ホントに悪いんだよ。
なのに
君のことは一瞬で探せちゃうんだ。
自信あるよ。
現に世界の何億人のなかから、あなたに出会えたじゃない?
そして懐かしさというのは
何にも代えられず
見えない過去に怯えるよりも
今を愛したいと思うのに
どうかあたしを
過去ごと愛して
そんな願いは理不尽ですか
ダイコンの花がさいたよ
ニンジンもがんばれ
流れて。
落ちて。
滲んで。
消えて。
手を振って。
生物が
水を発する
無生物が
それを含む
春だ
コンクリートの
甘い匂い
匂いとは
埃のようなものだ
テレビのうしろ辺りに溜まっている
埃のようなものだと
そんなものだと思って ....
マンガ喫茶の塀の下
細かな花が咲いている
まるで銀河を見るようで
自転車とめて眺めてる
過去を知り、受け入れなさい
現在を見渡し、理解しなさい
未来を眺め、望みなさい
そして、死ぬまで、生きなさい
ついつい目に留まる薄紅の、
大輪に恋して瞼を落とす。
雲が一つもないから。
青と白の境界線を探してみた。
あそこから、
あそこまで。
だよね?
解んないから、
そんな感じで。
あおかった。
一人で
車を走らせてる
夕暮れ
どこまで
誰の所へ向かうのか
知らず
頭の隅で
虚無の気配を感じつつ
知らぬ顔
一人で
抱えたそれを運んでいる
一人で
真白で。
輝いてて。
絵の具のような。
ペンキのような。
雲じゃないような。
真白で。
真白な。
真っ白なんだ。
玉ねぎの薄皮の細胞組織
だからなに?
と言われても困るけど
でもこれで
バランスがとれた気がする
天体望遠鏡だけじゃ
だめだよ
やっぱり
おそらく犯人は、チューガクセイだ
彼らは初めてのお酒を1ヶ月前に飲んで
初めてのタバコを一週間前に吸って
きっと、まだ、全然童貞だ
ね、時間と希望だけは誰よりも持ってる向こう見ずな ....
こういう表現もありかなと思って投稿しました。単純ですが…
きょうのお日様は
もうすぐ
海に沈んでいくよ
つめたい風
うちよせる波
お魚は釣れなかったね
もう少し
幸せなときに
偶然 会おうよ
恥ずかしい
忘れていたなんて
どうかしてる
生まれたこと
手に手をとって
風に陽に
戯れて咲く
水族の呼気を満たし
肋骨を開いて浮く
揺らぎのなかで
ターン