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　真夏の夜だ。
蛙の鳴声。その、むせ返るような自由さ。或いは、
青春の悪徳を手に―体育倉庫から盗んだバレーボールを片手に、
的外れなコートの上に、田んぼの中にぼくらは突っ立っていた。
「試合よ　.... 電線の仕組は分からない
とにかく君のことばかり考えてしまう
国道沿いの、看板のライトの下から見上げる
電線を。向こうの夜空も

僕は官舎にテレビを持ってきていない
新聞も、ラジオもない
　.... 風もなくて―
今日もぼくは、陽気にツバメをとばしていた 真夜中だというのにその旧工場には
明かりがついている。次々にプレスされていく文字。
ここからじゃよく見ない。僕は玄関をでて
実際に見に行かなくちゃならない。 仕事の合間や休憩室で言ったり、言わなかったり
体温をはかるようぢゃないか？
揺れ動いたのは水銀か、銀箔か？
言葉がなけりゃ分りはしないのだ。きっと―
「やるせない」と、僕が思っていることを。
　....

水町綜助さんのプテラノドンさんおすすめリスト（5）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
ホースで水をかけてくれ	- プテラノ ...	自由詩	3*	08-2-17
声のない夜	- プテラノ ...	自由詩	7*	07-5-21
凧	- プテラノ ...	自由詩	5*	07-4-8
[:spot	- プテラノ ...	自由詩	6*	07-4-6
ある晴れた日の独り言	- プテラノ ...	自由詩	2*	07-3-27

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