散らさなくとも
散りゆくもののそのままだから
    浜辺
    知らせ
    島を生んで
同じ高さが
同じ高さのままで違うから
    猛り
    迎え
     ....
三月も残り僅かとなり
ほころびかけていた桜の花も
一輪また一輪と開き始めてきました
桜の花が満開となり
その花が散り始めると
思いだす事があります


由美子姉さんとは実家も近所で ....
 問題

  新幹線とダンプカー
  どっちのほうがかっこいいでしょうか



 答え

  ダンプカー
  なぜなら新幹線にはウィンカーが付いてないから
くるぶしの水位で哀しみが満ちているので

じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ

とっても歩きづらい


どうせなら肩くらいまで浸かっちゃえたら

のんびり平泳ぎでいくのにな
風が時にそうであるように
春の詩は私たちに随分とつれない。

褪せた色の春が私たちにもたらしたのは、
決意という無限くらいだろうか。

望まなかった過去を
無理に思い出させてどうするとい ....
どちらも候補地
(どちらかが選外?)
星は軌道に浮かぶ船
船上で溺死かよ
アジアで輪廻かよ
でもいつか
何かのあかつきには
海面から
墓地から這い出して
昭和を

どっちが二十世 ....
死ぬほど
痛いと思ったら
めずらしく
背中に 星が
ささっていた
どこかで聴いたことのある歌
その旋律が 流れてくる
思い出せない
歌の名前
思い出せない
記憶の糸が絡まっている
それでも
どこかで聴いたことがある
それは確かなのだが

思い出せ ....
花はピンクに咲いている
木々はプリズムに映えている
だがゆめはいつしかおらと浮気する

木漏れ日がまぶしい
空の変身がうらやましい
だがゆめはいつしかおらと離婚する

街の四つ角で信号 ....
昼を見ても、夕方を見ても、

夜も、朝も、

まどろっこしい人々に苛々している

幸せなんかあるのか、なんて思ってしまう

街明かりが、家々の明かりが、

まどろっこしい人々を照ら ....
東北ゆきの新幹線

平野の夜を

細く小さく進んでいる

人影のない模型に

明かりが


車って、

誰か乗ってないと、

動かねえよなあ、


東北ゆきの新幹線 ....
地面をどーん
地面をどーん
顔いっぱいにサングラスを押しあて
一歩一歩
うまれてはじめての風景を踏みしめて
赤ければエビであって
つるっぱげのタコ、血眼の猫であって
ピンクの自転車は貧血 ....
ふと
アパートの鍵をなくして
アパートの前で
うろつく事
約三十分

ポケットの中から
靴の底まで
脱いでみて
どうでも良くなること
それから
二十分後

どこかにでも
落 ....
ああ、窓を開けてしまったじゃない
開けちゃいけないなんて
分かりきっていたのに

目の前には白い山
涙眼で鼻の頭を赤くして
不細工なあたし

むずがゆいわ

もっと差し込んで欲 ....
あの日はきっと春だったと思う
部屋に置かれた
アジアンタムの葉がそよいでいた
近くのスピーカーからは
小鳥のさえずる声をバックにした
ピアノ協奏曲が流れていた
窓から差し込む光が
やさし ....
泥を かわして
かわして また 泥

すきだとか きらいだとか
そんな難しいことは あとからになさい
もっと ずっと あとからになさい
余裕がでるまで 待ちなさい


 陽をあびて  ....
 夜はこんなにも静かだ
 僕の知っている人達はみんないない
 もっと言えばこの天球の世界に人間はいない気がする
 宇宙は球体なのだ
 僕は外に出ていつもの草むらで倒れ込んで星を眺める
 プラ ....
 君に逢うために生まれてきた
 夢の中では隣にいるのに
 目を覚ますと君はいない
 夢の中でしか君に逢えないのだ
 だから僕はいつも眠るのを楽しみにしている
 眠るのは一瞬だけど夢の世界は永 ....
風強い毎日

桜吹雪のように舞う桃色

自転車で走りぬけ 感じる春
この耳にきこえる
君の声も
すべてまぼろし

君の肌にふれたこともない
君と五分も話したこともない
私の中にあるのは
すべて理想化され再構成された


私は自分の宿命を悲しまない ....
世の中はいろんな難しいことがあるけれど
心を変えるのが
一番難しい

心は 目に見えない
心は さわれない
しかし 耳を澄ませば
きこえてこないか
命の鼓動が
冷えきった宇宙に 今
 ....
母を想って作った歌を
有線で聞くと心が痛くなる

