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寝起きに、桃を探してしまった
腐った桃の匂いがしていて
いつかの甘いあの味が、
まだ、口の中を漂っていく
鼻孔まで浮かんできては、落ちてゆく
はっきりとせ ....
飲み干した缶のウーロン茶
無くなってしまったベンチ
夜の自動販売機
高校生の襟首
まっすぐな
まっしろな
失敗をしたことのない
厳しいあなたのことを
た ....
「頭がわりぃんだよなあ」
「俺の側に寄ってくるのは、いつも子供と犬だけなんだよ、」
「団地のさぁ子供はよ〜どんなに頑張って眉間にシワを寄せたってよ、無視してやってもよ、話しかけ ....
しなやかに雨
しなやかに現実
必要に駆られて夢を見てるのは数時間のみ
終わってしまえば、夢も食べ物に取って変わる
声が枯れる
煙草が不味い
....
メロンパン焦がして旨し朝ごはん
朝がくるのよ
夜が明けたら
―AM6時、人の少ない井の頭線の車内―
ガラの悪そうな細身の男がシルバーの携帯で喋っている。
靴下は赤と青のりんご模様。
茶色の便所サンダルを履き、
黒のパリッとしたスーツ、ハンチングを被 ....
ロマンチックなんていらねーよ
ささやかな秘密もいらないんだよ
全貌を早く耳打ちしてくれよ
パズルのピースの上に俺は立っているんだ
あんたが完成されてくれ
....
すぐに煙草に火をつける
うすっぺらの下着をさがす
うすっぺらの何かをポイとする
水をゴクンと飲む
目はあわせない
キスはもうしない
ラブソングが申し訳なさそうにかか ....
また忘れそうになる
朝のほんのわずかな時間だけ、星が猛スピードで動く
いつ死んでしまってもおかしくない
でも、いま死んでもいいと思える朝方の奇跡が起こる
落っこちるのならこちら ....
ロジカルにこと細かなセックスは西日を誘い、推定の快楽が運ばれる。時計はいつのまにか半回転する。お決まりの味、しかし夕日の落ちた珈琲。何をしようが変わらない、雲がこちらを見つめている。薄い布団に背中 ....
なかったことにして、アルミ缶の中にポイと捨てたもの
もう二度と缶の淵で手を切らぬよう、上からガムテープを貼る
急いで貼ったので隙間からいけないものが漏れている
水蒸気になり、手で掴め ....
回想もしていなかったから、寂しくもなかったのだ
あなたがしてくれたことが沢山あった
楽しい皿洗い
どうしてこうなってしまったのかなんて考えもしなかった
生気を吸い取る青い布団というものが、
東京から一時間のあるアパートの一室に存在する。
大抵そこに住むのは働かない小説家で、ジェントルメンだ。
ジェントルメンとは、慎ましく、積極的でなく、淫靡 ....
彼はわたしにグレープフルーツを剥いてくれている
私が一房で満足してしまうと、次は自分のため、ゆくゆくはグレープフルーツのために剥けない薄皮を時間を惜しまず丁寧に剥いてゆく
彼は私のパンツの ....
歌を音を色を光を愛せば永遠だ
壊してしまいたい
あなたにウィスキーを投げつけてしまいたい
あなたのちっぽけな愛を恥ずかしめてしまいたい
ずっと一緒にいたい、よりあなたが憎いと言 ....
水町綜助さんの猫のひたい撫でるたま子さんおすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
_水辺で見た夢のこと
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猫のひた ...
自由詩
1
07-5-21
_
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猫のひた ...
自由詩
2
07-5-9
ロマンスカーで隣合ったチンピラの云うには、
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猫のひた ...
散文(批評 ...
1
07-4-6
フィクションのファンクション
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猫のひた ...
自由詩
2
07-4-6
日のおわり
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猫のひた ...
俳句
3
07-4-4
やらせろよ_1分
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猫のひた ...
散文(批評 ...
5*
07-4-3
井の頭線、向かい席の独り言が聞こえた
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猫のひた ...
散文(批評 ...
3
07-4-3
あっというま
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猫のひた ...
自由詩
1
07-4-3
エイプリルフールの真実
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猫のひた ...
自由詩
5
07-4-2
踊り疲れて朝がくる
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猫のひた ...
自由詩
3
07-3-30
あたしが捨てた缶の中
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猫のひた ...
自由詩
1
07-3-27
ごめんなさい
-
猫のひた ...
自由詩
3
07-3-24
ジェントルメンの憂鬱
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猫のひた ...
自由詩
5
07-3-22
グレープフルーツ
-
猫のひた ...
自由詩
6
07-3-20
切れるもの
-
猫のひた ...
自由詩
4
07-3-15
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