相変わらずの親不孝で
若いうちに家を出て親など知らぬで
過ごしてきたけれど

親になって
どれだけの愛で子を想うのか

わかるから ....
鏡がふいに斜めを向き
部屋のすみが溶けて明るい
鏡のなかには無色の柱
扉の前には銀の曇


銀はひとり歩き出し
窓を向いては立ちどまる
たたんたたん たたんたたん
素足の ....
それはまるで
幼さの残る少女の媚びた笑みようで
みずみずしい色気が匂い立つ

薄いピンクの蕾がほころび
少しグリーンがかった白い花は
もう満開


春はなんだかエロティックだ
そこ ....
「いまきたとこ。」笑って裂けた唇を何度も舌で撫ぜるチューリップ
 
 
 {ルビ辛夷=こぶし}です、わたしはずっと。咲き終わりの白木蓮じゃありません
  
 
 長身のあなたは隣にいないけ ....
ガングロ真理子は
渋谷の無気力をたくさん抱えて
コングロマリットになったらしい

クロマグロ律子は
海の悩みを代わりに引き受けて
コングロマリットになったらしい

こんがりパリ彦は
 ....
すくわれた
一匹の蜜蜂の羽音
渇いた微風にそよいだ
草木の乱れ
鋭い鎌をたずさえた
物を乞う義足の少年
まちかまえる
一頭の蝶の不確実な飛翔
その美しい軌道
転々と巡礼を続ける修行僧 ....
心って
呼ばれてるものの大きさ
物差しで
図ってみたい
 
きっと、それは
頭の中にいるんだと思う
それなら
最高でも10センチくらい
 
頭蓋骨とか
神経とか
邪魔なもの取っ ....
嫌いな物の名前を

3回続けて言ってみる。

なんだかちょっぴり

勝った気分になって

あと3回言ってみる。
喉が渇いたので 
駅のホームのキオスクで買った 
「苺ミルク」の蓋にストローを差し 
口に{ルビ銜=くわ}えて吸っていると 

隣に座る 
野球帽にジャージ姿のおじさんが 
じぃ〜っとこ ....
水町綜助さんのおすすめリスト(1693)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
降り来る言葉_XXIX- 木立 悟自由詩1107-3-27
さ_く_ら- 川口 掌自由詩18*07-3-26
ウィンカー症候群- 大覚アキ ...未詩・独白307-3-26
水位- 松本 涼自由詩1007-3-26
春の詩を書くために- ブルース ...自由詩3*07-3-26
静かの海で溺れ死ね_豊かの海で野垂れ死ね- 吉岡孝次自由詩207-3-26
そろもん(大吉の話)- みつべえ自由詩707-3-26
無名の歌- 岡部淳太 ...自由詩13*07-3-26
交差点- 信天翁自由詩307-3-26
咳やまぬ春- 吉岡ペペ ...自由詩407-3-26
平野の夜- 吉岡ペペ ...自由詩207-3-26
ぼくらのいちにち- 七味とう ...自由詩5*07-3-26
なくても- ねなぎ自由詩507-3-26
- ひめと自由詩607-3-26
きっと春だった- ぽえむ君自由詩14*07-3-26
ぬかるむはる- 千波 一 ...自由詩25*07-3-26
ふたり- はじめ自由詩5*07-3-26
希望- はじめ自由詩4*07-3-26
桜ひらひら- 空 春色自由詩6*07-3-26
統合失調症を患って- 渡辺亘自由詩2+*07-3-26
心から命へ- 渡辺亘自由詩4*07-3-26
あの歌です- mac自由詩5*07-3-26
銀指響- 木立 悟自由詩807-3-26
誘う春- 海月まり ...自由詩607-3-26
花三つ- ポッケ短歌2*07-3-26
コングロマリット- シリ・カ ...自由詩5*07-3-26
未完のマントラ- もりおか ...自由詩11*07-3-26
3.2センチ(あくまで予想)- 倉持 雛自由詩607-3-25
好きの見つけ方- 來稚自由詩2*07-3-25
車内の隣人- 服部 剛自由詩33*07-3-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57